おはようございます。水野です。
今日は、週末に見た番組での一コマで、金メダリストがなにげなく
発した一言について、なるほど! とおもったことについて
お話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
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● 風船を割る
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毎週日曜日の夜に放映されている「中井正広のブラックバラエティ」。
ちなみに、中井正広は誤字じゃないですよ。中居正広が正しいって
知ってますからね。番組のタイトルはこうなんだから。
いつも誤字が多いけど、これは間違ってないんだからね!
……って、話戻して。
メインパーソナリティの名前を間違えて番組タイトルにつけて
しまうほど緩くてグダグダなコンセプトでやっております、
週明け前の番組でありますが、これがまたそこはかとなく面白い。
で、そんなぐだぐだな番組に、フェンシングで日本人初の銀メダルを
取った太田雄貴選手が登場して、フェンシングをメンバーに指導する、
というのをやっていったんですね。
フェンシングの方の基本形を教え、メンバー達が、例によって
グダグダの練習をしたあと、次の指導のステップに。
次のステップは、フェンシングの格好をしたマネキンに、風船を
いくつか貼り付けて、その風船を剣で突いて割る、というもの。
みんな、たどたどしい基本形を維持しながら、風船を割ろうと
するのですが、全く持ってうまくいかない。
よれたり、ずれたり、風船に押し戻されたりと、まあ情けない
状況の中で、風船が全然割れずに番組が進んでいったわけです。
そんな状態を見かねた太田選手は、彼らに対して鋭く一言
アドバイスをしました。
私はそれを聞いて、
「そうなんだよ! それが大事なんだよ!」
と、思わず声を出してしまったのです。
さて、太田選手は、どんなアドバイスをしたのだと思いますか?
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● 見据えるものの向こう側を見る
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私が普段から感じていることのひとつに、
■ 目の前の向こう側を見る人が少ない
というものがあるんです。
例えば、これをやっとけ、と言われたら、指示されたこれを
ただ盲目的にやる。
これが大事なんです! と言われると、指し示された「これ」
だけを見つめ、それだけを大事にする。
とにかく、目の前にある、指し示されたそれだけを大切にして、
そこから先に意識を向けようとしないんですよね。
しかし、現実世界では、目の前にあるものだけを見据えて
いただけでは、うまく物事が運ばないことがよくあります。
その象徴的なひとつの例が、このブラックバラエティでやった
「フェンシングの剣でマネキンにつけた風船を割る」
というミニイベント。
ここで、風船をわるということに意識を向けてしまった
人たちは、ほとんどの人が風船を割ることが出来なかったんです。
別段、特殊な風船ではありません。どこにでもあるような、
ちゃんとつつけば簡単に割れるような風船なんです。
だけど、太田選手のアドバイスがなかったときには、
そんな簡単なことが、誰も出来なかったんです。
しかし、そのとき、太田選手が発した一言で、皆が
風船をたどたどしくも割ることが出来るようになったのです。
では、太田選手は、一体何といったのか。それは実に簡単なこと。
「風船を突くのではなく、風船の向こう側のマネキンを突いてください」
そう。みんな風船を割ることに一生懸命になっていたのですが、
本来の目的は、本体である相手の体を突くこと。
であるなら、風船を突くのではなく、その向こう側の本体である
マネキンの体を突かなければいけないんです。
しかし、メンバーは当初の目的であったそれをすっかり忘れて
しまい、本体を突こうとせず、風船ばかりをちょんちょんつついて
いたんですね。
風船は、あくまでも目的遂行のための目安であって、それを
割ることが目的ではありません。
しかし、社会に出ると、その部分の重要さがひっくり返り、
本来大切でも重要なものでもないようなことが、重要だと
思われるようにってしまうことは多々あります。
例えば、今回のこの風船のように。
今あなたに求められていることはなんなのか。
風船を割ることではなく、相手の体を剣で突くことでしょ。
あなたに求められる本質的なリクエストを取り違えずに、
その向こう側にある、本当に求められていることを
是非取り違えないでくださいね。
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今日のトーク術・まとめ
目の前のものに振り回されず、本当に求められている向こう側を観よ!
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世の中の、ほぼ全てのものには、必ずその向こう側
というものが存在します。
そして、出来る人、優秀な人は、必ずと言っていいほど、
その向こう側を意識しながら、目の前のビジネスに取り組んでいます。
逆に、あまり優秀でない人たちは、目の前にあるものの向こう側を
見ようとせず、目の前のことに振り回されます。
そして、振り回されて、思い通りに行かない状態を続けてしまいます。
これは、たとえていうなら、今回の話にあった、マネキンの体に
つけた風船を割ろうとすることと、同じことだと思うんですよね。
面白いことに、太田選手の「風船を割ろうとするのではなく、
マネキンを突け」という助言をもらってから、メンバーは
意外にも簡単に風船を割ることができるようになりました。
あれだけ難しいと言って割れなかった風船を、次々に割ることが
出来たのです。
これって、現実のビジネスでも起きているんだと思うんですよ。
目の前のことだけをやろうとして、その先の所まで意識を向けないで
仕事とをしている人の多くは、自分の仕事をうまくやっていく
ことが出来なくなっている人が多かったりします。
でも、自分の範疇だけでなく、その向こう側も意識しながら
仕事をする人は、結構いい形で自分の仕事を全うする人という
状況を、私は結構見ています。
あなたの仕事には向こう側がある。
その向こう側の仕事を成功させようとしながら、
今の自分の目の前の仕事に取り組んだら、
今までとは違った結果が生まれてくるかもしれませんね。
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● 編集後記
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本日初お披露目の文章セミナー・メルマガ事例解説編が
無事終了しました。
4年ぶりに2時間という短いセミナーの上、新ネタということで、
ちょいとドキドキしましたが、なんとか納得のいくものに
仕上がりました。やれやれ。
今回は、毎日書いているメルマガを、自分自身がどうやって
書いているのかを徹底的に解説していくというセミナー
でしたが、自分が普段考えていることを徹底的に分析してみると
いうのは、面白いですね。
これからまたカリキュラムを見直して、より実践しやすい
形にしていこうと思っています。
また近々やりたいと思っていますので、良かったら是非来て下さいね。
★☆ 現在、Biz.IDにて連載中です!
→ http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html