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ジェットコースター事故はなぜ起きたのか

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  ● ジェットコースター事故はなぜ起きたのか
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先日、大阪のエキスポランドで、痛ましい事故が起きました。
前途ある若い女性が亡くなってしまい、同乗した方たちや
事故現場に居合わせた方たちも、心に深い傷を負ってしまったようです。
私自身、今まで、ジェットコースターでそういった事故は起きないものと、
勝手に決め付けていましたが、安全と思っていたものでも、
事故は起きるものだ、ということを、今回改めて思い知らされました。
しかし、一体事故はなぜ起きてしまったのでしょうか。
新聞では、まことしやかに原因と対策について語られています。
開設以来車軸を取り換えていなかったことによる金属疲労が
原因だった。
年に1回検査することを義務付けられている金属疲労の試験を
3か月延長したことがいけない。
はたまた、建築基準法に沿って作られたジェットコースターでは
問題があるのではないか?
……などなど
これらの原因に対処することで、事故がなくなればいいでしょう。
しかし、私が思うに、事故の根本的な原因は、もっと違うところに
あるのではないかと思うのです。
 
 


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  ● 結果を出す人の基準とは?
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成功者と言われている人たちや、大きな結果を出している人たちには、
共通しているところがいくつかあります。
そのうちのひとつで一番重要なものだと私が思うのは、
   ■ 高い基準を持つ
というものです。
皆さんもこの手の話は聞いたことがある人もいるかもしれません。
それに、自己啓発の世界では、この手の話はよくいわれています。
しかし、こういった結果をきちんと出している人たちを
もう少しじっくり観察してみると、単に高い基準を持っているだけでなく
   ★ その基準を自らで創りだしている
ということにも気付かされます。
ここが、普通の人の基準の持ち方と大きく違うところだと、
私は思うのです。
多くの人の場合、基準というものは人から与えられるものです。
ジェットコースターの例で言うなら、建築基準法とか、JIS規格とか。
その他もろもろ、基準問いわれているものはほとんど
人から与えられているもの。
こういう、自分で創りだした基準でなく、人から与えられた
基準を守ろうとすると、一体何が起きるかといえば、
   ■ 基準を守る業務が、義務感から行う単なる作業
になり下がってしまうことが往々にしてあります。
 ・この数字をクリアしろと言われたからそうやって作った。
 ・年1回検査しろと言われたから検査した。
と、いった感じ。
人から押しつけられた基準を守らされていると、
たいていの場合、こんな状態になってしまいがちです。
しかし、基準を自分たちで作った場合は、こういうことは
起こりにくいのです。
なぜなら、
   ★ 定めた基準をクリアする明確な理由を持っている
からなんです。
  自分たちが定めた目的を果たすために、自分たちで作った基準
だから、絶対にその基準をクリアしてやろうという気持ちが強いんですね。
だから、もしエキスポランドの整備員の方たちが、例えば、
   ★ 絶対に乗車した人たち全員を傷一つ付けずに笑顔で戻す
ということを、明確な基準として持っていたら、
きっと車軸を一度も変えないなどということにはなかったでしょう。
金属疲労の検査も、JIS規格に定められた年に1回だけでなく、
ひょっとしたらもっと頻度を高めたかも知れません。
基準を人から与えられるものに甘んじ、整備を単なる「作業」と
してしまった結果が、今回の事故につながったのだと、私は
思えてならないのです。
安全基準を人任せにしてしまった結果起こってしまった悲劇。
私は、そんな風に思えてならないのです。
しかし、基準は人任せ、という話は、今回の事故に限った
ことではありません。
自らの手で基準を決めることなく、人に基準をゆだねて、
自分自身はそのお仕着せの基準をクリアする作業を粛々と行う……
こんな風に働いている人たち、結構たくさんいるんじゃ
ないでしょうか。
その人たちは、仕事にやりがいを感じているのでしょうか。
達成感と充実感を感じているのでしょうか。
もしあなたの身に思いあたるところがあったら、どんなにささやかな
ものでもいいですから、自分の仕事に対して、あなた独自の基準を
作って見るといいでしょう。
そして、その基準をクリアするよう、チャレンジしてみてください。
きっと、仕事に張り合いが出てくるでしょうし、基準を高めていく
ことで、成長も感じることができることでしょう。
自ら基準を作り、それをクリアすることに喜びを見出しながら
仕事に取り組めば、あなたも周りも幸せになります。
しかし、人から与えられた基準を渋々こなしていると、
あなたが不幸なだけでなく、周りの人にも思わぬ不幸を与えて
しまうかもしれません。
どちらの側に回るのか、それはあなたが決められることなのです。
どちらを選びますか? 
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
         自分自身で高い基準を創ってみよう!
  
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私自身も、4年前にセミナーを始めるに当たって、
 「1日のセミナーだけで参加者全員が結果を出す」
という、かなり無茶な基準を作って、毎回この基準を
クリアするよう、試行錯誤を繰り返しました。
さすがに、全員というところまではいかなかったものの、
1年後には、通常は2割の人が実践し、結果を出すのが
そのまた2割の人、と言われているセミナーの常識に反し、
80%の人がコンスタントに結果を出してくれるようになりました。
そして、その成果の高さに興味をもった人たちから
いろいろ相談を受けているうちに、今のセミナー構築
アドバイス業務に発展していったのです。
4年前はセミナーの経験など、全くなかったのに、短期間で
人様の相談に乗るというレベルまで来たのも、
この自分で創った基準のおかげだと思います。
ということで、私自身も経験済みですので、ぜひ皆さんも
試してみてくださいね。
 
 
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  ● 矢矧先生の講演に行ってまいりました!
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前々回のメールでお知らせいたしました、 矢矧先生の講演会に
行ってきました。
120名定員のところ、なんと150名が集まってきました!
これだけの数になると、なかなか壮観ですね。
しかし、先生といえば、相変わらず飄々としながら
楽しげにお話していました。
話の内容は、
  自分の人生を思い通りにする人生戦略の立て方
というもの。
普段先生と個別にお話させていただいていたので、聞いたことある話
ばかりかな、とも思っていましたが、初めて聞く話もたくさん出てきました。
圧巻は、独立したばかりでお客さんがゼロの状態から、
全業態のトップ10に並ぶ企業を300百社近くリストアップして、
そこからコンサル案件を獲得していくプロセスのお話。
ここでは詳しくはお話できませんが、継続的に結果を出し続ける努力を
してきた様と、モチベーションをいかに維持していくかという工夫の
数々は、本当に勉強になりました。
また、セミナー終了後の懇親会も、矢矧節の大炸裂。
その場に居合わせた人たちの悩みや相談を無差別に受けては、
短時間で的確な答えを出し続けていき、居合わせた人たちは、
みんなその鮮やかなアドバイス振りに心底驚いていたようでした。
想像してみてください。懇親会の場で、全員が一人のおじいさんの
周りに集まって、飲み物にも手をつけず、メモをもって一生懸命
聞いている姿を。
遠めに見たら、とっても異常な光景でした(笑)
ということで、アプレックスさんは5月19,20日に、
今回行った人生戦略をテーマにしたセミナーを開催するそうです。
興味ある方はぜひ参加してみてくださいね。
ちなみに、私のほうは、皆さんが心底舌を巻いた、先生のアドバイス力を
身に着けていただくためのセミナーを開催いたします。
なぜ先生が初対面の人間に対して短期間で感服するアドバイスができるのかを
解説してもらうとともに、実際にその考えに基づいて自らアドバイスを
実践し、それに対して先生から直接指導を受け、なおかつ、自分の課題を
参加者全員から、また矢矧先生からアドバイスを受けることができる……
と、非常に内容盛りだくさんのセミナーになっています。
参加者定員20名未満という少人数で、懇親会も含めて丸一日、
たっぷりと矢矧先生のエキスを吸い取っていただきたいと思っています。
こちらは、コンサルタントや資格業者、研修講師等、教育業に
携わっていらっしゃる方たちに向けてのセミナーです。
今まで、私のセミナーの受講生の方たちにだけ、そっとお知らせして
いたんですが、もし教育ビジネスに携わっている方で、ご興味のある方、
昨日の公演に参加して、ぜひ参加したいという方は、いらしてくださいね。
ちなみに、私が先生にインタビューした、アドバイスをするときの
矢矧先生竜の考え方のさわりの部分を、音声データとしてアップ
しておきましたので、ぜひ聞いてみてください。
これだけでも、結構な学びになると思います。
http://blog.mizunohiroshi.biz/blog/2007/05/post_60e3.html
もし、今回は参加できないけれど、矢矧先生の情報は欲しい!
という方は、こちらからメールアドレスをお知らせくださいね。
http://sp.m-stn.com/yahagi/mag.html
 
 
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  ● 編集後記
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今日から、毎週1回、某専門学校にて講義を受け持つことになります。
一回こっきりのものでなく、1年間同じ生徒たちに話し続ける、
ということで、自分としては初体験で、結構緊張しつつも、
とっても楽しみにしているところです。
ということで、昨日は先生の講演から帰ってきて、夜中の3時まで、
ギリギリ粘りながら、話すことをあれこれ考えていました。
いつも、直前ギリギリまであれこれ考えてしまうのは、悪い癖だと
思いますが、これをやるのがまた楽しかったりするもんで、
やめられません(汗)
さて、この講義が、生徒さんたちにどう受け入れられるのか、
また気づきや学びがあったらメールマガジンを通じて
お伝えしていきますね。
ちなみに今、学校へ移動中の電車の中でこのメールマガジンを書いて
いるのですが、なんと、事前情報によると、今から行く学校に、
このメールマガジンを読んでいる生徒さんがいるんだとか。
詳しく誰とは聞いていませんが、こんなところにも、読んでいる
人がいるのかとびっくりしました。
ということで、学校で私を見かけたら
声かけてくださいね! → 読者の生徒さん
 
 

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