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未熟な人を育てる人になるために

おはようございます!
水野です。
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さて今回は、私が最近気がついた、今までの間違いについて
お話したいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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 ● この未熟者めが!!
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私は、短気な性格も手伝って、未熟な人を見ていていると
すぐにイライラしてしまう人間でした。
 なぜ、これくらいのことが出来ないんだろう。
 もっと先を読めば良いのに。
 もっと気を利かせれば良いのに。
未熟な人たちの働きぶりを見ていて、いつもこんなことを
考えてしまい、血圧が上がっていたんですね。
以前は、抑えがきかず、思わずその未熟者を捕まえて、
厳しい口調で説教する、なんてことをよくやっていました。
しかし、その結果、未熟な人たちを育てられたかというと、
上手く育ったのは、ごく一部の根性のある人だけ。
そうでない人は、私からのプレッシャーに潰れたり、反抗して
離れてしまったり、といった形で、満足に育てたとは、とても
言えないような有様でした。
その後、コミュニケーションの勉強をして、話し方や
伝え方を工夫することで、以前よりは成長する人も
増えてきました。
しかし、相変わらず、未熟な人たちへの苛立ちは
口には出さずとも感じていました。
そして、それを敏感に察知する人たちは、余計な
プレッシャーを感じたり、反発をしていうことを聞かず
結局成長させることは出来なかったのです。
正直言いまして、この状況はつい最近まで続いていました。
研修などでも、表面上は、受講者の方たちを受け入れる
ようなメッセージを発信しつつも、彼らの未熟な点を
見つけては、
「何でそう考えるんだ! そうじゃないんだ!」
「ああ、もうこの人達を何とかして変えてやらんと!」
ということを感じながら、イライラしたり、焦ったり
していたんです。
だから、ものすごくエネルギーを使い、研修が終わる頃は
ヘトヘトになっていたんですよね……
 
 


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 ● 未熟な人を育てる人になるために
─────
未熟な人を見て苛立ちを感じている私自身をじっくり
観察してみると、どうやら、
 ■ その人自身に足りないものや欠けているものがある
と、強く信じているようです。
だから、その足りないものを埋めるべく、手を変え品を変え、
足りないもの、欠けているものを、押しつけようとして、
上手くいかずに悩んでいたんですよね。
ところが先日、たまたまかみさんがガーデニングでこれから
蒔こうとしていた種を目にしました。
その時、なぜか突然、
 ■ 種を指さし「あれが足りない、これが欠けてる」と思うだろうか?
という疑問が頭に浮かび、頭の中で自問自答が始まったのです。
ゆくゆくは、花が咲き、実をつける草花も、一番はじめは、
小さな小さな、一粒の種でしかない。
だけど、その種を見て、
 「根が、茎が、葉が、花が、実が、足りない!」
と思うだろうか。
さらには、そう思いながら、根や、茎や、葉や、花や、実を、
その小さな種に押しつけようとするだろうか?
そして、そうやって押しつけていけば、果たしてその種は、
立派に成長するのだろうか?!
当たり前だけれど、そんなやり方では、絶対に
満足に花を咲かせ、実らせることなど出来ない。
 「この種は、きっと素晴らしい花を咲かせ、美味しい実をつける!
  そのために必要なものは、全て種の中にある!!」
そう信じたうえで、その種を土に植え、日の光を当て、水や肥料を
やりながら育てていくではないか。
人を育てるのだって、同じ事だろう。
つまり、未熟な彼らは、決して足りない人ではなく、
 ★ 全て必要なものを持っている、未だ芽吹いていない「種」の人
なのだ。
だから、やがて大輪の花を咲かせ、たわわな実をつけることが
約束されていると信じ、そう育つような環境を整えてやることが
種を育てる人の大切な役割なのだ!
……ここまで考えたとき、不思議と、今まで感じていた、
未熟な人に対しての苛立ちが、はらはらと消えていき、
その代わり、彼らに対して、暖かな愛情の気持ちが
芽生えてきたのでした。
面白いことに、こういった心のあり方になってからは、
研修での受講生の雰囲気や変化が、大きく変わって
きたんですよね。
今までは、受講生が積極的に参加してくれるようになるまで
時間がかかったんですが、その時間も大幅に短縮されました。
また、こちらから発したメッセージの刺さり具合も、
今まで以上に深まっているように感じます。
成長の成果はこれからですが、今まで以上に確かな
手応えを感じるようになったのは間違いありません。
これからの講師業が、ますます楽しくなってきました。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
未熟な人は、足りないのではなく、必要なものを全て内包している種なのだ
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コーチングの世界では、
「クライアントは生まれつき創造的であり、全てを持った存在である」
という言葉があります。
私は、14年前から、折に触れてコーチングの勉強をしているので、
この言葉も、もう何度も目にしてきました。
しかし、何度目にしても、この【考え方】が、どうにもしっくり
こなかったんですよね。
たしかに、言葉としては、非常に素晴らしいように思える。
でも、現実的には、創造的ではない人もいるし、全てを持って
いる人などいないではないか。
そう思って、この【考え方】を振り回し、質問する事
ばかりに固執し、アドバイスや意見をする事をかたくなに
否定するコーチを、冷めた目で見ていました。
そして「自分はコーチなんか出来ないなぁ」と思って、
コーチングというものに、気持の上で、一定の距離を
置いていたんです。
しかし、今回、この「未熟な人は種なのだ」という答えに
至ったとき、頭ではなく、心から、これらの言葉を、
納得して受け止めることが出来るようになりました。
つまり、この言葉は
 ★ 育てる人がもつべき【考え方】ではなく【あり方】である
という事だったんですよね。
表層的な理屈ではなく、未熟であっても、種が芽吹くことを
信じ、そして、その種にとっての最高の花が咲くよう、
向かい合って育てていく。
果たして、この解釈が正しいのかどうかは分かりません。
しかし、少なくとも今の私は、
 ★ 人はみな、すでに成功するために必要な全てを持っている
という言葉を、腹の底から信じられるようになったことを、
自分自身、心から嬉しく思っているのであります。
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  ● 編集後記
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間違ってないけど、間違ってる……
5 名前:名も無き被検体774号+[] 投稿日:2012/04/02(月) 01:05:50.13 ID:Vwl3Chxi0
 道で重い荷物を持ってるおばあちゃんを助けてあげたら
 これで好きなもの飲みなさいってストロー渡された

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