おはようございます！
水野です。
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さて今日は、相手のニーズをどうやって知るか、という
ことについて考えて見たいと思います。
では、早速参りましょう！
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● サンドウィッチマン、故郷を憂う
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昨日の日曜日、フジテレビで朝に放送されている番組
「ボクらの時代」を見ていたら、サンドウィッチマンの
おふたりと、狩野英孝さんの３人が対談していました。
この方たちは、今回の震災で大きな被害を受けた、
宮城県の出身だそうです。
ということで、今回のトークテーマも、この震災が
メインとなっていました。
多くの皆さんもご存じのことと思いますが、サンドウィッチマン
のおふたり、伊達みきおさんと富澤たけしさんは震災当日、
気仙沼でロケをやっていた時に被害に遭い、なんとか助かった
ものの、目の前で街が崩壊していく様を見てしまったという
経験をされました。
しかし、その場でブログを通じてなんとか現場の状況を
伝えつつ、その後東京に戻って、多くの番組に出演しながら
被災された側の立場で、たくさんのメッセージを送って
くれました。
そのおふたりが、震災から２週間ほど経った現地に出向かれた
とのことで、その時のお話しをされていました。
彼らによると、被災地ではないエリアでは、日常の生活が
戻りつつあるものの、現地では、震災直後のまだ手つかずの
状態の場所がまだ多々あるそうです。
また、救援物資も、満足に届いているところとそうでない
ところがいまだある、という話から、いったい被災して
いない人たちは、何を送り届ければいいか、ということに
話が移っていきました。
避難所を訪ねたサンドウィッチマンは、そこでどんなものが
欲しいか、何が足りないかを聞いて回ったそうです。
そこで出てきた要望は、実に多種多様で、ある避難所では
女性用の下着と靴が欲しい、といわれたり、またあるところ
では、風邪薬が欲しい、という声も聞こえたそうです。
また、予想外に多かったのが、酔い止めの薬を求める声が
多かったこと。
大きな余震が続くため、乗り物酔いのような症状を起こす
人が少なくないのだそうです。
そして、その話の最後に、伊達さんがリクエストしたこととは……
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● 相手の気持になって考える難しさ
─────
新しく作られたＡＣのテレビＣＭで、各界の著名人が
メッセージボードを持って「今、わたしたちにできること」
を語る、というものがあります。
その中で、ジャニーズの嵐が
「被災地の人の気持ちになって考えてみよう」
そして、ＡＫＢ４８の３人が
「被災地の人が本当に必要なものは何か考えよう」
と語っています。
この言葉に触れるたび、全くその通りだと思うのですが、
今回の番組を見ていて、言葉にすると簡単なことが、
どれほど難しいかを思い知らされました。
着の身着のままだから、下着が必要だというのも、
寒い時期に暖が取れない状況だから、風邪薬が必要だ
というのも、何となく想像はつきます。
しかし、酔い止めが欲しい、ということは、申し訳
ないですが、想像できませんでした。
私自身、乗り物には弱いタイプですので、乗り物酔いの
気持ち悪さは、充分に分かります。
しかし、まさか余震が続くことで、そこまでの症状が
出るとは、思ってもみませんでした。
さらに、サンドウィッチマンは、被災地を回ってみて、
こととして、避難所によって、必要なものがこれほど
までに違うのか、ということを思いしらされたそうです。
この話を聞いてしまうと、被災地の人の気持ちになったり、
本当に必要なものは何かを考えることは、事実上不可能
だと思ったんですよね。
実際に被災して、大変な目に遭ったサンドウィッチマン
のおふたりですら、被災地で求められているものについて
理解の及ばないものが出てくる。
それほど、相手の立場で、相手の気持ちになって、
何が必要なものかを考えるということは、難しい
ことなんですよね。
ではどうすればいいか。
伊達さんは、この話の最後に、
物資を送るときには、今何が欲しいのかを、
相手に聞いてから送るように、
と語っていました。
実に当たり前のようなこの言葉ですが、今の私たちが
もう一度立ち戻らなければいけない、一番大切で重要な
コミュニケーションなのではないか、と思わされたので
ありました。
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今日のトーク術・まとめ
本当に必要なものは何かを、相手にきちんと聞こう！
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以前、孤児院に、伊達直人の名義で、ランドセルが寄贈された
という美談がニュースで報じられ、その後各地の孤児院に、
たくさんのランドセルが送られるということが起きました。
しかし、孤児院側としては、ランドセルよりも欲しいものは、
運営するお金であり、ランドセルについては、調達先が
すでにあって、正直なところ、もてあましているという
結果になったという話を後日聞きました。
これは、社会現象とまでなったために、目立つケースと
なりましたが、他にも、目立たないケースとして、日常生活や
ビジネスの世界などで、
■ 相手の意向を無視して良いことをする
行為を行う例は、多々あります。
それらの原因は皆「相手のニーズを勝手に自己判断した」
ことによるものです。
もちろん、その優しさの気持は素晴らしいと思うのですが、
その優しさゆえに、迷惑をかけてしまうことも、少なからず
あるということは、心しておく必要があるでしょう。
相手のことを思う、というのは、素晴らしいことですが、
それと同時に、それほど簡単ではなく、とても難しいこと
であるという認識も、持っておいた方が良いと、今回の
話を聞いて、私は強く感じました。
だからこそ、
★ 相手が求めていることを、相手にきちんと聞く
ということは、とても大切なことだと思うんですよね。
自分自身が善行を行いたい、という自己満足を満たす
だけでなく、本当の本当に、相手の役に立ちたい、
という気持があるなら、面倒がらず、かっこつけず、
相手にきちんと何を求めているかを聞くことにしよう。
私はそう心に誓ったのでありました。
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● 編集後記
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ネットで見つけた、ある意味気っ風の良いおばさんのエピソード。
478 名前：おさかなくわえた名無しさん[sage]
投稿日：2011/04/03(日) 02:01:39.62 ID:78WmHJxN
近所のホームセンターにて。
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