おはようございます!
水野です。
さて今日は、週末だった1月1日の振り替えとして、
2009年1月9日に発行したメールマガジンをご紹介しましょう。
では、早速参りましょう!
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● M-1グランプリで思い知らされたこと
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先日も、メルマガで取り上げました、M-1グランプリ。
もう年の瀬の恒例行事として認識されていると言っても
いいくらい、注目を浴びていますよね。
しかし、先日、とある記事を見てびっくりしたのですが、
M-1に関心を寄せる地域格差が関東と関西とでは
もう大きな開きがあったんですよね。
関西地区では、最高視聴率が43.1%、平均視聴率が35.0%。
それに対して関東は最高視聴率でも30.3%と、関西の
平均視聴率にも及ばない数字。
もちろん、関東の視聴率も、大変素晴らしい数字ではあるのですが、
関西の関心の度合いに比べたら、やはり足元にも及ばない、というのが
私の感想であります。
話変わって、私は、講師育成のセミナーなどもやっているのですが、
そこに参加する人たちから、
「どうやったら、参加者から笑いをとれますか」
という質問を受けることが良くあります。
私自身、要所要所で笑ってもらえるような気遣いをしている
ところはありますが、でもやっぱり、関西の人たちほど、
自然に笑いを日常化しているかどうかは、疑わしいものがあります。
ですから、笑わせ方を教えてくださいと言われると、
ちょっと困ってしまうのですが、あえて言うならば、
この視聴率の違いこそが、笑いを生み出す秘訣なのかも
しれないと思うのであります。
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● 人を笑わせる力を身に付けるには
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では、人を笑わせる力を身に付けるためには、どんなものが
必要なのでしょうか。
ひとつに、技術、というものがあります。
しかし以前「トリビアの泉」という番組で、笑いを研究している
学者達を集めて「誰もが笑ってしまうようなギャグを作る」
という挑戦をしていたのを放送していましたが、そこで出来上がった
ギャグは、お世辞にも面白いものだとは思えませんでした。
ほかにも、笑わせるための技術本を読んでみても、確かに
面白かったことを分析した技術は書かれているものの、
それを実践して果たして人を笑わせられるか、ということに
ついては、いささか怪しいものがありました。
ということは、笑いというものは、小手先の技術では、
生まれない、ということなのでしょう。
では、笑わせる力を身に付けるためには、どうしたらいいでしょうか。
ひとつには才能というものがあるかもしれません。
これはこれで、明確にあるか無いかがはっきりと分かるものですから。
しかし、才能が磨かれるという環境も必要であるはずです。
その点、大阪は、そこに住む人達が、笑いを理解し、愛するという
文化を持っています。
これは、他の地域の人たちとは大きく違うところであり、なおかつ、
笑いというものに対して、他の地域よりもイニシアチブを持っている
ところだと思います。
こういう文化に属するって、自分の力を磨くに当たっては
とても重要なことだと思うんですよね。
文化とは、日常の中で、当たり前のように存在するもの。
もし笑いを身に付けたいとしたら、才能ももちろん必要でしょうが、
それ以上に、笑いの文化に日常的に触れていくということに対して
努力を払う必要があるかもしれませんね。
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今日のトーク術・まとめ
笑いを身に付けたければ、笑いの文化に触れる努力をしよう!
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今回は、笑いについて取り上げましたが、これは、笑いに限らず、
自分自身が身に付けたいこと全てに対して言えることだと思います。
本を書きたいと思ったら、本を書くことが当たり前の文化に触れる。
勉強したいと思ったら、勉強することが当たり前の文化に触れる。
文化、という言葉、抽象的ですが、私の考えを簡単に言ってしまえば、
★ 自分が求めることを当たり前に実践している人たちの集団に触れる
ということになると思っています。
人を笑わせることが当たり前、と思っている人たちの
中で育てば、当然人を笑わせられる感覚も身につくでしょう。
それと同じで、自分が身に付けたい考え方があるならば、
そういった考え方を実践している集団の中に、積極的に
入っていく、ということなんですよね。
私自身、本を出したい、と思っていたときに、まずやっていたことは、
★ 本を出している人たちの集まりに参加した
ということでした。
そしたら、自分でも本を出すことが当たり前、みたいな気持ちに
なってきて、それから1年もしないうちに、出版が決まって
しまいました。
私の身近にいる人たちも、ほとんどの人たちが出版をしている
様な状況です。
その人達も、ほんのちょっと前までは、本を出すことなど
夢のまた夢、という人たちだったにもかかわらず。
ということで、笑いだけでなく、自分がこうなりたいと思って
いるのならば、それを実現している人たちのそばにすり寄って、
彼らの考え方、生き方を、身をもって体験し、それを身に付けて
みてください。
それが、小手先の技術を学ぶよりも、全然早く自分の想いを
実現する方法だと思いますよ。
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