おはようございます！
水野です。
本編の前にお知らせを。
年末のセールで在庫切れになってしまい、販売を
中止していた
「高品質セミナー作成講座 ＤＶＤ教材」
ですが、ようやく、増刷が出来、販売を
再開することにいたしました。
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さて今回は、ネットで見つけた、笑えるような、イラッと
するような、そんなお話をご紹介致しましょう。
では、早速参りましょう！
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● 男と女のかみ合わない会話
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ちょっと前にネット上のあちこちで取り上げられていた
男女の会話。
まずはこちらをお読み下さい。
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女『車のエンジンがかからないの…』
男『あらら？バッテリーかな？ライトは点く？』
女『昨日まではちゃんと動いてたのに。
なんでいきなり動かなくなっちゃうんだろう』
男『トラブルって怖いよね。
で、バッテリーかどうか知りたいんだけどライトは点く？』
女『今日は○○まで行かなきゃならないから車使えないと困るのに』
男『それは困ったね。どう？ライトは点く？』
女『前に乗ってた車はこんな事無かったのに。
こんなのに買い替えなきゃよかった。』
男『…ライトは点く？点かない？』
女『○時に約束だからまだ時間あるけどこのままじゃ困る。』
男『そうだね。で、ライトはどうかな？点くかな？』
女『え？ごめんよく聞こえなかった』
男『あ、えーと、、ライトは点くかな？』
女『何で？』
男『あ、えーと、エンジン掛からないんだよね？
バッテリーがあがってるかも知れないから』
女『何の？』
男『え？』
女『ん？』
男『車のバッテリーがあがってるかどうか知りたいから、
ライト点けてみてくれないかな？』
女『別にいいけど。でもバッテリーあがってたら
ライト点かないよね？』
男『いや、だから。それを知りたいからライト
点けてみて欲しいんだけど。』
女『もしかしてちょっと怒ってる？』
男『いや別に怒ってはないけど？』
女『怒ってるじゃん。何で怒ってるの？』
男『だから怒ってないです』
女『何か悪いこと言いました？
言ってくれれば謝りますけど？』
男『大丈夫だから。怒ってないから。
大丈夫、大丈夫だから』
女『何が大丈夫なの？』
男『バッテリーの話だったよね？』
女『車でしょ？』
男『ああそう車の話だった』
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いかがでしたでしょうか。
実に見事な堂々巡りに、いらだちを越えて笑って
しまったことと思います。
ところで、あなたはこの男性と女性、どちらに
いらだちを感じましたか？
もし、女性に対していらだちを感じてしまった人は、
是非この続きを心してお読み下さい。
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● 相手の気持ちを汲むということ
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良好なコミュニケーションを行うために必要な事のひとつに
■ 相手の気持ちを汲む
というものがありますが、今回登場した男性は、
この「相手の気持ちを組む」事が、果たして
出来ていたでしょうか？
女性にいらだちを感じた人の目線から見ると、
おそらく
「男性なりに汲んでいた」
という答えが出るかもしれません。
なぜなら、男性は、頭ごなしにトラブル解決の方法を
相手に押しつけていたわけではないからです。
それどころか、会話の端々に
「トラブルって怖いよね」「それは困ったね」「そうだね」
といった、相手の気持ちを汲んでいるメッセージも
発していますよね。
にもかかわらず、女性の側から見ると、自分の気持ちを
汲んでもらえているとは全く思われていない。
だから、最終的には、女性を怒らせてしまっています。
しかし、女性の気持ちを組むメッセージを発しているのに、
なぜ相手を怒らせてしまったのでしょうか？
「相手の気持ちを汲む」にあたって重要なことは、なにか。
それは、
★ 相手にまっすぐ意識を向けきる
ということでしょう。
そうして、まっすぐ意識を向けきった上でないと
相手の本当の気持ちは汲み取ることは出来ません。
そういう視点から、今回の男性の対応を見ると
いかがでしょうか。
一見言葉上では相手の気持ちを汲んでいるように
見えますが、実際は、
★ 車のバッテリーにまっすぐ意識を向けきっている
ことが分かります。
もちろん、女性が困っている状況を何とかしてあげたい、
という気持ちはあるでしょう。
しかし、困っている原因が車が動かないことにあり、
その原因はバッテリーにあるかもしれない、と思った
瞬間に、男性の意識は、女性に対しては目もくれず、
バッテリーに向かいきってしまっているんですよね。
で、女性はそれを感じ取り、一生懸命自分に意識を
向けてもらおうと努力するものの、一度バッテリーに
ロックオンしてしまった男性の意識は、この問題を
解決するまで動かない。
で、結局、最後は険悪な空気になってしまうという訳です。
最後の方に出てくる男性が発した言葉
「バッテリーの話だったよね？」
の一言が、まさに女性にきちんと意識を向けきって
いなかった事が分かる、証拠と言えるでしょう。
きっとこの男性は優しさを持ち合わせていると思います。
にもかかわらず、気持ちを汲むことをちょっぴりおろそかに
してしまった結果、関係がこじれてしまう。
こうならないように気をつけたいですね。
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今日のトーク術・まとめ
相手の気持ちを汲むためには、相手に意識を向けきることから始めよう
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コミュニケーションのセミナーや書籍などでは、
相づちの打ち方といったテクニックが書かれています。
そのテクニック論から言えば、この男性は、結構ちゃんと
やっていますよね。
しかし、結果は実っていない。
コミュニケーションが苦手な人がテクニックに走ると
往々にしてこういう事が起こります。
そして、そういう経験をした人たちの中には、
学んだテクニックが使えないと決めつけ、
次のテクニックを追い求めていく、という
ケースが少なくありません。
私は、テクニックはとても大切であり重要だと思っています。
しかし、その前提であるマインドセットが出来ていなければ、
全く役に立たないんですよね。
この男性も、相手の気持ちを汲もうとしつつも、それが
うわべだけの気持ちで、相手に意識を向けきる事をせず、
相づちを打つという小手先だけのテクニックで対処したため
実際に気持ちを汲んでいないことを見抜かれている訳です。
何度も言いますが、技術やテクニックはとても大切です。
それらは、先人たちの経験から産まれた、貴重な財産であり、
私はそれらに敬意を表しています。
だからこそ、その技術やテクニックをないがしろにしてしまう
ようなマインドセットで、小手先感覚で使って欲しくないんですよね。
特に、コミュニケーションのテクニックは、使っている人の
マインドセットで、効能が大きく変わります。
マインドセットが出来ないままテクニックを使っている人は、
その底の浅さが透けて見えてしまい、かえって信頼を失ったり
バカにされてしまうケースも少なくありません。
それは、テクニックに対しても失礼なこととなってしまいます。
相手に向かいあうマインドセットは、どんなテクニックを
使うときでも有効なもの。
ぜひ、コミュニケーションの際は、まずは相手に向かいきる、
というマインドセットを、心がけていきましょう。
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● 編集後記
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これも、敬語のテクニックだけ使ってしまった残念な例……
4417 名前：2ちゃんねるのどこか 投稿日：2011/01/14(金) 00:02:58
ある日、上司が髪の毛を短く切ってきました。
それを見た同僚のＳ君が、自分の頭を指さして
「頭、行ったの？」を上司用に尊敬語に変換して言いました。
「あたまいかれたんですか？」
笑い死ぬかと思いました。