サイトアイコン よむ注射 ~水野浩志のメルマガバックナンバー~

上に立つ人の「見本」の見せ方

こんばんは! 水野です。
リーダーの役割のひとつとして、我がメンターである
福島正伸先生は、


 ★ 見本を示す
ということが、最重要である、といわれています。
私も、これには多いに共感しておりまして、研修などでも、
折に触れてこれを伝えております。
受講者の方たちも、この話を聞くと、
「確かにその通りだ」
と納得してくれます。
しかし、納得をし、自分自身が見本を示そうと心掛けては
いるものの、なかなか上手くいかない、といって悩む方が
少なくないようです。
先日も、とあるリーダーの方から、この手の質問を受けました。
自ら、きちんとした仕事をして、お客様に貢献し、価値を提供して、
収益もしっかりと上げる。
こういった姿を見本として欲しくて、一所懸命に見せるのだけれど、
部下はいっこうにやる気を見せてくれないし、自分から学ぼうと
いう姿勢も見せてくれない。
いったいどうしたら良いのだろうか?
と、その方は、こんな質問をしてくるんですよね。
部下をきちんと導いてあげられずに悩んでいるその方の顔は、
沈痛な面持ちでありました。
その重々しい雰囲気を無視して、私はその方にこう言いました。
「仕事、楽しんでますか?」
は? という顔をして、きょとんとするその方。
私は答えを待たずに、こう続けました。
「なんか、雰囲気見ていると、あなたが取り組んでいる仕事は、
 とても辛くて苦しいものに見えるんですよね。
 確かに、仕事はきちんとやっていて、お客様に貢献し、収益も
 しっかりあげていらっしゃるんでしょう。
 でも、その一連の仕事を、辛そうにやっていたら、部下がそれを
 見本にしたいとは思わないんじゃないですかね。
 『部下の見本になる』っていうことは、
 ★ 部下に『こんな風に働きたい!』と思わせること
 ですよね。
 だったら、沈痛な面持ちで働く姿を見せるより、
 楽しげに働く姿を見せた方がいいんじゃないかな」
相変わらず、面食らったような顔をしているその方に、
さらに私はこう言い放ちました。
「あなたが真面目で責任感が高いことはとてもよく解ります。
 真面目に仕事に取り組むと共に、部下たちもきちんと育てなければ
 いけないと思われていらっしゃるんでしょうね。
 でも、そういう気持ちが強ければ強いほど、部下が自発的に育つ
 ようにはならなくなってしまうこともありますよ。
 もし、今までのやり方で上手くいかなかったとしたら、一度、
 『部下を育てねばならない』
 という気持を一旦脇に置いて、仕事を楽しみ、面白がって
 取り組んでみて下さい。
 その時、出来れば部下とも一緒に楽しんで面白がりながら
 仕事に取り組む事が出来たら、ひょっとしたら部下たちは、
 そんなあなたを見本にしようと思ってくれるかもしれませんよ。
 そしたら、楽しく働ける上に、部下も育っちゃうんですから、
 めちゃめちゃ楽だし、超ラッキーですね!!」
あまりにあっけらかんに、私がこんなことを言うもんだから、
その方は、あっけにとられていましたが、どうやら沈痛な気持ちは
消えたようでした。
まあ、この方法で本当に全てが上手くいくかどうかは
定かではありません。
しかし、見本を見せる、という事の意味というのは、
 ★ 相手をその気にさせること
であり、そのひとつに
 ★ そうやってみたら楽しそうだし面白そう
と思ってもらえる様に、自分の働き方を変えてみるのは、
結構有益な方法だと思うんですよね。
 
 
今日のメルマガはいかがでしたか?
良かったと思ったらクリックしてください。
   → http://clap.mag2.com/maedroutri?20131124
  ※コメントも書けるようです。
   もし良かったら感想を聞かせて
   下さいね。
 
 
━━━━━
 ● 各種サービス・教材・セミナーのお知らせ
━━━━━
● 個人セッションを受け付けております。
自分の課題克服や目標達成をテーマにしたマンツーマンの
セッションをご希望の方は、こちらの内容をご確認の上
ご連絡下さい。
http://sp.m-stn.com/order/coach/index.html
● 各種教材販売のお知らせ
自己表現や情報発信力、教材開発のスキルを磨く各種教材は
こちらからお求めになれます。
http://www.mstoneshop.com/
● ライブセミナーのお知らせ
現在、自社開催のライブセミナーの予定はございません。
水野が講師を務める、または講演をさせて頂く、
一般公開されている、セミナーや勉強会は、
以下の通りです。
中小企業のための自律分散協調型組織・実践講座
http://www.belicoun.co.jp/seminar/
※ 対象は、中小企業の経営者の方たち向けとなっています
 
 
━━━━━
  ● 編集後記
─────
私も基本、この手のお店は苦手だったんだけど、
そーゆー楽しみ方があったか!
291 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]  投稿日:2013/11/22(金) 16:09:11.29
 キャバクラとかクラブというのは基本行っても退屈なので、
 どうしても行かなければいけない時は
 ニセの職業でどこまで喋れるものか実験することにしている。
 八丈島から出張で来た石材屋で通した時は正直辛かった。
 ロシア帰りの創作寿司の板前の時は何かが憑依した
293 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]  投稿日:2013/11/22(金) 16:13:54.65
 俺も合コンを刀鍛冶でやり過ごした事がある 
 
 
 

モバイルバージョンを終了