サイトアイコン よむ注射 ~水野浩志のメルマガバックナンバー~

ルールを作るときに気をつけること

おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを。
私と小倉広さんとの合同セミナー開催にあたり、
現在無料プレゼントをさせて頂いております、
2人のメルマガ選集の電子書籍ですが、ご好評に
つきまして、1週間延長させて頂きます。
お申し込み頂いた方には、アンケートのご協力を
お願いしておりますが、義務ではありませんので、
とりあえず、選集を見たい、という方も、ぜひ
申し込んで下さいね。
詳細はこちらです。
 → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=5480
さて今回は、ある管理職の自慢話について
考えてみたいと思います。
では、まいりましょう!
 
 
━━━━━
  ● このルーを作ったのは私なんです( ̄^ ̄)
─────
先日、あるセミナーで、企業の管理職の方と隣同士になり、
ちょこっとだけお話しする機会を頂きました。
その時の話なのですが、セミナーのワークで、
「最近達成感を感じたこと」
というのを、グループ内で発表する、というのがありました。
みんなそれぞれ、思い思いの出来事を語っていったのですが、
その管理職の方の発表内容が、
「社内のルールを作って周知徹底した」
というものだったんです。
その方のお勤め先は、私の知人も何人か勤めているほどの、
誰もが知っている大手企業ですし、企業研修などもやって
いる私は、ちょっと興味があって、
「どんなルールを作ったんですか?」
と聞いてみました。
そうしたら、その方は、聞いてくれますか! といった
雰囲気を前面に出しながら、
「まずですね、社内にこんな問題がありまして、
 それを解決するために云々」
と語り始めてくれました。
その話を聞いているうちに、私は何とも言えない
ざわざわした気持になってきたんです。
ただ、その時はその理由がわからず、すごいですね!
というメッセージだけ伝えたのですが、家に帰って
モヤモヤ考えていたら、これが気持がざわついた
原因なのかな、と思い当たるものを見つけました。
それは何かといいますと……
 
 


━━━━━
  ● 世界一を目指すことは誰にでも出来るという証明
─────
組織の中で問題が起き、それを解決するためのルールを
作ろう、という事になったとします。
そんなとき、結構な数の人たちが、
 ■ 禁止事項・制約事項を作る
事にエネルギーを注いでしまうようです。
一番わかりやすい例が、セクハラ防止のルールでしょうか。
 ちゃん付けで名前を呼んではいけない、
 肩を叩いたりといった接触行為をしてはいけない
 恋人いるの? 等と聞いてはいけない
などなど、それはもうたくさんの禁止事項が盛り込まれています。
もちろん、人が不快になる行為をしてはいけない、という
意味では、禁止事項というものは必要不可欠でしょう。
そして、禁止事項を作ることで、問題が生じにくくなったり、
問題の解決が早まったりする事も間違いありません。
しかし、必要最小限の禁止事項を越えて、何でもかんでも
禁止事項や制約事項をしてしまうとどうなるか。
目先の問題は無くなりますが、それと一緒に
 ■ 組織の中にいる人たちの思考力とモチベーションが下がる
ように、私は思えてならないんですよね。
そしてそれは、表面的な問題を無くすための代償としては
あまりに大きすぎるリスクだと私は思うんですよ。
先にご紹介した管理職の方が教えてくれた社内ルールも、
一言で言って、ルールの内容が禁止事項のオンパレード
でした。
それで確かに表面的な問題は解消したのでしょう。
しかし、その会社で働いている知人に話を聞いてみると、
社内的なモチベーションは、決して高いとは言えない
という状況のようで、その理由の一端が、禁止事項の
多いルールにある、と言っていました。
せっかく、優秀な能力を持った人たちが集まっても、
このようなルールで能力が発揮できなくなってしまう
のは、非常にもったいない話ですよね。
ですから、もしあなたが、組織でのルールを作ることが
出来る立場にいるのであれば、必要以上に禁止・制約事項
を作っていないかどうか、是非見直してみて下さいね。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
   禁止・制約事項が多いルールは、思考力とモチベーションを奪う
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
では、いったいどんなルールを作れば良いのか。
答えは簡単で、
 ★ 奨励事項・容認事項を作る
事です。
こういうことをすると良いね、ここまではやっても良いよ、
といった、認められる行動を具体的に明記してあげること。
これもまた、立派なルールなんですよね。
実際、従業員がよく考え、モチベーションが高い組織には、
禁止・制約事項のルール以上に、この奨励・容認事項が
多いようです。
例えば、高級ホテルとして有名なリッツカールトンでは、
全従業員に対して、彼らが独自に判断して、お客様に
サービスをしてもいい予算が与えられているそうです。
従業員たちは、お客様を喜ばせるために、その予算内で
工夫を凝らしてサービスをしているわけです。
当然のことながら、じぶんの頭で色々と考えるでしょうし、
自分に権限が与えられている範囲で自発的に行動するわけ
ですから、モチベーションだって高いでしょうね。
ということで、ルールを作る際には、禁止・制約事項だけでなく、
ぜひ奨励・容認事項も、併せて考えてみてくださいね。
今日のメルマガはいかがでしたか?
良かったと思ったらクリックしてください。
   → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=5481
  ※コメントも書けるようです。
   なかなかお返事ができませんが、
   もし良かったら一言声かけて下さいね。
 
 
┌────
● 自分の知識や経験を伝えるセミナーをやりたいけれど、どうやって
  始めてたら良いのか分からない方へ、一歩踏み出す方法をお伝えする
      ★☆★☆  初めてのセミナー入門  ★☆★☆
 ダウンロード教材はこちら
   → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=5482
┌────
● 参加者の行動を変え、成果を生み出す研修・セミナーの構築手法を学ぶ
      ★☆★☆  高品質セミナー作成講座  ★☆★☆
 DVD教材はこちら
   → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=5483
┌────
● 文章が苦手だった私が、あることに気づいただけで人の心を動かす文章が
  書けるようになりました。その『あること』とは・・・
   「読み手の心をググッと掴む! 人の心を動かす文章の作り方」
  詳しくはこちら
   → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=5484
┌────
● 継続的な取り組みで、ビジネスにおける高い信頼を獲得できる
  ★☆★☆  メルマガ・ブログを毎日書き続ける技術  ★☆★☆
 ダウンロード教材はこちら
   → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=5485
┌────
● 1分間で、あなたの魅力を伝え、人脈を広げるトークを身につけよう!
      ★☆★☆  1分間自己アピール講座  ★☆★☆
 DVD教材はこちら
   → http://www.mizunohiroshi.net/milky/cs.cgi?m=biz_mag&c=5486
 
 
━━━━━
  ● 編集後記
─────
私のカバンの中もこんな感じだけど、引かれているのかな?
722 : ジャガランディ(WiMAX)[]   :2013/02/27(水) 23:28:19.52 ID:6sRrZ65aP
 ガラケ弄ってたらスマホにしないのかと言われ
 スマホも持ってると鞄から出したらiPhoneじゃないんだと言われ
 iPhoneも持ってると鞄から出したら引かれた
 理不尽じゃね?

モバイルバージョンを終了