おはようございます。水野です。
今日は、読者の方から頂いたメッセージを読んで、
感じたことについてお話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
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● 水野に物申す!
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先週金曜日に発行したメルマガで、朝青龍の件について
書きました。
品格を問うという事
→ https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/1098793.html
さすがに旬のお話でもあり、賛否併せてたくさんのメッセージを
頂きました。
その中で、ある意味今回の問題を見事に象徴している様な
メッセージを頂きました。
それは、こんなメッセージでした。
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朝青龍の品格について、
「他人の品格を言う前に自分の品格を問うべき」
とのご主張は相撲に思い入れのない方ならではの意見ですね。
通常の人間に対してであればこの主張もごもっともかと
思いますが、横綱にはあまり適用されない、というか
適用してはいけない考え方ではないかと思います。
横綱は相撲界の最上位、つまり日本国技のトップに
位置づく存在です。
我々日本人が、品格のない横綱に対して物申さなければ、
誰がその役割を担うのでしょうか?
まぁ、そもそもそんな品格のない力士を横綱にすること
自体が問題だと思いますが。
とにかく、横綱の品格をはじめ、もう少し日本の国技に
関心を持つべきだと思いますがいかがでしょうか。
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いやはや、叱られてしまいました(汗)。
確かに、日本の国技に無関心というのは、日本人として
頂けないかもしれませんね。反省反省。
しかし、これを読んで、改めて思ったのですが、
「物申す」
ことって、本当に意味のある行為なんでしょうか?
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● 物申すことにどんな意味があるか
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元々、朝青龍はやんちゃ坊主だったようで、昔から
横綱としての品格に欠ける行動が多かったようですね。
相手の髷を掴んじゃったり、ガッツポーズを取っちゃったり。
で、その頃から、たくさんの人たちが、朝青龍に物申して
きたのではないかと思います。
「横綱としては云々」
「横綱たるもの云々」
先の人の言葉を借りて言うなら、相撲に思い入れを持ち、
横綱としての品格を求める人たちが、一斉に朝青龍に
物申していたわけです。
しかし、その結果はどうなったでしょうか。
横綱としての品格を持つことが出来ないまま、
暴行事件を起こし、朝青龍は角界を去りました。
この事実を、物申してきた人たちはどう受け止めて
いるんでしょう。
自分たちの声が、朝青龍に届かなかったことについて、
どう考えているのでしょうか。
相撲にこれといった思い入れのない私が、
これら物言いをする人たちを見ていて感じたのは、
■ この人達は相撲に思い入れはあるが、
朝青龍自身への思い入れは感じないな
という事でした。
モンゴルの強い少年を相撲界にスカウトして、強さを
武器に番付を上げてきていた中で、精神的にはさほど
成長しないまま、横綱になってしまった。
すると、周りから、横綱という枠をぶつけられてくる。
しかも、横綱とはかくあるべき、ということではなく、
「それは横綱としていかがなものか」
といったような、明確な基準もない当人否定の物言い
ばかりを子供のようなメンタリティの人間に浴びせ
続けた。
もしこういわれる人物が、これを読んでいるあなただったら、
果たしてどうなるでしょうか。
この物言いを続けていったら、あなたは立派な横綱に
育つんでしょうか。
実は、こういった
「人を育てない物言い」
というのは、角界だけでなく、あちこちで見受けられます。
「男なんだから云々」
「女なんだから云々」
「課長になったんだから云々」
「部下たるもの云々」
人を育てようとする時に、その人自身ではなく、
「その人の置かれた立場」を全面に持ち出し、
その立場を全うせよと迫ってくる人って、
非常に多いんですよね。
それでもまだ、その立場における理想像を明確にした上で、
こうあるべし、と伝えているのなら良いのですが、
たいていの場合、そういったあり方は一切語られず、
その人の行動、言動に対して
「それじゃいかん」
「あれじゃいかん」
という当人否定のコメントを絶えず浴びせ続けているだけ、
というケースが少なくありません。
でも、こういう物言いが、言われた当人に響くことは、
まずないでしょう。
たいていは、受け入れがたい、不快な言葉として処理
されてしまうと思います。
そんな物言いを、たくさんぶつけていくことに
果たしてどれだけの意味があるのだろうと、私は
大いに疑問を感じるのです。
物を言うなら、相手に伝わるように言うこと。
そのためには、その人の置かれた立場を明確にしないまま
押しつけながら、お前はダメだというような攻撃的な物言い
ではなく、相手に思い入れを持って、受け止められる
メッセージを伝えることに、心を砕きたいと私は思います。
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今日のトーク術・まとめ
立場を押しつける物言いではなく、相手に伝わる物言いをしよう
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しかしながら、私自身、言葉や文章を元に商売いしておりますが、
■ 言葉は実に無力である
と、常に感じております。
いくら考えて良い言い方をしたって、言葉だけでは、
決して伝わらないし、言葉だけで人を育てることなど
出来ないんですよね。
言葉は、それを発する人の行動とワンセットになって、
初めて効力を発揮する物だと思っています。
やるべきことをやってない人、言ってることを
実践していない人が、いくら正しい物言いをしても、
そんなものはただの雑音でしかないと思うんです。
だから、私は、先日のメルマガで、
「品格は人に問わずに自らに問おう」
といっている訳なんです。
自らに問い、その中で自分自身の行動を律していく姿を、
物事に取り組む姿を見せていくことが、口先ばかりで
物言いするより、よっぽど相手に伝わるんですよね。
今回の朝青龍問題は、相撲界の問題だけではないと
私は考えています。
人の育成の問題であり、同じような問題が、あちこちの
家庭、学校、会社で、山のように起きているのです。
たから、自分たちの足元で、似たような問題が起きている
ような状態で、他人の育成問題に物言いをするのは、
ちょっとみっともないよな、と思うんですよね。
人にとやかく言う前に、まずは自分の身の回りのことに対し、
出来る限りのことに取り組んで行く。
特に、私の様に、文章や話で仕事をする人間は、ついつい
行動を伴わない言葉を使ってしまう誘惑に駆られてしまいます。
だからこそ、言葉ではなく、自らの行動を通じて、メッセージを
発信していくことを、私は肝に銘じて生きていきたいと思います。
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● 編集後記
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昨日は久しぶりのつかり風呂。
猫たちも、興味津々でお風呂に入ってきます。
風呂の上に簀の子を置いて、そこで本を読んで
いるのですが、その簀の子の上に乗ってきて、
湯船に貼ったお湯を舐めたり、肉球でチョイチョイ
したり。
その姿がかわいくて、ついつい見入ったりちょっかい
出したりして、結局持ち込んだ本はほとんど読めず。
でもまあ、楽しかったからよしとしましょう。
さて、昨日の我が家のネコブログはお休みです。
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