おはようございます。
水野です。
さて今日は、宮崎で起きている痛ましいあの
出来事について考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
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● 口蹄疫、その知られざる裏側
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今、宮崎県で大きな問題になっている口蹄疫。
家畜の伝染病の一つであり、法定伝染病に
指定されています。
致死率は、成畜の場合、数%程度ですが、幼畜の場合は
50%に達するそうです。
人にはよほど濃厚な接触でもない限り感染はしないそうですし、
仮に感染ても症状はそれほど重くはなく、きちんと治療を
受ければ死ぬこともないもの。
それでも、家畜への感染力は強く、伝播力も非常に高いため、
感染した家畜が見つかった場合、その家畜は殺処分され、
根絶するまで、そのエリアの家畜は移動制限が掛かるため、
畜産農家の方たちからは非常に恐れられているものだそうです。
今回、10年ぶりに口蹄疫の被害に遭ってしまった宮崎県。
この件に関して、マスコミが色々と報じているようですが、
そこでは報じられていない、といわれている、2つのお話を
ネットで見つけました。
どちらも、現場の畜産農家の方たちの生の声であります。
ひとつは、生々しい殺処分の修羅場を伝えるもの
【地獄絵図】畜産農家を、遠くから言葉でいじめるのは辞めて欲しい
→ http://www.twitlonger.com/show/1cgs5m
愛情かけて育てた動物たちを、殺処分しなければいけない
畜産家の方たちの悲しさは、想像を絶するものがあり、胸が
締め付けられるような気持ちになります。
いったい、こういう事態を、誰が招いてしまったのか。
世間では、10年前の反省が活かされていない、という
現場への批判の声も多く上がっているようです。
しかし、当事者であり、10年前の口蹄疫被害を経験している
ある畜産農家の方は、このように語っているようです。
「10年前の口蹄疫流行経験者の言葉」
→ http://togetter.com/li/22413
今回の口蹄疫は、初期の症例がとてもわかりにくかった上に、
感染力が10年前のウイルスの比ではなかったこと。
そんな中で、感染被害を抑えるために、現場は十分すぎる
努力をしていることが伝わってきます。
さて、あなたはこのふたつを読んで、どう思われるでしょうか。
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● 責任というものの使い方
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こういった問題が出てくると、かならずと言っていいほど
■ 責任問題
という話が出てきます。
そして、この言葉を御旗の錦に掲げながら、世間の人々が
■ 犯人捜し
を始めます。
声高に、あいつが悪い、こいつが悪い、と大騒ぎをし、
悪者に名指しされた人は、責任を取れと攻め続けられます。
さらにその人の周りの人たちは、陰湿ないじめをうけることも
よくあります。
私はいつもこういう状況を見るに付け、大きな憤りを
感じるんですよね。
それは何かというと、責任という言葉の扱い方です。
あのように、声高に悪者探しをして糾弾する人たちは、どうやら
■ 責任は追及するもの
だと思っているようにしか見えないんですよね。
でも、私思うに、本来は
★ 責任とは果たすもの
だと思うんですよ。
それなのに、自らの責任を果たす前に、人の責任を追求する
ことに、莫大なエネルギーを投ずる人が少なくない。
もちろん、マスコミには「報道する責任」というものがあり、
そのプロセスにおいて、責任追及をするプロセスが必要と
なることもあるでしょう。
ですから、ここではあえて彼らに対しての是非には触れません。
それ以上に、そのマスコミの切り取ってきた報道に対して、
世間一般の私たちが
■ 無責任に人の責任を追及する
事だけは、厳に避けた方が良いと、私は考えています。
そうではなく、この事態に対して、
★ 自らが果たせる責任ある行動をみつけて行動する
事にこそ、力を注ぐ。
私は、そう考えて行きたいんですよね。
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今日のトーク術・まとめ
責任は、追及するものではなく、果たすもの
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過去、私はこのメルマガで、世間を賑わした色々な人を
取り上げて来ました。
その中には、世間的なイメージでは悪者に相当する人を
取り上げながらも、その人を責めず、違った切り口から
皆さんの役に立ちそうな考え方をお伝えした事も多々ありました。
その理由も、今回お話ししたとおり、人の責任を追及するより、
自分の果たせる責任を果たそうとして想いの表れであります。
しかしながら、そういうメルマガを書くたびに、
「お前はあいつの肩を持つのか!」
「悪いやつを悪いと行って何が悪いのか!」
といったメールがわずかですが届きます。
多分、今回の件についても、
「しかしやっぱりあいつが悪い」
的なメールを送ろうとする人がいるかもしれません。
でも、そんなメールを書くくらいならば、どうか宮崎の農家の
方たちに激励と応援のメールを書き、募金をしてください。
私個人にしか目に触れない悪者を責めるメールを送るよりも、
あなたのメッセージが当事者の方たちの励みになるような……
そういった行動こそが、事態を見守る私たちが果たすべき、
責任なのではないだろうかと、私は思うのです。
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● 編集後記
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宮崎の畜産農家の方たちは、本当に今おつらい時期かと思います。
愛情注いで育てた動物たちを、断腸の思いで処分してまで、
日本の食文化を守って下さっている皆さんの努力には、本当に
頭が下がります。
今まで、私たちは皆さんの愛情もって育てられた牛や豚を、
機会あるたびにおいしく食べさせていただきました。
これからも、皆様の愛情が、日本人の食卓に届けられることを
願ってやみません。
そのためにも、事態の早期沈静化と、一日も早い畜産業の
復興をお祈りし、義援金もささやかではありますが、納め
させて頂きます。
事態復興の暁には、また宮崎産の牛肉・豚肉の美味しさを、
心から堪能させて頂くことを、楽しみにしております。
さて、昨日の我が家のネコブログ。
逃げられてしまいました……(泣)
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