おはようございます!
水野です。
さて今日は、ネットで見つけたある画像を見て思ったことを
お話してみたいと思います。
では、早速参りましょう!
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● 火という字の書き方で減点
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この間、ネットでこんな画像を見つけました。
→ http://twitpic.com/4be8hy
画像の見えない人のために説明しておくと、ある漢字テストの
「火」という字の採点で、先生がある理由で1点減点をして
いるというものであります。
その減点理由というのが、
「火の字の左側にある点が立てていなかったため」
というもの。
解答欄に書かれた字は、左から右に向けて点が書かれて
いましたが、この点は、きちんと立てて書くのが正しい
のだそうです。
この採点について、上記サイトに寄せられたコメントは
大きくふたつに分かれていました。
ひとつは、先生の採点が良いという人。
こういった、細かいところにも目を行き届かせて
間違いを指摘してあげるのは素晴らしいし、この
減点で、生徒もしっかり記憶に残るだろう、といった
論調で支持する人たちです。
しかし、こちらはかなりの少数派。
多くの人たちは、この先生の採点に批判的なようです。
細かすぎる、とか、難癖をつけているとしか思えない、
といったような論調が多いようです。
さて、あなたはこの採点をした先生のことを、どう思いますか?
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● 減点をするということ
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私も、この画像を見た直後は
「これはちょっとひどいな」
という印象を持ちました。
しかし、それ以上に気になったのは、
「この先生は、この減点を通じて、何を伝えたかったのだろうか?」
ということなんですよね。
もし、この採点で伝えたいことが、
「細部にまで気を配ることの大切さ」
であるとしたら、この減点をした趣旨というのは理解出来る
点もあります。
しかし、もしこれが
「間違っているところを指摘し、正しいことを教えるため」
ということであると、ちょっと問題があるのかなあ、と
思うんですよね。
というのも、このたぐいの正しさというものは、ある程度の
許容度というものがあるものなんですよね。
例えば、今回の「火」の書き方についても、学習指導要領を
見る限りは、点が傾いていたとしても、充分に許容範囲に
収まるようです。
もちろん、点を立てた方がより正しいといえるのかも
しれませんが、許容範囲内のものですら減点してしまうと
生徒本人の学習モチベーションの低下もさることながら、
★ 許容範囲を認めない人間に育ててしまわないだろうか
ということのほうが、私は心配になってしまうんですよね。
子供にとって、テストで間違っていないと思っていたところを
減点されるということは、結構大きなインパクトなんですよね。
しかも、この生徒は、火の減点で、満点を取りそびれてしまった
とのことですので、かなり大きなインパクトを与えたことに
なります。
そのインパクトが、生徒の今後に、どのような影響を与えるか、
その点をどこまでこの先生が考えて採点したのかを、是非伺って
見たいと思うんですよ。
もし、そのあたりのことを考えずに、自分の正しさの基準に照らし、
外れていたから減点をした、と言うことであれば、それは教育の
プロとしていかがなものかと思わざるを得ません。
私としては、そうでないことを祈りつつ、減点された生徒が、
器の広い人間に育ってくれることを願うのであります。
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今日のトーク術・まとめ
減点という行為を通じて、何を伝え、何を教えるのか
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このメルマガでは、頻繁に「正しさというものの弊害」について
書いてきました。
私が、正しさというものに対して、特に問題があると感じるのは、
★ 正しいと思った瞬間、思考停止が起きる
ことなんです。
正しいことを知っているつもりの人間は、それが正しいと
思うがゆえに、そのこと自体を疑わなくなります。
そして、例えば時が流れ、それが必ずしも正しいことでは
無いという状況になっても、正しさを検証することなく、
世間ずれした正しさを持ち続けてしまいます。
これがいわゆる思考停止という状態です。
まあ、それだけならば本人の問題で終わるから良いのですが、
正しいことを知っていると思っている人間の中には、
■ その正しさから外れたことに対して攻撃を行う
人が少なくないのです。
本人は、その攻撃を、とても良いことをやっているつもりでいて、
さらには正義感なんてものも感じていることも多々あるようで。
思考停止した人間が、身勝手な正しさを振り回して攻撃してくる
というのは、本当に本当にはた迷惑なんですよね。
今回の件でも、火を減点した先生が、
1.答案用紙を見る
2.火の右の点が立っていない
3.間違えてる!減点だ!
4.答案用紙を返すときに、したり顔で説教
と、脊髄反射的な対応で、生徒に教育をしていないことを
切に願うのであります。
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● 編集後記
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被災地も、徐々に復旧が始まっていて、家を失った方たちも
仮設住宅に移動できるようになりつつあるようですね。
しかし、その仮設住宅には、ペットとの同居が不可なのだ
そうです。
我が家も猫を二匹飼っているのですが、この子たちは
大事な家族なんですよね。
だから、もし引き離されたとしたら、身を切るほどつらい
思いをすると思います。
被害に遭われた方たちの中にも、ペットと一緒に助かった
ものの、家を失った方たちもたくさんいらっしゃることと
思います。
そんな方たちも、ペットと一緒に暮らせる仮設住宅を
確保すべく、署名活動を行っている方がいらっしいます。
阪神淡路大震災の時も、同じやり方で、ペットと同居できる
仮設住宅を確保できたのだとか。
ペットを飼われていない方たちからすれば、この非常時に
わがままなこというな、と思われるかもしれませんが、
ペットを飼っている人たちにとっては、自分の子供と
何ら変わりがないくらい、大切な存在なんですよね。
ということで、もし良かったら、この署名活動に
協力してあげて下さい。
詳しくは、うちのかみさんのブログからたどってください。
→ http://goo.gl/CU54Y
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『私の成長物語』としてまとめてみました。
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