おはようございます。水野です。
今日は、先日見ていたお笑い番組で、不覚にも涙して
しまったことについてお話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
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● 40過ぎのオタクたち
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先日、たまたまリンカーンというお笑い番組を見ました。
その時にやっていたコーナーは「世界ウルリン滞在記」というもの。
私見たこと無いのですが、世界ウルルン滞在記という番組の
パクリで、芸人のひとりが、一種異常なコミュニティに入り込み、
そこでそのコミュニティの人たちと交流する様を見せるという
趣旨のようで。
で、今回は、フットボールアワーの後藤君が、アイドルオタクの
グループに潜入して、アイドルオタクたちのダンス選手権に出場
するまでのドキュメント、というものでありました。
このアイドルオタク、グループ名を「中野ブロードウェイCat’s」
というそうで、メンバーの平均年齢は40歳を超えているとか。
そんな親父たちが、アキバ系アイドルである桜川ひめこさんという人の
追っかけをやっているそうで。
その彼らの風体は、まさにオタクそのもの。
はっきり言って、気色悪い。
まさにキモヲタ(気持ち悪いオタク)というヤツであります。
しかも、日常生活や仕事ぶりを聞いても、やっぱりというか
なんというか、ぱっとした生活をしていないんですよね。
それぞれの話し方もどこか問題ありそうな感じがするし
。
まあ、正直言って、私と同い年の人たちのそんな姿を
みてしまいまして、もうなんというか
「もうちょっとちゃんと生きろよ!!」
といいたくなってしまうような、そんな思いを持ちながら
その番組を見ていたんですよ。
しかし、それから数十分後。
私は、泣きながらその番組を見ていたのでした……
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● 認める事の大切さ
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はじめは不快感と嫌悪感で一杯の気持ちで見ていたこの番組。
しかし、メンバーのひとりが、ダンスの練習とアルバイトの掛け持ちの
しすぎで過労で倒れて入院をする、という事態から、メンバーたちの
過去が明らかになっていきます。
いい歳をして、なんでこんなことに倒れるまで力を注ぐのか分からない、
といった後藤君に対し、彼らは涙ながらに告白します。
実は、彼らは若いころはいじめられっ子で、誰からも受け入れられない
日々が続き、本当に暗く、楽しい想い出などひとつもない状態で若い
時代を過ごしたそうです。
そして現在も、色々なところで受け入れられることないことが多く、
社会から疎外感を感じていることでしょう。
そんな彼らが、唯一受け入れられ、認められた場所と仲間たちが、
このアイドルオタクグループだったそうです。
若いころ、アイドルたちに熱を上げ、そして、仲間たちと
それについて盛り上がったことがなかった時代を取り戻すため。
だからこそ、この仲間たちとの活動は大切にし、そして、
この仲間たちだからこそ倒れるまで頑張ることが出来る。
今僕たちは、若いときに経験出来なかった青春時代を
味わっているんです。
そして、今まで得られなかった仲間たちと一緒にいられる
ことがうれしいんです。
涙ながらに彼らが告白したその話に、私も不覚にも涙して
しまったのです。
今まで彼らがずっと孤独感、孤立感を味わい続けてきた、そのつらさと、
40歳になって初めて、自分の存在が認められる場所に出会えた喜び、
そしてそこで失った青春時代を必死で取り戻そうとしている姿。
それを見て、もう胸が締め付けられるような思いがして、
涙してしまいました。
キモヲタの彼らだけでなく、人から認められず、孤独感、孤立感を
味わっている人たちが、世の中にはたくさんいるようです。
企業でメンタルヘルスの問題が起きているのにも、これに
近いことが起きているケースも多いと思います。
もしかしたら、あなたの職場にも、こんな人がいるかもしれません。
確かに、認められない人は、認めるだけのものもなく、その努力も
足りない、ということもあるでしょう。
しかし、それでもなお、その人をまずは認めるところから始めてみると
ひょっとしたらその人はその人なりに一生懸命頑張るかもしれません。
逆に言えば、出来るまでは認めないよ、というスタンスでは、
その人の力や前向きに生きる気持ちをも奪ってしまうことに
なってしまうかもしれません。
もしあなたに、その人に対して配置転換や解雇といった人事権が
ないのであれば、上層部が判断するまではその人は、あなたの望みとは
関係なく、あなたのそばに居続けることでしょう。
だとしたら、不用意に傷つけることはせずに、その人を認めてあげる
といったことから、まずはやってみてはいかがでしょうか。
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今日のトーク術・まとめ
認められない、と思える人も、まずは認めてみよう!
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「そういわれても、認めようのない人間のことなど認められない!」
という方もいらっしゃることでしょう。
私も昔は尖っていましたから、こんなことを思いながら、ダメだと
思っていたやつを責めたり排除していました。
そして、この性格や考え方は、実は今もあまり変わっていません。
だから、相手の全部を受け入れることはなかなか出来ません。
でも、その人を一生懸命観察すると、部分部分で認められることは
必ず見つかります。
ですから、それを認め、それを認めたことをその人に一生懸命
伝えるようにしています。
そういったことを意識しながら人と接してみると、昔はうまく
つきあえなかったようなタイプの人とも、それなりにきちんと
お付き合いできるようになったんですね。
思い返してみれば、認められない人間を排除して行くような人付き合い
をしてきたときに、それで得られたものが何があったか、考えてみると、
何も思い当たることがないばかりか、不必要に人を傷つけたという
苦い想い出だけしかありません。
ですから、もしあなたが昔の私のような、厳しく人に接するタイプ
でしたら、認められないと思える人のいち部分でもいいですから、
認められるところを見つけるようにしてみてくださいね。
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● 編集後記
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めっきり寒くなりましたね。
うちのネコたちも、今までは寝室のタンスの上とか、私の椅子の上とか、
目につくところで寝ていましたが、最近はクローゼットの中のように
暖かいところで寝るようになりました。
ですから、今日から猫用のこたつを出してきましたが、かみさんの
話によると、かくれんぼ用の遊びではこたつは活用されているものの、
やっぱり寝るときはクローゼットの中で寝ているとか。
見えないところで寝られると、寝顔とかを見てまったり出来ないから
つまんないんですよね。
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
→ http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html