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● mixi炎上
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3月3日にmixiが利用規約を改正しました。
その件について、mixi内では改正反対を叫ぶ人たちが
声を上げ、大騒ぎになってしまいました。
規約改正で問題にあがったのは、以下の18条の条文。
1.本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、
ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において
無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、
頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。
2.ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。
これを見て、「自分が書いた日記がmixiに自由にされてしまう!」
と考えた人たちが、こぞって批判ののろしを上げたんですね。
そして、規約改正に反対するコミュニティを立ち上げ、
議論を重ねる人が出たり、mixiを退会しよう、
有料サービスをやめてしまおう、などと、mixi離れを
あおる人たちも出てきています。
mixi側も、この規約改正が、ユーザーのコンテンツの著作権を
剥奪しようとしているわけではなく、
1.投稿された日記等の情報が、当社のサーバーに格納する際、
データ形式や容量が改変されること。
2.アクセス数が多い日記等の情報については、データを複製して
複数のサーバーに格納すること。
3.日記等の情報が他のユーザーによって閲覧される場合、当社の
サーバーから国内外に存在するmixiユーザー(閲覧者)に向けて
送信されること。
と、技術的に発生してしまう改変・複製・配信についての対応に
同意してもらいたいという趣旨だったと説明しています。
しかしながら、この説明だけで全員が納得できようはずもなく、
また、一度燃え上がった火の手は、早々簡単には沈めることも出来ず、
ここ数日は、この話でmixi内では侃々諤々するようです……
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● 視点をどこにおいてビジネスをしているか
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ところで、規約ってなんでしょうか?
広辞苑によれば、
関係者の間で、相談して決めた規則
とあります。
だから、ここで決めたことはルールとして守らねばならず、
このルールを破ったときは罰が下されるが、ルールの範囲内に
おいては、自由に行動していい、ということになります。
さて、この時に、
■ このルールを破ったときは、罰が下される、
ということに注目すると、規約を作れる側は、罰はあまり受けたく
ないので、なるべく自分に罰が下されないよう、自分を守れる様に
規約を作りますよね。
しかし、もう一方の側は、そういう思いで作られた規約を
どう見るかというと、
■ 相手はどこまで自分に都合のいいルールを作ってくるのか
に焦点を当ててみてきます。そして、自分自身の権利が侵害
されているところが見つかると、これは納得いかん、ということで
大騒ぎを始めるわけです。
今回の件も、おそらくmixiは、参加者のコンテンツを
独占利用しようとしているわけではないと思います。
どちらかと言えば、自分自身が不用意に訴訟されたりされないよう、
自己防衛のためにこういった規約の改正をしたのだと思います。
そういう意味では、条文の内容はともかくとして、こういった改正を
しようとする気持ちは、わからないでもないんですよね。
ただ、今回一番問題だったのは、
■ お客さんの目の前で、自己保身だけを考える行動をとった
ということなんじゃないかと思います。
もちろん、企業はトラブルを避けるためにも、リスクに対しての
対策は絶対に必要なことだと思います。
しかし、皆が見ている前で、お客さんから視線を外して、
自分自身だけを守る対応をとってしまったのが、今回の炎上に
つながってくるんじゃないかと思うんですよね。
mixi利用者の方たちも、今までは意識的にしろ無意識的にしろ、
ある程度の感謝の気持ち、ありがたいと思う気持ちをmixiに
持っていたんじゃないかと思うんです。
しかし、相手がお客さんから視線を外し、自分自身だけを見ている
行動を目の当たりにしてしまったので、あれだけの怒りを買って
しまったのだと思うんです。
今回の件は、お客さん相手にビジネスをしている人たちにとって
とてもいい教訓を提供してくれたのではないかと思います。
ビジネスに取り組むときには常に
★ お客様から一瞬も目を外さずにいる姿勢を保ち続けること
が、とても重要であり、その上で、自社の利益確保やリスク回避に
つとめるようにする必要があるようです。
自己保身に走りがちだと思われる方は、この点について、もう一度
自分自身の行動を振り返ってみてはいかがでしょうか。
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今日のトーク術・まとめ
常にお客さんから目線を外さずにビジネスに取り組もう!
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私自身、自分自身で作ったコンテンツでビジネスをしている関係上、
契約・規約については結構細かく見ます。
ですから、今回の件も、こういった規約改正をした気持ちには
一定の理解は示しますが、でもこの規約内容は勘弁してほしいなあ、
という気持ちであります。
炎上祭りに参加するつもりはありませんけど、今後のmixiの
対応には注目していきたいところであります。
しかし、お客さんから視線を外してビジネスをするということは、
本当に怖いですね。
お互いに、気をつけていきましょうね。
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● 編集後記
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なんと、私、今日は7日だと勘違いしておりまして、
発行手続きを1日先の設定にしておりました。
メールチェックをしていながら、なーんかおかしいなぁ、
と思っていたんですが、そういえば、自分のメルマガが届かない、
ということに気がつき、慌てて確認したところ、日付の設定違いに
気づいた次第であります。
平日日刊、危うく途切れるところでした(滝汗)。
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