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結果を追求しているか

おはようございます。水野です。
今日は、ネットのニュースを見ていていて感じた、多くの人が陥りがちな
間違いについて考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 愚か者の誓い
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YOMIURI ONLINEの11月1日のニュースで、こんな記事が出ていました
【「愚か者の誓い」中学教諭が生徒に強要…宿題忘れると7回】
 → http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081101-OYT1T00024.htm
記事を要約しますと、東京都のとある区立中学で、2年生の学年主任の
女性教諭(52)が、忘れ物をした生徒に
「私は、愚かにも(  )を忘れました」
と書かれた紙に、忘れたものを括弧内に書かせた上、その下に
「私が愚かでした。もう○○を忘れません」
という言葉を7回書かせていた、とのこと。
さらに、提出物を何度も忘れた生徒に対しては、
「○○未提出の愚か者」
として、名前を張り出していたそうです。
このニュースを聞いて、なんてひどいことをするんだ、と思う方もいれば、
悪いことをしたのだから、これくらいのことをしても仕方がない、と思う
人もいることでしょう。
しかし、私は、このことの善し悪しとは違ったところで、
非常に気になることがあるんですよねぇ。
 
 


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  ● 結果を追求するということ
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私、小中学生の時は、忘れ物の王者でした。
宿題もそうですし、提出物も含め、とにかく何でもかんでも
しょっちゅう忘れていました。
で、やっぱり先生に怒られるんですよね。こっぴどく。
そして、廊下に立たされたり、正座させられたりしたんです。
多分、週に2回は何らかの罰を受けていました。
それでも、忘れ物が治らないので、最後には、自分の机を
教室の前に持ってこさせ、その上に、みんなの方を向いて
正座をさせていました。
小学生のころなど、1日中ずっと教室の前に座らされて
いたようなことも、珍しくなかったように記憶しています。
しかし、この先生は一体私に何をしていたのでしょう。
私に対して、立たせたり正座させたりすることで、
苦しみは辱めという罰を与えたかったのでしょうか?
いや、そうじゃないですよね。
先生は、私に対して
「忘れ物をしない子にする」
という結果を出そうとして、ああいった罰を与えていたわけです。
しかし、私はその罰を受けても、行動が改まりませんでした。
とすると、先生は、効果のでない罰を与え続けたことになります。
しかし、なんで効果の出ない手法を続けたんでしょう?
これは、別段教育の現場だけでなく、一般的なビジネスの現場でも
よく起こっていることです。
結果にきちんと結びつかないことを、営々とやり続けながら
「結果が出ない」
とぼやいている、というシーン。あなたも見たことないでしょうか。
何かの働きかけをする場合、必ず、求める結果がついて回るはず。
その【自分が望む結果】が、その働きかけによって出ているかどうかを
確認を、ぜひきちんと確認をしてくださいね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
何かの働きかけをするときは、求める結果が出ているかどうか確認しよう!
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今回のニュースで取り上げられた教諭も、きっと生徒が忘れ物を
しないようにしたいという想いで、「愚か者の誓い」を書かせた
のでしょう。
この指導方法が、生徒たちに本当の反省を促し、心を入れ替えて、
その結果、忘れ物をする生徒が減ったとしたなら、私はとてもよい
指導方法だと思います。
しかし、それが功を奏していず、何度も忘れる生徒が出ていたとしたら、
この指導方法を見直す必要があったのではないかと思うんですよね。
今回のケースは、生徒を愚か者扱いをしたということも確かに
問題であると思います。
しかし、私としては、昔の自分が与えられた罰を思い返してみながら、
 ■ 罰を与えるということがルーチンワーク化してはいなかったか?
ということが、気になってしょうがないんですよね。
もしそうだったとしたら、この教師の仕事は、生徒を育てることではなく、
一定の条件に従って罰を与えることが仕事になってしまっていたと
言われてしまっても仕方がないかもしれません。
大切なことは、求める結果が何かを知り、その結果を出す工夫と努力を
することです。
「私は愚か者です」
と何度書いても、それでも忘れる人間に対して、愚か者と冠して名前を
皆の前にさらけ出すことが、本当に結果に結びつくのか。
そもそも、忘れ物をさせないようにするためには、屈辱を与えること
が有効な教育方法なのか。
などなど、色々考えられると思います。
どうか、自分の仕事の大切な部分をルーチンワークとしてとらえずに、
つねに試行錯誤しながら、より高い成果を求めていってくださいね。
 
 
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  ● 編集後記
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現在、ホームページのリニューアルをすべく、あれこれ作業を
しております。
仕事のジャンルが広がって来て、その説明が、今のホームページでは
全然出来ていませんので、改善しようとしているんですが、
ページ構成が結構難しいです。
対象者も、企業、個人、講師と3種類の方たちがいらっしゃるので、
それぞれにサイトを作るイメージで行かないといけないし。
こればっかりは、自分で考えないといけないので、人にやって
もらうわけにも行きませんので、ウンウン唸りながらやっています。
出来上がったら遊びに来てくださいね。
 
 
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
 → http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html

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