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「医龍」で見つけた名言

おはようございます。水野です。
本日は、漫画「医龍」を読んでいて、襟を正してしまった
名セリフをご紹介したいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 俺の腕は落ちていない!
─────
医療ドラマとして大人気の漫画、「医龍」。
テレビドラマにもなっていますので、ご存じの方も多いでしょう。
天才的な技術を持つ、心臓外科医の朝田は、教授戦で陰謀渦巻く
大学病院に勤務する、教授の椅子を狙う加藤に招へいされ、
日本初のバチスタ手術を成功させるべく、明真大学付属病院に
やってくる。
しかし、彼のずば抜けた技術と、権力におもねらない性格により、
教授戦は混迷の度合いを深めていく……
といったお話であります。
現在もこの漫画は、ビッグコミック・スペリオールで連載されています。
私は、この漫画が好きで、毎号書かさず読んでいます。
外科医としてのプロ意識の高さと同時に、政治色の強い病院の中で、
周りに振り回されず、潰されず、むしろ周りを巻き込みなががら、
自分の考えを実行させていく力が、この主人公にはあるからなんです。
この漫画、本当に色々とうならせてくれるので、是非読んでみてください。
医龍 第1巻
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さて、私が今回うならされたのは、先週金曜日に発売された回の
お話でした。
それは、主人公の朝田と、そのチームメンバーである麻酔医の荒瀬との
会話のシーン。
腕は確かだが、過去の手術の失敗がトラウマとなり、その思いを
紛らわすため、酒や麻酔でラリってばかりいる麻酔医の荒瀬。
自分の手術メンバーである荒瀬に対して、酒と薬をやめろと言う朝田。
荒瀬は、自分の腕は落ちていないと反論します。
すると朝田は、次のように言いました。
 「腕は落ちてないだと? 荒瀬」
そして、次に続く朝田の言葉が、ずしんと胸に響いたのです。
 
 


━━━━━
  ● 自分は成長しているか?
─────
皆さんの中には、自分の力量に自信がある、という方も
いらっしゃることでしょう。
この分野に関しては、自信があり、たいていの人には
負けないという自負がある、というものを持っているのは、
素晴らしいことだと思います。
しかし、その自信があるが故に、その部分の磨き込みを
怠ってしまっているという人がいたとしたら、それは
まずいことかもしれません。
そして、それを人に指摘されたときに、感情的になって
 「そう簡単に腕など落ちるものか」
と思っていたとしたら、それはもう危険信号の状態。
麻酔医の荒瀬も、まさにこういった状態に陥っていたようです。
自分は、一番の麻酔医であるという自負を持っているし、
実際にその技術の高さは他の追随を許しません。
実際に、朝田が荒瀬をチームに加えたのも、麻酔医と
しての腕を認めているからでした。
しかし、そういった自負、自信があったとしても、それは
その時までの話でしかないんですよね。
腕は落ちてないという荒瀬に対して、朝田はこう言い放ちます。
  腕ってヤツは、上がってると感じてなきゃダメなんだよ。
  維持してると思ってんなら、落ち始めてるってことだ。
このセリフを見たとき、私は思わず居住まいを正してしまいました。
腕は落ちていない、と思ったなら、それは腕が上がってない証拠。
だから、自分の専門分野については、常に腕を上げ続けていく
努力をする必要があるわけです。
しかし、怠け心が出てくると、下手に力があるせいで、
その力にあぐらをかいて、成長の努力を忘れてしまう。
そうやって、
 まだ俺の腕は落ちていない
といいながら、プロフェッショナルのステージから落ちていった
人って、おそらく沢山いたことでしょうね。
自分はそうならないように、気をつけようと思わされた言葉でした。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
   腕ってヤツは、上がってると感じてなきゃダメなんだよ。
   維持してると思ってんなら、落ち始めてるってことだ。
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
私も含め、多くの人は、この麻酔医である荒瀬のような状態に
陥る可能性があるでしょう。
そうならないためには、努力をするのは、もう当たり前のこと。
それに加え、自分が成長するための目標を設定したり、自分自身の
腕が上がっているかどうかを節目節目で確認すると行った事が必要に
なるでしょう。
しかし、私が思うに、一番重要なことは、
 ★ 腕が下がったと感じたときにそれを素直に受け入れる勇気
を持つことだと思うんです。
いくら目標を持って努力をし、さらに節目節目で確認をしても、
自分の腕が上がっていない、という事をきちんと受け入れることが
出来なければ、次の施策が打てません。
往々にして、自分に自信のある分野でこういうことが起きると、
その事実を認めようとしない、という意識が働いてしまうようです。
私自身、伸び悩みを感じるときがよくありますが、そんな時、やはり
最初は「そんな事はない」「今回はたまたま運が悪かった」といった
ような事実否定や言い訳が頭によぎってしまいます。
その気持ちをなだめすかし、事実をきちんと受け入れることは、
かなり大変ではありますが、でもそうしないと、自分の腕が
上がらず、落ちていってしいます。
だから、そんな時はいつも、
 自分に嘘をつき、一時の安心感に身を寄せるか。
 それとも、腕を下げ続けて奈落の底に落ちる事を恐れるか。
と自分に問いかけるようにして、事実を受け入れるようにしています。
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  ● 編集後記
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雪模様といわれながらも結局雨となった一昨日から一転、
昨日は気持ちよく晴れましたね。
私は朝早くにネコたちに起こされてしまい、早朝から
事務所に自転車で出勤。
道路は、前日の雨で濡れていて、凍っていました。
私はそれを知らず、立ちこぎでスピードを上げてしまい、
軽くブレーキをかけたら、ツルルルッと滑ってしまいました。
幸い、ギリギリ体制を立て直して、転ばずに済みましたが、
久しぶりに、凍った道路の恐怖を体験しました。
で、そこからは、ゆっくりゆっく~り自転車をこいで事務所に
向かい、無事に転倒せずにたどり着きました。
皆さんも、足下には十分お気をつけ下さいませ。
さてさて、我が家の昨日のネコブログ。
なかなか文学的な一コマであります。
もちろん、奥に写っているのは私です。
膝が痛いです(涙)
 → http://plaza.rakuten.co.jp/mrika/diary/200901100000/
 
 
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
 → http://www.itmedia.co.jp/bizid/mizuno_index.html

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