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人間関係を円滑にする3つの視点

おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを。
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さて今回は、物事を多面的に見る視点の持ち方について
考えてみましょう。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 学校の先生に恨みはないのか?
─────
このメルマガでは何度か書いているのですが、私は子供の頃、
かなりの問題児でありました。
落ち着きが無く、人の言うことは聞かず、自分勝手で、
周りのことを考えないまま、好き勝手に行動していました。
だから、小学校、中学校の頃は、毎日先生に叱られて
いたんですよね。
通信簿には、必ず私の素行の悪さ、聞き分けの無さを
両親に伝える、面々とした文章が書かれておりました。
ある先生などは、通信簿の枠内では書き足りなく、
わざわざ、新たに紙を貼り付けて、いらだちの想いを
長文で書いてきたりもしました。
また、当時の学校は、まだ体罰についてもさほど厳しく
なかったため、先生に鼻血が出るほどのビンタをされたり、
教壇の横で一日中正座をさせられたり、などと言うことは
しょっちゅうでした。
おかげで私は、正座をすることは非常に得意になりました。
履きを履いたまま半日正座をさせられても、すぐに立って
すたすた歩けるほどであり、クラスの仲間からは、「正座王」
と呼ばれるほどだったんですよね。
……といった感じで、過去のていたらくを面白おかしく
とある企業の研修中にお話していました。
その後の休憩中、受講生の澤田さん(仮名)が私に話し
かけてきました。
「水野さん、当時の先生に対して、どう思ってますか?」
そう聞かれた私は、その問いを聞いたときに、素直に
浮かんだ答えを口にしました。
「いやあ、先生には申し訳ないことをしたと思ってますよ」
すると、澤田さんが、びっくりしたような顔をして、
いぶかしそうに、
「へ? 本当ですか?!」
と聞いてくるんですよ。
さて、あなたは私の回答のどこかに、違和感を感じたでしょうか?
 
 


━━━━━
  ● 人間関係を円滑にする3つの視点
─────
澤田さんが聞き返してきた質問の意味がわからなかった私は、
と動揺してしまいました。
「あの、ワタシ、今なんか変なこと言いました?」
すると澤田さんは、
「いや、あれだけ先生から否定されたり体罰を受けたりしたら
 何かしら怒りや恨みみたいなものもあるんじゃないですか?」
ああ、なるほど、そういうことか、と思い、改めて振り返って
見ると、確かに当時は腹を立てたり恨んだりしたことはありました。
しかし、今振り返って考えてみれば、そこまで怒らせるような
事をしたのは自分でしたし、もし自分が先生だったら、やっぱり
当時の自分に対して似たようなことをしていたんじゃないか、
と思うんですよね。
そう思うと、やっぱりあそこまでのことをするまで
追い込んでしまった先生に申し訳ないなあ、と思い
「そうですねぇ。やっぱり、気の毒なことをしたなぁ、
 申し訳なかったなぁ、と言う気持ちの方が強いですかね」
と答えたんです。
すると澤田さんは、切り口を変えて、こんな質問をしてきました。
「じゃあ、水野さんは、当時の先生の指導は正しかったと
 思いますか?」
そう聞かれた私は、素直にこう答えました。
「いや、正しいとは思いませんよ」
ようやく、得心がいった顔をした澤田さん。
私はこう言葉を続けました。
「毎日ひっぱたいたり、正座をさせても、結局私の行動は
 改善されなかった訳ですから、効果のない方法論を
 繰り返し続けた、と言う点で正しくないと思います。
 また、私が悪かったとはいえ、感情に任せて生徒に接する
 という点も、教育者としては正しいとはいえないでしょうね」
澤田さんは、そうでしょう、そうでしょう、と言う顔を
して聞いています。
「しかし、だからといって当時の先生に怒りや恨みは
 感じないんですよね。
 指導の仕方が正しかったかどうかはともかく、先生を
 不快にさせたのは、やっぱり私が原因ですからね。
 だから、やっぱり申し訳ない、という気持ちで一杯です。
 指導の是非は、それとまた別の問題で、私の見解では
 先生の指導法は正しくないと思いますが、感情的には
 ならないですよね」
またきょとんとする澤田さん。
私は続けました。
「人間関係の中で起きた出来事を受けとめる場合、
 3つの視点があります。
 ひとつは自分視点、2つめは相手視点、3つ目は
 客観視点です。
 人間関係で何らかのトラブルが起きてこじれてしまった
 とき、そのほとんどの場合は
 ■ 自分視点から一歩も動かずに考え行動している
 ときなんですよね。
 そして、その時に芽生えた負の感情に振り回されて、
 さらに関係をこじらせたり、気持ちを疲弊させてしまう。
 逆に、そのトラブルをこじらせず、最小限の被害で解決している
 人たちを見ていると、ほとんどの場合
 ★ 相手視点と客観視点で考え行動している
 んですよ。
 そして、自分の負の感情に振り回されず、冷静に対処しつつ、
 相手と必要なコミュニケーションをとる事が出来るんです。
 自分視点で考え、行動するということは、特に意識せずとも、
 出来てしまいます。
 しかし、相手視点と客観視点に立って考え行動する、というのは
 かなり意識的に行う必要があります。
 でも、たいていの人は、人間関係のトラブルに入ってしまうと、
 自分視点から身動きできず、感情的に相手の非を責めたりして、
 余計にこじらせていってしまうんですよね。
 私も以前は、その考え方から抜けきれず、人間関係をこじらせては
 思い通りにならずに痛い目を見てきました。
 でも、この3つの視点を持ち、自分視点に出来るだけ留まらず
 相手視点、客観視点にたって考えることにエネルギーを費やす
 ように意識して取り組むようになったら、ずいぶんとトラブルが
 へり、なおかつ、ストレスもずいぶん無くなりました。
 
 だから、昔の先生に対しても、怒りや憎しみというものが
 全く感じられないんですよね」
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
    自分視点以上に、相手視点/客観視点に立つことに力を注ごう
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
企業で働いている人たちは、当然のことながら、組織内の
人たちと常に接しながら行動しています。
そして、立場や役職、考え方の違いなどによって、
大小様々な衝突を、日々起こしているでしょう。
組織で働く以上、この衝突は避けて通れません。
その際、その衝突によるマイナスを最小限にしながら、
自分の考えを進められる人と、衝突するたびに火柱が
あがってしまい、思い通りに前に進めない人が出てきます。
ここまでの所をお読みの方ならおわかりでしょうが、
物事を思い通りに進めていくのが、自分視点だけに
囚われず、相手視点/客観視点を自由に飛び回り、
妥協点、解決点を見つけて交渉していける人。
そして、火柱が上がって前に進めないのが、
自分視点に留まったまま、他のふたつの視点に
立とうとしない人であります。
組織が大きければ大きいほど、自分視点以上に相手視点/客観視点
に立てる人と、そうでない人の間には、成長と発展の差が、年を
経るにつれて大きく開いてきます。
ですから、もしあなたが、自分視点から動くことが出来ない
まま考えて行動してしまうという傾向があるのならば、
ぜひ、全力で相手視点/客観視点に立つことに取り組んで
みて下さい。
これは、考え方の習慣を身につける、ということですから、
わかっただけで出来るようにはなりません。
私自身も、38歳までは、自分視点から動くことが出来ない
人間でしたが、その後訓練を重ねていって、ようやく多少は
相手視点/客観視点に立てるようになってきました。
そして、先にも書いたとおり、今はほとんど人間関係のストレス
を感じることなく毎日を生活できるようになっています。
だからこそ、この3つの視点を自由自在に飛び回れる
考え方を、是非身につけて欲しいと思うんです。
澤田さんに、そんな話を熱く語りきったところで、
休憩時間が終了し、そういえばトイレに行きたかった
と思いだしたときにはときすでに遅く、激しい尿意と
戦いながら、研修を再開することとなってしまいました。
その際、その尿意が強いあまり、自分視点から動けない
まま研修を続けてしまったのはいうまでもありません。
私もまだまだであります。反省・陳謝。
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  ● 編集後記
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これはもはやハーレムと言っても過言ではない。
646 名前:動物なご[sage]  投稿日:2011/09/05(月) 12:28:10.53 ID:hWXjvTcx0
 友人宅で複数の動物を飼ってる。
 先日、友人宅の畳に座ってお菓子食べてたら、
 パグ1が「何食べてるの!?ちょうだいちょうだい」
 とばかり足に頭グリグリ、
 パグ2が「ここにいれば落ちてくるよね!」という顔で
 膝の上でじっと見上げ、
 猫が「お前うるさい」とばかりにパグ1の頭をはたき、
 リスザルが肩に乗ってきて横からお菓子を強奪しようとし、
 人間に登るのが趣味のイグアナが背中を登り(痛い)、
 イグアナの尻尾に反応した子猫が尻尾にじゃれてぶら下がり、
 部屋の隅で寝ていたブルドッグが騒ぎで目を覚まして
 パグ1、2を部屋の外へ強制連行していった。
 友人曰く「ブルドッグが一番おりこうさん」らしい。
 騒がしいけど、あの家は自分のなごみスポット。
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基本的に毎日書きためをせずに書いております。
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そのせいか、時々文章がおかしかったり、誤字も多いのが玉に瑕の
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