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水野です。
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さて今日は、日曜日から始まったテレビドラマを見て
感じたことをお話したいと思います。
では、早速参りましょう!
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● 江口洋介、校長先生役に挑戦!
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昨日の夜9時から、フジテレビで「スクール!!」という
おそらくは、久しぶりの学園ドラマが始まりました。
私はあまり日本のテレビドラマは見ないのですが、
このドラマは、CMや番組宣伝を見ていて、教育
というものに関わる人間として、是非見ておきたい
と思ってたんですよね。
物語は、江口洋介扮する、元トンネル工事のリーダー、
成瀬誠一郎が、民間人校長としてとある小学校の校長に
赴任し、学校を立て直す、というお話です。
いやあ、トレンディドラマの役者さんが、校長先生を
やるような世代になったとは、隔世の感がありますが、
それはさておき。
着任早々、成瀬は学校の奇妙なしきたりや出来事に出会う
ことになります。
まずは、生徒は男女区別無く「さん」付けで呼ぶこと。
これは、「くん」と「さん」と呼び分けるのは、
男女平等の観点から問題がある。
また、生徒を呼び捨てにしたり、あだ名で呼ぶというのは
特定の生徒に対して必要以上の親近感が生まれ、それが
ひいては体罰などに結びつく恐れがあるから駄目。
朝礼では、座りたければ座っても良い。
辛いのに無理矢理立たせると体罰と認められる。
それに、現代っ子は中年並みの身体能力なので、
無理をさせることは出来ない。
さらには、いじめの現場を目撃しているにもかかわらず、
副校長は「いじめがない」と言い切り、その問題に
先生みんな触れようとはしない。
少々デフォルメされて表現しているのだと思いますが、
生徒の呼び方などは、本当にあるんでしょうね。
でも、江口さん分する校長が主役で、先生たちと
対立している、という構図である、ということは、
きっと、視聴者の多くの人は、学校側のこのやり方に
違和感を感じているということなんでしょうね。
しかし、なぜ誰が見ても変だなぁ、と思えるような
おかしな話が、当たり前のような状況になってしまう
のでしょうか。
私なりに考えてみた理由は……
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● 問題をなくそうとすると問題が生まれる
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実は、こういったおかしな話というのは、学校だけでなく
仕事の現場でも、そこかしこに転がっています。
・部下を厳しく叱責するのはパワハラになる
・女性社員を「ちゃん付け」で呼ぶのはセクハラである
なんて言うのは、分からないでもないけれど、でも何となく
おかしい、と思うような話の筆頭だと、私は思うんですよね。
では、なぜ、こういった、おかしなことになってしまうのか。
それは、おもしろいことに
■ 問題をなくそうとするから
なんですよね。
普通に考えれば、問題をなくそうとすれば、問題は
なくなるはずです。
でも、話がおかしくなるようなことになってしまう
時というのは、たいていは、
■ 人から不満や文句が出てくることで問題化する
という場合であり、その問題の対処方法が
■ 不満や文句が生まれないような場当たり的なルールを作る
ということで生まれてくるのです。
くんやさんを使い分けると男女差別になる、ということで
呼び方をさんで統一する、とか、ちゃん付けで女性社員を
呼ぶとセクハラになるから、ちゃん付けで呼ばない、なんて
いうものなど、まさに
■ 出てきた文句に場当たり的ルールをした典型例
だと思うんですよね。
その結果、何が起きているかというと、まさにこのドラマで
描かれたような「何とも気持ちの悪い、奇妙な世界」が
生まれてくる、というわけです。
本当の問題というものは、文句が出なければ無くなる、
というものではありません。
事実、先に挙げたようなばりばりのセクハラ・パワハラ行動を
取りまくっている上司がたくさん居る会社であるにもかかわらず、
それらの上司が部下たちから信頼され、愛されている、という
人なんて、いくらでもいます。
生徒たちを呼び捨てにしたり、体罰に準ずることをやっていても、
生徒たちから厚い信頼を寄せている先生だって、おそらくたくさん
いることでしょう。
問題を解決する、ということは、人から文句を言われなくする
ことではありません。
そこにばかり意識を向けてしまい、おかしなルールを作って
いたりしませんか?
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今日のトーク術・まとめ
人から文句を言われないためだけの場当たり的ルールでは問題は解決しない
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では、どうしたら、おかしな話にならず、問題がきちんと
解決できるようになるのでしょうか?
実はこれはとっても難しく、簡単には語りきれない話だと
思うんですが、あえて誤解を恐れずに言うならば、
★ 文句を言う人間の言葉に振り回されない
ということが重要になるかと思います。
これは、文句を言う人間を無視しろ、ということではありません。
ただ、文句というのは、往々にして、表層的な出来事に対して、
個別論的な形で生まれてくることが多いので、それにうわべだけで
対処していこうとすると、変なルールがたくさん生まれてきて
しまうんですよね。
そんなことより、もっと重要なことは、学校で言うならば、
どのように生徒を育てるのか、ということのはず。
その理念やビジョンがあったうえで、それを実現するために、
何をすればいいのかを考えることが、本当は大切であるはず。
しかし、文句が出てくると、そういった理念やビジョンを
忘れてしまい、ついついその言葉ばかりに気持ちがとらわれ、
結果的に場当たり的な対処をしてしまう、というのが、
おかしな話になっている現場の状況なのではないでしょうか。
とはいえ、そういう状況がまかり通ってしまっているのは、
出てくる文句に場当たり的に対処していかなければ、現場が
回らないほど、大変な状況になっているからなのかもしれません。
現場で働く人たちの心中は、察してもあまりあるでしょう。
しかし、もしそうであったとしても、周りから文句を言われない
ようなルールを作ったり守ったりすることばかりに腐心して、
大切なことをおろそかにして居ないか、常に確認だけはして
欲しいと私は思うのです。
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