おはようございます。水野です。
今日は、たまたま邦画2本を立て続けに見て思ったことについて
お話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
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● 「三丁目の夕日」と「バブルへGO!」
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この間、久しぶりにかみさんと、映画を見ながら晩飯を食べよう、
ということになりまして、「三丁目の夕日」と「バブルへGO!」の
二本の映画を立て続けに見たんです。
「三丁目の夕日」は、昭和33年の東京を舞台にした、ノスタルジー
あふれる映画。
「バブルへGO!」は、現在の日本の経済破綻を何とかするため、
現代から1993年のバブル時代にタイムトラベルするという映画。
療法の映画ともに、昔の二本を題材にした映画で、どちらも見ていて
とても懐かしい風景が随所に出ていました。
私は昭和39年生まれですが、33年の町並みなんかは、
子供のころと同じでしたし、バブル時代の女性のファッションや
町並みなどは、20代のころに見ていた風景そのものでした。
そういう意味では、どちらの映画も、懐かしい気持ちいっぱいで
見せてもらいました。
しかし、見終わったあとの印象は、「三丁目の夕日」の方が
よく、そして「バブルへGO!」は、見ている最中から、
若干のいらだちを感じていたのです。
この、自分の中にわき起こった感情が一体何だったのか。
それを考えてみたら、今の時代を生きる私たちの生き方を
振り返る,大切なポイントのような気がしてきたんです。
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● 何を信じて生きるか
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おそらくは、多くの人たちが,何かを信じて生きている
ことと思います。
それは、人であったり、会社であったり、環境であったり。
私は、そういった「何かを信じる」ということは大変素晴らしく、
かつ尊いことだと思っています。
しかし、それを信じて生きるということが、
■ 信じたことに身をゆだねきってしまう
ということだとすると、それは違うんじゃないかなぁ、と思うんですよ。
今回取り上げた映画、「三丁目の夕日」と「バブルへGO!」の
ふたつの映画にも、信じる人々が登場してきます。
両者とも、それぞれの時代を生き、その中で、なにかを信じて
生きています。
しかしながら、この両者が信じるものにはには大きな違いがあり、
それが私の中に芽生えたいらだちの有無につながったのです。
その違いは何か。
私が観るに「三丁目の夕日」では
■ 将来の繁栄を信じている
ことに比べ、「バブルへGO!」では
■ 今の繁栄が続くことを信じている
のです。
そして、この信じるものの違いによって、人々の生き方に
大きな違いが生まれているんですよね。
それは何かと言えば「三丁目の夕日」の人々は、将来の繁栄に向けて
精一杯生きようとしているのに対し、「バブルへGO!」の人々は、
今の繁栄に身をゆだね、そこから受ける恩恵を堪能するだけ。
この生き方にいらだちを感じたようです。
世の中にはたくさん信じていいものがあると思っていますが、
今の状態が将来まで続く、ということだけは、信じることが
出来ないものじゃないかと思うんですよね。
そして、そんな不安定なものを信じるだけでなく、
そういったものに、疑いもなく身をゆだねて生きている
人が、実際は相当いらっしゃるように思うのです。
・うちの会社だけは絶対につぶれない。
・自分だけはリストラされることはない
・なんだかんだ言っても、日本が破産することはない
口ではなんだかんだ言いながらも、こういったことを信じ切って
生きている人は、結構いるんじゃないでしょうか。
そういって信じて生きていた人が、その信じていた状況に
裏切られて、痛い目に遭っている人たちがたくさんいるにも
かかわらず、自分にだけはそういったことが起きないと
思い込んでいる。
そういった生き方をもししている人がいたら、もう一度
そのことについて思い直してみるのもいいかもしれませんね。
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今日のトーク術・まとめ
今の状況・環境を信じてそれに身をゆだねきるな!
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一方の「三丁目の夕日」では、将来の繁栄を信じていました。
そして、その将来に向かって,皆が今を一生懸命に生きているんですよね。
時代や繁栄を信じるのであれば、私はこちらの信じ方を支持したいです。
今の日本は、確かに色々な問題をはらんでいます。
将来に向けての不安材料も多々あります。
が、それでも将来の日本の再生を信じること。
そして、それが、自分自身の努力によって達成できること。
そういったことを信じて、自分が出来ることに精一杯取り組もう
とするのは、私は素晴らしいことだと思うのです。
そもそも、「信じる」という行為はなんのためにあるのかといえば、
★ 自分を甘やかすことではなく自分を行動させるため
だと、私は想うんですよ。
もし、あなたが何かを信じていているとしたら、その信じる行為が、
自分を行動に駆り立てているのか、自分を甘やかしているのか、
それをきちんと見直しておくといいかもしれません。
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● 編集後記
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ちなみに、「三丁目の夕日」と「バブルへGO!」の日本を選んだ理由は、
両方とも薬師丸ひろ子さんが出ていたから、という理由であります。
実は私、薬師丸ひろ子さんの大ファンだったんですよね。
彼女は、1978年に公開された「野生の証明」でデビューしたのですが、
もう、そのときのCMで心臓捕まれたような衝撃を受けまして。
それ以来、現在に至るまで私自身にとって、単なるファンという存在を
越えた、かなり特別な存在なのであります。
映画が上映されたら必ず観に行ってましたし、ビデオが出たら
必ず借りてダビングしていました。
もう、Wの悲劇なんか、毎日1回数ヶ月見続けたくらいですし。
そんな彼女も、40歳を超えて、今はもうすっかりお母さん役が
似合う歳になりましたね。
「三丁目の夕日」でも、とても素敵なお母さんを演じていました。
一時、あまり出られていなかったのですが、最近になってまた
映画に出てきてくれるようになってきたので、これからもまた
スクリーンで会えること、楽しみであります。
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
→ http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html