サイトアイコン よむ注射 ~水野浩志のメルマガバックナンバー~

演技は是か非か

おはようございます。水野です。
さて今日は、昨日のメルマガに寄せられた、読者の方からの
ご質問に、お答えしたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 良い人ぶっていませんか?
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昨日のメルマガで、最高のお客様になろう、というメルマガを
書きました。
【最高のお客様を目指そう】
  →  http://bit.ly/aCdN0w
すると、読者のmさんからこんなメッセージを頂きました。
  学生時代、バイト初心者で愛想笑いも上手ではなかったため、
  気持ちの良い丁寧な接客と笑顔を「演技」していました。
  いつの間にか「演技」が沁みついていたおかげか、退店時に
  態々御礼を言われることもありました。
  今はただのサラリーマンです。
  相変わらず人と接するのは得意ではありませんが、
  日常業務だけでなく会議打合せ等の色々な場面で
  「演技」をします。
  ここでも「演技」が「心がけ」になっていくことを
  実感することもありますが、「良い人ぶる」ことと
  紙一重なのかな、と思うこともあります。
  説明が足りないかもしれませんが、水野さんはこの
  「演技」についてどう思われますか?
mさん、ありがとうございました。
なるほど、これは非常に興味深い疑問ですよね。
私自身も、この件については以前考えたことがありました。
そのことについて、今日はお話ししたいと思います。
 
 


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  ● 演技は是か非か
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演技という言葉は、本来は演劇の世界で使われる言葉ですが、
これが日常生活やビジネスの世界で使われると、あまりよろしく
ない言葉の意味合いとなりますよね。
確かに広辞苑には、演技という言葉の意味のひとつとして
 「いかにも本当らしく振る舞うこと」
という表現が載っています。
こういう意味を見てしまうと、なんか心にもないウソを
つくことが演技だと思ってしまいますよね。
しかし、実際に演技をしている役者さん達の話を聞くと、
彼らはウソをついているとは思っていないようです。
彼らは、演技をするとき、
 ★ 徹底的にその人になりきる
という努力をします。
  その人物のその時の考え、感情、思いはどうなのか。
  この行動を取る背景とは一体何なのか。
  どんな人生の経緯を経て、この台詞を言っているのか。
一流の役者になればなるほど、こういったことを徹底的に考え、
役作りに励みます。
凄い人になると、体までその人になりきるために、歯を抜いたり、
数十キロの減量をしたり、トレーニングで鍛えたりという
肉体改造までします。
その努力たるや、素人の私たちなどの想像を遙かに超えて
いますよね。
その時、彼らは「その人の振り」程度のウソの気持でいるでしょうか。
私は、決してそんなことはないと思います。
 ★ 自分自身が本気でそうであると信じられる
まで、徹底的に心身ともにその人になりきっていくんです。
ここまで、本人が信じ切った上で発する言葉や行動は、
もはやウソではないでしょう。
本気で恐れ、本気で愛し、本気で怒る。
その時に起こすこれらの行動に、みじんのウソもありません。
その上で、その行動をより伝わりやすく表現するために
演技をするわけです。
本気を持ち、その時の気持をより伝わるように演技をする。
ここに、ウソとか、いい人ぶる、という、中途半端なものは、
一切入り込みません。一流の人ならば。
だから、もしあなたが、演技とすることを、うわべだけ
取り繕うようなモノだと認識していたとしたら、ぜひ、
一流の役者を見習って、心底そう思うように、心からの
役作りに取り組んでみてくださいね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
  心からの役作りをした上で、その気持を伝えられる演技をしよう
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それでもなお、しっくり来ないという人もいるかも知れません。
「しょせん、役なんだから、芝居が終われば気持ちも変わるでしょ」
こんな事を考える人もいるかも知れませんよね。
でも、私はそれがおかしいことだとは思わないんです。
だって、なにも演じていない普通の生活をしていたって、
気持ちや思いは、コロコロと変わっていきますよね。
ちょっと前までは凄く好きな人だと思ったのに、
食事の取り方ひとつで100年の恋も冷めた、なんて
話はよく聞きます。
それと、演劇の世界で言われる役柄と素の違いと、
どれほどの差があるのでしょうか。
いや、むしろ私は、役者のような生き方の方が、
素晴らしいのではないかと思うのです。
なぜなら、素のままの状態で生きるということはつまり、
■ 周りや他人の環境によって自分の気持ちが変わってしまう
のに対して、役者のように生きるとは、
 ★ 自らの意志によって気持を造っていく
事になります。
この生き方の方が主体的であり、また生きていて楽しいんじゃ
ないかと、私は思うんですよね。
心にウソをついて、うわべだけ取り繕う行動をしていると
心身ともに疲れ果ててしまいます。
でも、心からそう思って行動すれば、活き活きとした毎日を
送ることが出来ます。
どちらの人生を歩むかは、皆さんの意志で自由に選択出来るのです。
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   なかなかお返事ができませんが、
   もし良かったら一言声かけて下さいね。
 
 
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  ● 「雑談のルール」のご紹介
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友人の松橋良紀さんが3冊目の本を出しました。
タイトルが「雑談のルール」というもの。
このタイトルを聞いたとき、「自分も書きたいテーマだな」
と思い、良い本になりそうだなあ、と感心したんですよね。
で、先日早速頂きまして読んでみたんですが、
知らない人と会話が出来ないとか、普通に話していて、
なかなか会話が弾まない、という悩みを持っている
人には、とても良い本でした。
そもそも、松橋さんご自身も、元々は話がうまくない
人だったようです。
それは私自身も、彼を見ていてウソ偽りはないだろうな、
と思っています。
でも、そんな彼とお話ししていると、とても気分良く
他愛のない話で盛り上がれるんですよね。
今回の本を読んで、なるほど、こういう事を気をつけ、
心がけていれば、緊張やストレスも感じずに、見知らぬ
人とコミュニケーションが出来るんだな、と思いました。
そんな、雑談のルールが101個、これでもかというくらい
たくさん紹介されています。
特に私がいいなと思ったのは、89番目の
【一期一会を大事にするな】
というルール。
人によっては、これを聞いて気色ばむかも知れません。
しかし、この言葉の裏側にある意味と、これをあえて書いた
松橋さんの想いに触れれば、きっと皆さん納得されるはず。
本当に、苦手意識を持った人に優しく書かれた良本だと思います。
なお、本日9の8:00から明日10日の23:59まで、
お祭りをやるそうです。
この時間内に、「雑談のルール」をアマゾンで購入すると
12名の著名人の方との対談音声が手に入れられるとのこと。
ちなみに、私もその中の一人として、松橋さんとお話
させていただきます。
雑談が苦手な人、初対面の人との話が苦手な人は、
これを機会に、是非この本を手に入れてくださいね。
お祭りの詳しい内容とお申し込み方法はこちら
 → http://www.nlp-oneness.com/article/13669483.html
 
 
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  ● 編集後記
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今日の話で出てきた役者の人たちの役作りに関して、
更に詳しく知りたい人は、是非ガラスの仮面を
読んでみてくださいね。
天性の才能を持つ北島マヤと、努力の天才である姫川亜弓の
壮絶なる役者としての戦いのドラマ。
ここでの役作りの話は、鬼気迫るモノがあります。
でも、しょせん漫画だ、などというつまんない受け止め方は
しないで欲しいんですよね。
私なんか、こんな風にいきたいと思ってるんですから。
……やっぱ、暑苦しすぎますかね?
さて、昨日の我が家のネコブログ。
何回見ても、瓦版屋の啓介は笑えます
 → http://ameblo.jp/keisukeatumi/day-20100408.html
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