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すぐにジャッジを下す上司をもつ人へ

おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを。
6月30日に
「人の心を動かす文章の作り方 メルマガ事例編」
を開催いたします。
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  ● 上司が私の話をすぐにジャッジするんです……
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先日の、企業研修でのことです。
その時は、コミュニケーションをテーマにした内容の研修を
行っており、相手の話をきちんと聞くことがいかに重要か、
という事を、講義やワークを通じて考えて頂いていました。
ひと段落着いて、質問の時間になったとき、参加者の佐藤さん
(仮名)から、こんな質問とも相談ともつかないような
発言を頂きました。
「水野さん、人の話をよく聞く、という事の大切さについては
 今回の研修でよく分かりました。
 でも、うちの会社の上司たちは、水野さんが言われるような
 話の聴き方をしてくれません。
 ちょっと話すと、すぐに『それはダメだ!』とジャッジされて
 しまうんです。
 ですから私は、自分のいいたいことや考えていることを
 ほとんど言えないんです。
 最近では、自分の考えを伝えようと思っても、
 『どうせまた、すぐにジャッジされてしまうんだろうな』
 と思って、話をすることをあきらめてしまう事も多いんですよ」
佐藤さんと同世代である周りの参加者も、その発言に同意するように
頷いています。
「なるほど、確かに、自分の話をし終わらないうちにジャッジを
 されてしまうのは、せつないですよね。
 やっぱりきちんとした上司だったら、部下の話をきちんと
 聞き取った上で、ジャッジを下して欲しいですよね!」
と、私は佐藤さんに同意しました。
佐藤さん含め、参加者の皆さんが、うんうんと頷きます。
「それについては、是非、上司の方たちにも考えて頂くよう
 進言してみましょう!」
そう私が言うと、佐藤さんたちは、
「是非水野さんの方からも強く言ってやって下さい!」
と言って嬉しそうに笑っていました。
その笑顔を見つつ、私はこう続けました。
「ただし、その代わりといってはなんですが、皆さんにも
 1つお願いしたいことがあるのです……」
 


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  ● すぐにジャッジを下す上司をもつ人へ
─────
「実は、私も会社で働いていたとき、ろくに自分の話も聞いて
 もらえないままジャッジをする上司に、何人もあってきました。
 そして、皆さんと同じように、その上司に対して腹を立て、
 『あの上司は話を聞いてくれない』とコミュニケーションを
 あきらめてしまう事が良くあったんですよね。
 しかし、独立したあと、その時のことを振り返って、当時の
 自分は、ものすごく当たり前のことを忘れていた、という事に
 気付いたんです。
 それは、
 ★ 上司にとって一番重要な仕事はジャッジをすること
 だということ。
 部下の話を聴くことが、一番重要な仕事ではないんです。
 で、さらに言うなら、部下にとって一番重要な仕事とは
 ★ 上司からジャッジを受けること
 なんですよね。
 当時の私は、それに気付かず、
 『上司は部下の考えを理解すべきなのに、話を聴いてくれない!』
 と腹を立て、コミュニケーションが疎かになってしまったのです。
 今は、上司の立場も理解出来るようになり、彼らは自分の
 仕事を果たしていただけだということが分かりました。
 まあ、ジャッジを下す前に、もう少し部下の話を聞いてやる
 姿勢はあった方がいいとも思いますけどね。
 しかし、それを上司に望むのであれば、部下の自分も
 きちんと自分の役割を果たすべきだったと反省しました。
 上司からのジャッジに腹を立て、どのような理由でそのような
 ジャッジを受けたのか、そのジャッジの背景を理解した上で
 次の仕事に活かそうという事まで、考えることが出来なかった。
 そういう意味では、私は上司に文句を言うだけの仕事を
 していなかった。
 今振り返るとそう思うんですよね。
 ですから、是非、部下である皆さんは、
 ■ 上司に自分の考えを理解してもらう
ことにエネルギーを注ぐのではなく、
 ★ 上司がなぜそのジャッジを下したかを理解する
ことにエネルギーを注いで下さいね」
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
  上司の仕事はジャッジを下すこと。部下の仕事はそれを理解すること
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さらに私はこう話を続けました。
「さらに自分を振り返り、もうひとつおかしな事に気付いたんです。
 それは何かというと、
『どうせ話を聴いてくれないと思って、話をすることを諦める』
 という事を自分がやっていた、という事実。
 これって、コミュニケーションを取る前に、相手のことを
 ジャッジしている、とは言えないでしょうか?
 上司は、私の話を最後まで聴かずにジャッジをするので
 私はきちんとコミュニケーションが取れないと思っている。
 しかし、そうやって、『どうせ話を聴いてくれない』という
 ジャッジを下し、 コミュニケーションを諦めてしまっている
 自分というのはいかがなものだろうか。
 上司は、少なくとも自分の話を聞いた上でジャッジしている。
 しかし私は、話す前から、あきらめのジャッジをしてしまって
 いることになる。
 客観的に考えれば、わずかとはいえ、話を聞いた上でジャッジ
 している上司の方が、どうせ話など出来ないと、諦めのジャッジを
 してしまう自分より、まだきちんとコミュニケーションを取っている
 といえるんじゃないだろうか。
 こう考えて、私はさらに反省させられたんですよね。
 部下であった時の当時の私は、これに気付かず、上司との
 人間関係もうまく行かず、上司から学べるチャンスも
 みすみす無駄にしてしまいました。
 これは、自分自身の発展と成長に大きな悪影響を及ぼしました。
 願わくば、皆さんだけは、是非私のように、自分に損をする
 道に進んでしまわないよう気をつけて下さいね」
なるほど、という顔をする人、いぶかしげな顔をする人、
佐藤さんを含めた参加者の皆さんの反応は様々でした。
まあ、私も佐藤さんくらいの年齢の時に、同じ事を言われたとしても
素直になるほどとは思えなかったでしょう。
しかし、願わくば、是非若いうちに、この考え方を身につけて頂き、
上司をしっかりサポートする部下になって欲しい。
そう願いつつ、私は皆さんの顔を見つめ続けていたのでありました。
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  ● 編集後記
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ダイソンのアレのことをいってるんだろうけど……
462 おさかなくわえた名無しさん sage
  2012/06/18(月) 10:43:55.36 ID:JIWw74XJ
 「風のない扇風機が流行ってるんでしょ?」
 流行ってたまるか

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