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● 成功街道まっしぐら……のはずが……
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自慢じゃないですが、私は小さいころから結構本を読むのが好きでした。
父親が本好きということもあって、小さいころから書斎にもぐりこんでは
適当に選んだ本を読んだりしていました。
世界文学全集、とか、文芸春秋とか、そんなあたりの本も、
よくわからないくせに、フムフム頷きながら、読んでいたものです。
社会人になっても、読書は好きで、ビジネス書や自己啓発書などを
そこそこは読んでいました。
普通のサラリーマンが大体つきに1,2冊も読めばいいところを、
当時の私は、毎月10冊くらいは読んでいたと思います。
それだけ本を読んでいたら、普通は絶対に成功するはずなんですよね。
人生順風満帆、大金持ちになっていて、大切な友人たちに囲まれ
幸せな毎日を過ごせるはずなんですよね。
ところが、実際はどういう状態だったかといえば、
・独立して始めた事業は1年ちょっとでつぶれてしまい、
・借金を1500万も抱えてしまい、
・友人たちからは三行半を突きつけられ
・当然不幸のどん底のような毎日
が待ち構えていました。
「成功したいなら本を読め」といってたじゃん!
俺、本読んだじゃん!
成功するはずじゃん!
なのに、この状態なんなのよぉ~!!!
さて、私はなぜ本を読んだのに、成功できないだけでなく
逆に失敗してしまったんでしょうか?
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● 知っていることに出会ったときの考え方
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日ごろセミナーをやっていると、いろいろなタイプの人に出会います。
そんな中、私が最近注目しているのが
■ すでに知っている情報に出会ったときのリアクション
です。
これを見ると、そのことについて、この人が本当にわかっているのか、
そうでないのかが、大体見抜けてしまいます。
この人、きっと解ってないだろうなぁ、と思うリアクションは、
■ 「ああ、それなら知ってるよ」
というもの。
こういうリアクションをとる人は、まず間違いなく、
そのことに対して、きちんと理解していないと言い切れます。
特に大事な話のときに、こういうリアクションをとる人は、
要注意ですね。
まず、こういう人はなかなか結果は出せないだろうな、と思います。
それはなぜか。
昔の私が、まさにこういったタイプの人間だったんですね(滝汗)。
では、本当に解っている人は、すでに知っている情報に出会ったとき、
どういうリアクションをとるかというと
■ 「そうそう、そうなんだよねぇ!」
というもの。こういうリアクションをとる人は、かなり高い可能性で
そのことに対して、きちんと理解していると思われます。
特に大事な話のときに、このリアクションに加えて、
膝を叩いたりし始めたら、まず間違いなくこのことについて
頭だけでなく、経験を通じて理解している人だと思われます。
それはなぜか。
最近の私が、まさにこういうタイプの人間だからです(笑)
ここで、すでに知っていることにであったときの対応の仕方が、
以前の私と、今の私とで、どんな変化が頭の中で起きたのか、
話してみますね。
まず、以前の私は、何かの情報に出会ったとき、まず
★ 自分の知識のデータベースを検索して
知っているかどうかを確認していました。
で、その検索に引っかかったときに、
■ 「ああ、それなら知ってるよ」
と思って、その情報を投げ捨てていたんです。
では、今の私はどうしているかというと、何かの情報に出会ったとき、まず
★ 自分の体験のデータベースを検索して
このことについて実際に経験したことがあるか、または
それに近い状態のことをやったことがあるかどうかを確認しています。
そして、その検索に引っかかったときに、そのことを反芻して、
■「そうそう、そうなんだよねぇ!」
と思って、その情報を、忘れないように大切にしまいこんでいるのです。
世の中には、いまだに知っているというだけで満足している人たちが
まだまだ多いようですが、本当に大事なことは
★ 知を生活で活用すること
であると私は思っています。
とするなら、有益と思われる情報に出会ったときに、まず照らし
合わせるものは知識データベースではなく、経験データベース
なんですよね。
で、経験データベースに照らし合わせた結果、まだ実践していない
ということが判明したときは、いくら知識データベースにその情報が
入っていたとしても、
■「いかんいかん、実践してなかった」
と反省し、やることリストに追加していく、ということが、
筋だと思います。
特に、今時点で欲しい成果が得られていない人は、
さらに知識を得ようと勉強するのではなく、
「知ってるけれどやってないリスト」
を作って、それを端からコツコツ実践してみてはいかがでしょうか。
きっと、驚くほど短期間で、得たい成果が手に入るかもしれませんよ。
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今日のトーク術・まとめ
知っているだけのことをきちんと実践してみよう!
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今思うと、昔の自分はまさに知を身にまとうことで喜ぶタイプでした。
本は結構読むくせに、読んで満足するタイプで、実践したことは
ほとんどありませんでしたねぇ。
で、知っていることをみなにひけらかし、
「俺ってすごいだろ!」的雰囲気を振りまいていたんですが、
見る人が見たら、きっとそのときの私は哀れに見えたんでしょうねぇ。
汗顔の至りであります……
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● 初めてのセミナー入門、満員御礼です
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前回のメルマガでお知らせいたしました、初めてのセミナー入門ですが、
おかげさまで無事満席となりました。
ずーっとほったらかしのメルマガだったんで、果たして集まるかなぁ、と
心配していたんですが、意外と呼んでくれている人たちが多くて、
うれしかったです。
また、セミナーをやりたいと考えている方もかなりの数いらっしゃると
いうことが解ったのも、うれしかったです。
元々、私が「セミナーをやりたい人向けのセミナー」をはじめたのが、
2005年の1月と、今から約2年半前。
当時は、こんなセミナー、どこにもなかったので、果たして
受講者なんかいるのかな、と思いながら、冗談半分ではじめましたが、
今では、もう250名を超える受講生の方たちに受講していただきました。
しかも、ほとんどの人たちがプロフェッショナルばかり。
そんな中で、つい1年前からセミナーを始めたばかりの私が
えらそうにセミナーのやり方をレクチャーするのですから、
もう、毎回冷や汗の連続でありました。
そんな厳しいプレッシャーを感じながら、必死に役に立つメッセージを
伝えられるように、あっちこっちに修行に行きながら、コンテンツを
練り上げ続けること2年半。
今では、どうにかこうにか、それなりに参加者の皆さんには満足して
いただけるようなセミナーになりました。
今回行う「初めてのセミナー入門」では、そのあたりのお話も
含めて、時間の許す限りじっくりとお伝えしていきたいと思います。
本屋さんで手に入るような情報は、おそらく全くしません。
テキストやスライドの作り方、なんていうものは、世間に
掃いて捨てるほどありますから、そちらで勉強してただけたらと
思います。
私は、私だけにしか伝えられないもので、
「セミナーを始める前に知っておきたかった」
と昔の自分が思うようなお話をしていきたいと思っています。
当日お会いできる方たち、楽しみにしていてくださいね。
なお、次回開催はまだ未定ですが、あくまでも初めての方
を対象に、近々行いたいと思っています。
なお、一度でもセミナーをやったことのある方は、こちらを
お勧めします。プロモーションビデオもありますから、
ぜひ見てみてくださいね。
→ http://sp.m-stn.com/seminar/semsem/index.php?sid=3t
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● 編集後記
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久しぶりに継続して書いているメルマガですが、
結構ボツ原稿が多いです。
書き始めは面白そうと思っていたのに、
書き上げてみると、なんかつまらない。
そう思ってお蔵入りにしてしまった原稿が、
この1ヶ月で5本も出来てしまいました。
ベースとなるテーマは、いいものだと思っているので
いずれ別の形で日の目を見ることもあるでしょう。
ホント、ネタだけは日刊で出せるほどいっぱいあるんですが、
形にするのが難しいと感じる今日この頃であります。
友人たちは「もっと気楽に書いたら」というんですが、
これはもう性なんですかね(汗)