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ザ・マジックアワー

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  ● 映画職人の名言とは?
─────
というわけで、行ってきました、マジックアワー。
もう、最高に面白い映画でした。
過去に私が観てきたコメディ映画の中でも、ベスト3には間違いなく
入るものでした。
実は、前作の「THE 有頂天ホテル」をものすごく期待して
観たんですが、期待していたほど面白くなかったんで、今回は
どうかな、と心配していたんですが、もう杞憂でしたね。
奥ゆかしい日本人たちが、客席で手を叩きながら大笑いする、
そんな映画になっていました。
3分に10回笑わせるという話も決して大げさでなく、
三谷さんが、あれだけテレビに出ずっぱりで宣伝するのも
うなずけます。
多分、もう一回くらいは映画館に足を運んでしまうでしょうし、
DVDも出たら即買いですね。
それくらい素晴らしい映画でした。
ぜひ、皆さんも一度は映画館で観てくださいね。
ところで、三谷さんがメガホンを撮るのは、今回で4回目ですが、
これらの映画に共通するのが、「裏方・職人の人たちへの愛情」です。
「ラヂヲの時間」では、ラジオドラマの裏方たち。
「みんなのいえ」では、大工の親方。
「THE 有頂天ホテル」では、ホテルマン。
「ザ・マジックアワー」では、映画人。
今回も、映画の裏方さんたちへの愛情がたっぷり詰まった
映画になっていましたが、実際に自分の映画に関わって
もらった方たちへの愛情も、相当深いようです。
この映画の舞台となった、港町・守加護(すかご)の
メイン通りは、日本最大級のスタジオに作られた巨大なセット。
このセットがまた実に良くできていて、パンフレットやメイキング
番組などを観ていると、本当にこれを作った職人の方たちを
尊敬してしまいます。
そんな三谷さん。
せっかく作ってくれたセットを、隅々まで撮りたいと思いながらも
それがかなわず悔しがっていたときに、職人さんの一人に言われた
一言で、気持ちが救われたそうです。
さて、その職人さんはなんと三谷さんになんと言ったのでしょう?


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  ● 映画職人の名言とは?
─────
というわけで、行ってきました、マジックアワー。
もう、最高に面白い映画でした。
過去に私が観てきたコメディ映画の中でも、ベスト3には間違いなく
入るものでした。
実は、前作の「THE 有頂天ホテル」をものすごく期待して
観たんですが、期待していたほど面白くなかったんで、今回は
どうかな、と心配していたんですが、もう杞憂でしたね。
奥ゆかしい日本人たちが、客席で手を叩きながら大笑いする、
そんな映画になっていました。
3分に10回笑わせるという話も決して大げさでなく、
三谷さんが、あれだけテレビに出ずっぱりで宣伝するのも
うなずけます。
多分、もう一回くらいは映画館に足を運んでしまうでしょうし、
DVDも出たら即買いですね。
それくらい素晴らしい映画でした。
ぜひ、皆さんも一度は映画館で観てくださいね。
ところで、三谷さんがメガホンを撮るのは、今回で4回目ですが、
これらの映画に共通するのが、「裏方・職人の人たちへの愛情」です。
「ラヂヲの時間」では、ラジオドラマの裏方たち。
「みんなのいえ」では、大工の親方。
「THE 有頂天ホテル」では、ホテルマン。
「ザ・マジックアワー」では、映画人。
今回も、映画の裏方さんたちへの愛情がたっぷり詰まった
映画になっていましたが、実際に自分の映画に関わって
もらった方たちへの愛情も、相当深いようです。
この映画の舞台となった、港町・守加護(すかご)の
メイン通りは、日本最大級のスタジオに作られた巨大なセット。
このセットがまた実に良くできていて、パンフレットやメイキング
番組などを観ていると、本当にこれを作った職人の方たちを
尊敬してしまいます。
そんな三谷さん。
せっかく作ってくれたセットを、隅々まで撮りたいと思いながらも
それがかなわず悔しがっていたときに、職人さんの一人に言われた
一言で、気持ちが救われたそうです。
さて、その職人さんはなんと三谷さんになんと言ったのでしょう?
 
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  ● 自らの仕事に価値をもたらす考え方
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あなたの仕事はどれだけ他人に評価されているでしょうか。
自分自身が満足できるような評価を、常に受けている、
という人はおそらく少ないでしょう。
評価どころか、自分の仕事が陽の目を見ないということに
悩んでいる人の方が、遙かに多いのではないかと思います。
私自身、人前に立つ仕事はしているものの、おそらくは
全仕事の9割近くが、誰の目にも触れることなく葬り去られたり、
公開したものの、ほとんどの人の目に触れることなく、
消えてしまいます。
一生懸命考えた原稿が、結局ボツになることなどは日常茶飯事ですし、
研修の企画なども、時間をかけて考えたものが、相手の要望や
意向で、全部練り直しになってしまう、などなど。
どんな仕事でも、そういった
 ■ 陽が当たらずにやる気をなくしてしまう
ようなことが、常につきまといます。
これが顕著に出る業界のひとつが、映画の世界なんですよね。
全国の人たちの目に触れると思って意気込んで作ったセットが
画面の隅に一瞬だけ映って終わってしまった。
せっかく掴んだ出演の機会が、集団の中を動くエキストラの
役で、自分がどこに映っているのかさえ、結局解らなかった。
映画人は、みんなそういった痛みや悲しみにさらされて
いるんですよね。
そういった、やる気をなくす出来事を重ねていても、
それでもなお、腐らずにやる気を維持させるためには、
一体どうしたらいいのでしょうか。
全てのセットを撮れないと悩む三谷さんに、その職人さんは
こういったそうです。
「フィルムには映らなくても、役者の目に映っているなら
 それだけで充分、存在した価値があるんですよ」
映画である以上、最後は画面に映らないと意味がないと、
ついつい思いがちです。
しかし、たとえ画面に映らなくても、その場にいる人たちの
目に触れ、そして、その人たちに良い影響を与えられたら、
それはそれで価値がある。
たとえ、映っているのかどうか解らないようなエキストラだった
としても、フィルムが回っていないときにでも、その場にいた人たちに
よりよい影響を与えられたら、それはそれでその映画に出た価値が、
その人にはあるんです。
逆に言えば、
 ★ 自分の仕事を通じてどんな価値を提供できるか
ということを常に考えながら取り組み続けることができたら、
いつの日か、スポットライトが当たる仕事が出来るように
なるんでしょうね。
 
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           今日のトーク術・まとめ
  どんな仕事でも、自分が提供できる価値をそこから見いだしていこう!
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映画のタイトルにもなった「マジックアワー」とは、 
  「太陽は沈み切っていながら、まだ辺りが残光に照らされている
   ほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯」
のことを指す、映画用語だそうです。
この映画では、その意味から転じて
 ★ 誰にでも訪れる、自分の人生が輝くとき
ということを表しているようです。
輝きを生み出すには、ふたつのものが必要になります。
それは、
 ★ 光と、それに照らされる磨かれたもの
です。
自分の仕事をマジックアワーのような輝きを持たせるためには
どうしたらいいでしょう。
多くの場合、光が自分に向けられる機会がないのですが、
それでも、ある日突然自分に光が向けられることがあります。
そのときに、きちんとその光を照らし返せるように、自分の仕事を
粛々と磨き込んでおくことは、とても大切なことでしょう。
私自身、昔は、必要なときだけ頑張ればいいと言いながら、
普段の仕事は、こんな状態で一生懸命やってもいみないや、
といわんばかりに、モチベーション低く取り組んでいました。
当然ながら、そんな私には光など当たることはほとんど無く、
また、たとえちょっとしたチャンスが巡ってきても、磨き込みを
怠り、結局大きなチャンスに結びつくことはありませんでした。
今、それなりにやりたい仕事が出来ているのは、そういった
過去の自分がやってきたことを反省し、しばらくの間、じっくり
陽の当たらない下積みの仕事をやってきたことが、光をきちんと
照らし返せる支えになっていると思っています。
あなたの「マジックアワー」をしっかりと輝かせるためにも、
それに対しての準備をしっかりしておいてくださいね。
 
 
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  ● 編集後記
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いやあ、しかし、ホントに面白かった。
三谷さんのコメディの真骨頂が、ギュッと詰まったような
映画でした。
三谷コメディの特徴は、主人公が危機に瀕して、苦し紛れに
取った行動が、ドンドン悪い方へ転がっていくおもしろさと、
その中で、巧みに張り巡らされた複線が、最後に向けて
どんでん返しをしながらもきれいにまとまっていく、というところ。
しかし、あの才能には嫉妬しますねぇ。
よくもまあ、あれだけのことを考えられるもんだと思います。
昔私は、映画の世界を目指していて、習作や、実習課題で
書いた脚本も、コメディだったんですよね。
だから、三谷さんのコメディを見るたびに、なんか
昔の血が騒ぐというか、なんかこう、もぞもぞすると言うか。
やっぱり映画の世界って、いいよなあ。
 

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