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電車内の携帯電話での会話はなぜイライラするのか?

おはようございます。
水野です。
さて今日は、長年の疑問が氷解した、ある研究発表を
ご紹介したいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 社内での携帯電話は控えなければいけないの?
─────
電車の中で携帯電話してはいけない、とよく言われていますよね。
元々は、心臓に埋められたペースメーカーに、重大なトラブルを
発生しかねないということが理由で、電車内では、携帯の電源を
切るように言われていたそうです。
実際に、携帯電話が出たての頃は、死亡事故は出なかったものの
トラブルは何件か起きたそうです。
ただ、携帯電話が普及し始めて12年。電波の帯域や出力強度も
さほど影響のでないものに変わったそうですし、ペースメーカー
も改良が加えられ、基本的に問題が起こる可能性はかなり低く
なったようで。
あるサイトでは、
「ペースメーカー埋め込み部から22cm離して利用すれば問題ない」
という話が書いてあり、電車内でも、今では、優先席付近では
携帯電話を切るように言われておりますが、それ以外のところでは
あまりとやかく言われなくなってきているようです。
そして、12年前とは比べものにならないほど携帯電話が
普及した現在、電車の中であれほど多くの人がメールや
通信などで、携帯電話を利用しているにもかかわらず、
ペースメーカーのトラブル事例も全くといっていいほど
聞きませんよね。
であるならば、電車内での携帯電話を使って通話するのも、
そんなに目くじらを立てなくても良いんじゃないか、とも
思うんですが、こちらについては、目くじらを立てる人が
多いですよね。
別に、車内では同じくらいの声の大きさでしゃべっている
人もたくさんいるにもかかわらず、そして、話はせずとも、
メールやインターネットを利用することで、携帯から電波を
飛ばしまくっている人達が大勢いるのに、車内にいるほとんど
の人が、通話中の人に、非難の目を向けるのです。
かく言う私も、車内で通話している人を見ると、イライラし、
「っつったくもう」と思うクチでありますし、緊急の用件で
電車内で電話を取らなキャいけないときは、ものすごくいけない
ことをしているような、申し訳ない気持ですぐに電話を切ろうと
してしまいます。
このことから考えるに、電車内で電話している人達に対する
怒りや苛立ちは、ルールやマナー違反だから、という理由だけ
では、説明出来ないと思うんですよね。
そんなことを、暇なときにずーっと考えていたんですが、
この間、まさにこの疑問が解決するような、ある研究報告が
発表されたんです。
 
 


━━━━━
  ● 電車内の携帯電話での会話はなぜイライラするのか?
─────
なぜ、電車内での携帯電話の会話がイライラするのか。
答はこちらの記事にありました。
 → http://rocketnews24.com/?p=47652
その記事を要約すると、コーネル大学の心理学者ローレン・
エンバーソン博士のチームが、対面会話と携帯電話での会話を
比較して、周りの人が受ける影響を実験したところ、
 ■ 普通は聞こえる会話が、電話の場合、片方の声しか聞こえない
というのが原因で、イライラすることがわかったのだとか。
もっとわかりやすく言うと
 ★ 話し合っている会話のうち、一方だけしか聞くことが出来ず、
   聞いている側にとって会話が成立せずにいる状態がストレスになる。
というのが、不快になる原因だという訳です。
これを聞いて、長年考え続けて来た疑問がようやく解けました。
ということで、電車内での携帯電話のご利用は、
ルール違反とは別の意味でも、お控え下さいませ。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
 電車内での携帯電話のイライラは会話が成立していないために起こる
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
ちょっと本編があっさりした感じになってしまいましたが、
本題はここから。
ローレン博士は、この実験を受けて、こんなことを
言っていました。
「人間は簡単に想像のつくものに対して、無視することができる。
 しかし次に何が起こるかわからないものに対しては、
 常に注意を払ってしまう。
 ケータイは話が半分だけ聞こえるために、無意識に話の
 全体像をつかもうと脳は緊張した状態を持続することになる」
この、人間の脳みその特性は、セミナーや研修の現場に活かす
ことが出来ないでしょうか。
例えば、流れるようにスムーズに話し、すべての内容が
とてもわかりやすいカリキュラムがあったとしたら、
そのカリキュラムって、受講生にとって良いものになるのか、
というと、実はそうでもないんですよね。
なぜなら、先ほど博士が言ったとおり、わかりやすいが故に
すべての話が理解した気になってしまい、つまりは想像が
簡単についてしまって、結果的に緊張感が解けてしまい、
学んだことも、その場一瞬の認識だけで終わり、あとは
忘れてしまう、なんて言うことがよくあります。
だから、本当に分かって欲しいこと、理解して欲しいことは、
 ★ あえてわかりにくいプロセスを経て教える
という選択を取る事も、とても重要になるんですよね。
確かに、受講生はストレスを感じます。
なんでもっとわかりやすく教えてくれないんだ、と
文句を言う人もいることでしょう。
それでもあえて、受講者の頭に、胸に、腹に残る
教え方を選ぶのも、人を教え育てる者として、
大切なことだと思うんですよね。
もし、あなたが人を育てる立場にいて、わかりやすさばかりを
追求しているものの、思うような結果が出ないと言うことに
悩んでいるとしたら、今回のこの話を参考にしてください。
 
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  ● 編集後記
─────
SFの世界ではよく出てくる、アイアンマンスーツ。
それが現実のものとなってきているようです。
これを身につけることで、驚異のパワーを生み出すのだとか。
以前もこの手の映像は見たことありますが、
ずいぶん小さくなりましたね。
ちなみに、中の人は、映画「アイアンマン」で、
スーツを着て演じていた俳優さんだとか。
 → http://www.youtube.com/watch?v=mO0xNI3xpmE
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