おはようございます。水野です。
今日は、とある4コマ漫画を読んでいて「うーん」と
考えさせられたことについてお話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
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● 「OL進化論」連載900回記念
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昨日発売された週刊モーニングを読んでいたら、
秋月りすさんの「OL進化論」が連載900回を
迎えたとのことで、巻頭カラーになっていました。
この漫画は、OLたちの日常を描いている4コマ漫画で、
私、結構好きで、毎週書かさず読んでいるんですよ。
気軽にゲラゲラ笑えるような話しの中に、時々深く
考えさせられるようなものが混じっていて、
なかなか油断できない4コマ漫画なんですよね。
今回も、ひとつ「うーん……」とうなってしまったお話がありました。
それはこんな内容のものです。
一コマ目
喫茶店で本を読みながらくつろぐ男性。そこにマスターがやってくる。
マ「アイスコーヒーと、記念のクッキーです」
男「え?」
二コマ目
男「ああ、開店した記念日とかですか?」
マ「いえ、違います」
三コマ目
マ「お客様がウチの店に来られるようになって一周年ではないかと」
男「あ、ああ、なるほどー、それはどーもー、ははは」
さて、この4コマ漫画、最後のオチはどんなだと思いますか?
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● その経営努力は……
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一年ほど前、ウチの近所に新しいカレー屋さんが出来たんです。
カレー好きの私としては、大変ありがたいことで、
早速食べに行ったんですね。
味は、飛び抜けておいしいという訳ではありませんが、
金額と比べたら十分満足できる味でした。
お店のマスターも、気さくな感じで、またお客さんを
満足させたいという気持ちがあふれていた人でした。
でも私、そのお店、2回ほど行ったあとは、全く通わなくなって
しまったんです。
一見、良いお店のように見えるのに、なぜ通わなく
なってしまったのか。
私、一人で食事するときは、本や漫画を読みながら
一人の世界を堪能したいクチなんです。
しかし、その店のマスターは、結構色々と話しかけて
くるんですよね。
「カレーの辛さ、合いましたか?」
とか、
「お客さん、ウチのお店初めてですよね」
とか。
そして、帰りしなには
「今度はこっちのカレーも試してみて下さいね」
と、別のメニューをアピールしたり。
私も大人ですから、とりあえず笑顔で対応してはいましたが、
何とも言えない居心地の悪さを感じていて落ち着きませんでした。
で、結局そのお店にはもう足が向かなくなってしまったんですよね。
先ほどの4コマ漫画のオチはこういったものでした。
四コマ目
街中を上司と男が歩きながら会話をしている
男「良い店なんですが、それ以来足が遠のいて」
上司「間違った経営努力だな」
お客さんを満足させるために頑張る、というのは経営努力としては
正しいことでしょう。
しかし、その経営努力がが間違ってしまうと、不用意にお客さんに
近づきすぎてしまい、帰って不快な思いをさせてしまうことにも
なりかねません。
★ お客さんを不快にさせない距離感を取る。
経営努力も大切ですが、その努力はお客さんへの気配りが
合ってこそのもの、ということを忘れないようにしましょう。
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今日のトーク術・まとめ
お客様との距離の取り方に気を配ろう!
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このお客さんとの距離の取り方については、特に私のような
講師業を勤める人間には重要な気配りだと思います。
私も、以前はこの距離の取り方に失敗してしまい、やたら自分に
迫ってくる暑っくるしくてうっとおしい人に、よくなっていました。
こっちとしては一生懸命にその人のために何とかなりたい
と思っている訳で、これは私の経営努力であるつもりだったんです。
でも、結局相手が受け入れてくれなければ、こんな努力、迷惑以外の
何者でもないんですよね。
ということで、最近はようやく距離の取り方を失敗することも
減ってきて、不快に思われることも少なくなってきました。
(全くなくなった訳では、残念ながらありませんが)
では、お客さんと上手く距離をとる方法は、どうしたらいいでしょう。
色々考え方ややり方もあると思いますが、私のやり方は、
★ まずは近づいてみる
ということをやっています。
私のような仕事は、結構相手に近づく必要があると
思っているんですね。
セミナーや研修の参加者に対して、遠巻きの立ち位置にいるより
ぐっと相手に近づく必要があると思っているんです。
なぜなら、彼らからは、こちらになかなか近づけないから。
やっぱり講師というポジションでいる限り、よっぽど前向きで
行動派の人でない限り、自分から講師に近づこうとする人は
なかなかいないんですよね。
だから、こちらから近づいてあげる必要があると、
私は考えているんです。
でも、あまり近づきすぎると、距離を取りたい人にとっては、
不快に感じる人だっている訳です。
でも、それを恐れていたら近づけない。
ということで、まずは私は、こちらから相手に近づいてしまいます。
ただ、それだけではなく、
★ 相手が不快と感じた気配を見せたらすぐに引く
ということも、併せてやっているんですね。
あ、このひと「もうこれ以上近くに来ないで」って思ってるな、
と思ったら、すっと後ろに下がる訳です。
これは、物理的な距離の話だけでなく、相手との話の中で、
どこまで突っ込んで話すか、ということでも同じことが言えます。
そうやって、近づいては相手の様子を見て、不快に思っているようなら
距離を取る、ということを、ずっとやっているような感じです。
お客様と距離を取ろうと思ってしまうと、どうしても近づく
行動が取りにくくなってしまいます。
でも、大切なことは、距離を取るというよりは、
★ 相手に気遣いながら、許される境界線まで近づいていく
という気持ちを持ちつつ、なおかつ
★ 相手が快適を感じる距離を保つ姿勢を見せ続ける
ということをやっていくと、相手も心を許して、自分を近づけさせて
くれるようになるんじゃないかな、と思っています。
要するに、どれくらい距離を取ればいいか、という話ではなく、
結局は、お客さんの気持ちに、どこまで敏感でいられるか、という
ことなんですよね。
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● 編集後記
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最近、天気があまり良くないですね。
このメルマガを書いている時も、雨がかなり激しく降っていて、
雷が鳴っています。
ついさっきは、かなりの豪雨となり、雷もひっきりなしに
なっていました。
そんな中、このメルマガを書いていたんですが、その時は
結構良い感じで筆が走り、気分良く書き進めていたんです。
そして、あと、残り4分の1くらいかな、と思ったところで、
急に「ガラガラピシャーン!」と雷が鳴り、「バチン!」
という音と共に、事務所が真っ暗になりました。
……そう、停電です。
当然、今まで書いた原稿はすべてパー。
良い感じで書き進めていましたんで、こまめに保存
してなかったんです。
部屋は真っ暗、頭真っ白。
幸い、停電はすぐに復旧しましたが、私はすぐに復旧することが
出来ず、しばらく石化したまま動けませんでした。
今、ようやく心が復活し、ここまで原稿を書き上げることが
出来ましたが、いやあ、ホント停電っていやですね。
これから原稿関係はノートパソコンで書こうと心に決めましたよ。