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将来あなたが生き残れるかどうかが判る簡単な方法

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  ● もしもあなたの会社が倒産したら……
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唐突ですが質問します。
 ■ もしあなたの会社が倒産したら、大丈夫ですか?
こういう質問をぶつけられたら、あなたはどう返答しますか?
きちんと胸を張って「大丈夫です!」と答えられる人も
いるでしょうし、「うーん……」と腕組みをして考え込んで
しまう人もいることでしょう。
「いやあ、うちは大きい会社だから倒産なんかしないよ」
なんてこと思っている人も、中にはいるかもしれません。
まあ、大きな会社は、確かに倒産しにくいかもしれませんね。
しかしながら、倒産はしないまでも、部署の統廃合があったり、
左遷やクビがあったりと、あなた自身が安定している
とは、とてもじゃないけど言い切れないでしょう。
そんなとき、それでも堪え忍んで、会社にすがりつくことしか
できないか、それとも他の選択肢も選べるのか。
こういう事も含めて考えてみたとき、あなたは大丈夫と
言えるのか、これを考えてみて下さい。
どうでしょう、きちんと確証を持って大丈夫と
答えられるでしょうか?
実は、私なりに考えた、大丈夫かどうかを見極められる
ひとつの物差しがあるのです。
その物差しというのはですね……
 
 


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  ● 生き残れる人間が持っているものとは?
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企業研修などを通じてサラリーマンの方とお話しするときに、
つくづく、本当につくづく感じることは、
 ■ サラリーマンは、狭い世界で生きているなぁ
ということです。
気を悪くしたらごめんなさいね。
でも、本当にそう感じるんですよ。
確かに、仕事によっては、全国を股にかけて活動する人なども
いたりして、関東エリアしか動いていない私なんかに比べると
よっぽど広い世界で生きている人もいるわけですが。
でも、そういう人でも、やっぱり受ける印象は
 ■ 狭い世界で生きている
ということなんですよね。
その狭い世界とは何かというと
 ■ 自分の属している組織という世界
なんです。
多くのサラリーマンは、自分の属している組織を超えて
お付き合いしている人がいるっていうケース、少ないんですよね。
たいていは、仕事が忙しくってそれどころじゃない、と
いう感じで、組織の仕事はしているけれど、自分の人脈を
広げる活動をしている人はほとんどいない。
社外のお付き合いといっても、せいぜい外部の取引先か、
学生時代の友人、といった程度。
いずれも、自分が戦略的に作ってきた人脈ではなく、
環境に与えられた偶然の産物。
しかしそれでは、今の会社に何かあったときには
生き残っていくことは難しいでしょう。
それはなぜか。
このメールでも時々お話ししていますが、それは
 ■ ビジネスとは何か
ということにかかってくるんです。
ビジネスとは、自分以外の人間と価値を交換しあうこと、と
私は定義しています。
これによると、当たり前の話ですが
 ■ 自分以外の人間がいないと、ビジネスが成立しない
ということになるんですね。
例えば、会社の中だけしか人脈がない、という人は
その組織から離れてしまった瞬間に
 ■ 価値の交換をする人がいない、ひとりぼっち状態
になるわけです。これはつらいですよ。
で、この状態になったら、見ず知らずの人たちに対して、
自らの持つ価値をきちんと伝えていかなければいけなくなるわけです。
が、これが出来ないんですよ、すぐには。
なにせ、今まで組織の看板背負ってやってきている人ですから、
すべてを剥奪されて、身ひとつで己の価値を証明せよ、なんて
いわれても、すぐに上手くできるわけがない。
転職するにしても、ほとんどの場合、若い人以外はよほどの実績が
無いと、ワンランク・ツーランク下の年収・役職になることが
ほとんどで、大手企業の部長やってました、なんて話は、むしろ
邪魔扱いされるのが関の山、ということもよくある話で。
このほど左様に、小さな世界の中だけで生きてしまうと、
その世界から離れたときに、大変な思いをするんですよね。
しかし、戦略的に自分自身でいろいろな人脈を作っている人は、
このような悲惨な目には遭いにくいでしょう。
なにせ、価値の交換をする人がすでにいますし、きちんと
したお付き合いをしているのでしたら、自分が主張するまでもなく、
その人たちが、あなたの価値をみて、活用法を教えてくれたり、
人への紹介などをしてくれるようになるでしょうから。
もちろん、当然ですが、それだけの価値を、あなた自身が
身につけなければいけませんけどね。
しかしそれも、狭い世界で生きていたら決して気がつかない
ことですから、やはりまずは外の世界の人たちと接していくことが
大切なんですね。
ということで、あなたが今の会社から離れても生き残って
いけるかどうかの物差しとは
 ★ 社外にどれだけ太い人脈を持っているか
ということ。これがないのに「大丈夫!」なんて思ってた人は、
いざというときに足下をすくわれないように……
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
  社外に太い人脈を作って、いざとなっても生き残れる人間になろう!
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じゃあ、人脈を増やそうということで、異業種交流会や
セミナーに足繁く顔を出し、沢山名刺を集めてくる、ということを
始める人がいます。
フットワークの軽さは賞賛に値しますが、でももしそれが、
 ■ 名刺の数を集めること
に意識が向いていたとしたら、それはちょっと違うと
私は思うんですよね。
人脈は、数以上に
 ■ 太さ
というものの方が重要で、吹けば飛ぶよな名刺交換だけの関係よりも
 ★ その人といかに濃密にお付き合いするか、
ということの方が重要なんですよね。
人脈作りのそもそもの目的は、「外の世界を知る」という
ことであり、数を持つことではありません。
この人は、と思った人から、じっくりとその人の世界観を
学び取るような気持ちで、付き合ってみて下さいね。
そうやって、これは、と思った人たちと、じっくりお付き合い
しながら、自分を磨いていく、という意識を持って人脈を作ると、
将来大きな実りが生まれる人間関係が形成されることでしょう。
私自身、今自分がこうしていられるのは、独立してから
コツコツ培ってきた、数はささやかなれど、太さはぶっとい
人脈によるものだと思ってます。
だからこそ、是非みなさんも、太く、実りある人脈を築き
あげていってくださいね。
 
 
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  ● 編集後記
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6月21日のセミナー、おかげさまで無事満席となりました。
ありがとうございました。
今日の話にも多少関係がある内容ですが、参加される皆さんは
ぜひ、自分の価値を磨き会える人脈を創り上げてもらえたらと思います。
ということで、今週はテキスト作りにいそしみます。
たぶん、前日ぎりぎりまでやっていることでしょう。
毎度のことではありますが(汗)。

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