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【前後】後者が「出来る人」になるための考え方

前者・後者論。私は後者。これは後者の方に向けてのメッセージ。でも、前者も読んで良いよ(笑)。
 
前者の方たちの論調を見ると、主に「出来る・出来ない」という視点だけで語られていて、後者の私としては、そこはかとなく、ずーっと違和感を感じていた。
 
後者だって出来る事はたくさんある。だけど、出来ることと出来ない事の落差が、前者に比べて激しすぎるのも事実。
 
後者は、出来ない事は、全く出来ない。やろうとしても、出来ない。
 
前者は、(能力的な問題で出来るレベルは個々人で大きく違うが)全く出来ない、というものってほとんど無いんだろう。
 
 
このちがいがどうやって生まれるのかを、分かりやすく表現できる方法を考えていたけど、これならわかるかな? というものをやっと見つけた。
 
 
前者と後者の違いって、ガラスの仮面の登場人物、姫川亜弓と北島マヤの違いと同じなんだよね。
 
姫川亜弓(前者)は、演技のスキルを持っていて、そのスキルを駆使することで、その人物を演ずる。
 
中身は姫川亜弓のままで、他人を演ずることが出来るのだ。
 
しかし、北島マヤ(後者)は、それが出来ない。演技のスキルを持っていても、北島マヤのままだと、他人を演じることが出来ないんだよね。
 
でも、自分の中に、他人の人生がセットでき、その人そのものになりきったとき、爆発的な演技力を発揮するのだ。
 
だけど、舞台を降りると、本来の自分に戻ってしまうので、舞台上で出来ていたことは、一切出来なくなってしまう。
 
つまり、後者っていうのは、何かが出来るようになる前に、それが出来るような状態に「なる」ことが重要なんだよね。
 
多分前者は、それが出来る人そのものにならなくても、出来ちゃうんだろう。
 
でも、後者は、あり方から変えないと、出来ない。
だけど、あり方からかえることが出来たら、スキル云々を越えたレベルですごいことが出来ちゃうんだよね。
 
だから、後者の皆さんは、何かに取り組むときには、やり方ばかりを学ぶのではなく、
  
 ★ それが出来るような状態となる自分自身のあり方
 
から変えていくように意識してみよう。
 
今までよりも、出来ることが増えて行くだろうし、出来ることは、前者の日じゃないくらい、高いレベルで出来るようになると思うよ。

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