おはようございます。水野です。
今日は、とある食育プログラムを紹介する記事を見て
感じたことをお話ししたいと思います。
では、早速参りましょう!
━━━━━
● 料理をおいしく作る方法
─────
先日のメルマガで、元帝国ホテルの料理長・村上シェフについて
書いたときに、ネットで色々調べていたところ、たまたまこんな
記事を見つけました。
「見て さわって 作って 食べて 考える」
こども料理教室ただいま開催中!
→ http://more.gnavi.co.jp/report/04index.html
これは、「キッズキッチン」という、子供向けの食育プログラムで
その活動を取材した記事でした。
先生は、小山浩子さん。
子供たちに、料理作りを楽しそうに教えている風景が
写真でも紹介されていました。
小宮さんは、森永乳業に就職し、会社主催の料理教室の先生を
勤め、1000以上のレシピを作成。
現在も、フードビジネスコーディネーターとして、料理の
指導者として活躍されていらっしゃる方だそうです。
そんな料理のプロである小山さんも、最初はなかなか料理が
上手く作れなかったそうです。
きちんとレシピ通りに作っても、なかなか満足のいく料理を
作ることが出来ない小山さんに、小山さんの恩師は
「五感を磨きなさい」
とアドバイスをしたそうです。
レシピに従うことが上達の道と思っていた小山さんにとっては
最初は、その恩師の言葉の意味がわからなかったそうです。
しかし、その後料理の道を歩んでいき、色々なことが
わかってきたある日、村上シェフの本を読んで、改めて
恩師の言葉の意味がわかったそうです。
その村上シェフの本には、レシピは一切書かれていなくて、
感覚によって料理を教えていたそうです。
例えば、ポテトサラダの作り方は、こんな感じ。
丸のまま蒸したジャガイモの湯気がホカホカと
出ているときにドレッシングをかけ、さめたら、
一回りするくらいのマヨネーズを入れよう
このように、非常に感覚的な表現で書かれていたのをみて、
改めて、感覚の大切さに気づかされたそうです。
私は、この話を聞いて、その通りだよなぁ、と思ったんです。
━━━━━
● レシピと感覚
─────
レシピとは、素材や調味料の分量や調理手順、調理時間などが
事細かに指示されているものです。
ですから、このレシピを見て料理を作ることによって、
一定のクオリティの料理を作ることが出来ます。
これは、実に画期的な発明であり、このレシピが生まれたことに
よって、ある程度のおいしさを持った料理が、誰でも食べられるよ
うになりました。
そういう意味では、非常にありがたく、感謝すべき存在であります。
だから、家庭の主婦や、家でそこそこおいしい料理を食べたい、
という人ならば、レシピに頼るのは多いに結構なのであります。
しかし、プロを目指すということとなると、レシピに頼って
ばかりいてはまずいですよね。
なぜなら、レシピを頼ってばかりいると、そのレシピ以上の
料理を作ることは出来なくなってしまいますから。
だから、プロになるのであれば、感覚をきっちり磨かないと
いけないという事になるわけです。
さて、プロを目指すプロセスにおいて、レシピとどういった
お付き合いをするべきなのでしょうか。
まずはレシピをきちんと学んで、その上で、自分のオリジナルな
料理が作れるように、感覚を磨いていく、というステップを
踏んで行った方がいいと思う人は、結構多いかもしれません。
以前の私なら、間違いなくそう思っていたことでしょう。
しかし、今の私は、レシピを学ぶことより先に
★ 感覚を磨くことにエネルギーを注ぐ
事をやった方がいいように思っています。
なぜかというと、
レシピを学ぶことで、感覚よりも手順や数値が優先されてしまう
ことが往々にして起きるからなんですよね。
特に料理は、非常にクリエイティブな世界ですから、
手順、手続きを優先にして感覚を後回しにしてしまうのは、
想像力や発想力を奪ってしまうことにもなりかねないと思うのです。
そして、このことは、料理の世界だけでなく、ビジネスの世界でも
同じ事が言えるのではないでしょうか。
一定の品質を保つためのマニュアルは必要欠くべからざるモノ。
しかし、そのマニュアルにおんぶにだっこでは、創造的な仕事は
なかなか出来ないでしょう。
もしあなたが想像力ある仕事に取り組んでいきたいのならば、
ぜひ、自分自身の感覚を磨くことに、取り組んでくださいね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
今日のトーク術・まとめ
創造的な仕事をしたいのならば、感覚を磨くことに取り組もう!
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
誤解して欲しくないのですが、今回の件は、決してレシピや
マニュアルについて否定したいわけではありません。
きちんと出来上がっているレシピやマニュアルならば、
あると非常に便利なものだと思っています。
それでもなお、感覚を磨かなければいけない理由は何かと問われたら
★ 感覚を磨かないと、仕事のクオリティが上がらないから
と、私なら答えるでしょう。
もし、世界一の料理を作るためのレシピがあったとしましょう。
しかし、おいしい料理とはなにか、という感覚を持たない人間は、
いざレシピ通りに料理を作ったとしても、
■ その料理が本当に世界一の味なのかわからない
という事になってしまうんですよね。
いくらレシピを学んでも、出来上がった料理に対して、
きちんとした味の確信を持てない人は、いつまで経っても
おいしい料理など作ることは出来ないでしょう。
これは仕事に対しても同じことが言えると思います。
最高の仕事とは何か、という感覚をきちんと磨いておかないと、
自分の仕事がどれくらいの出来なのかを理解することが出来ず、
自分の仕事のクオリティを上げることはなかなか出来ません。
自分の考える最高の仕事とは何か、その仕事を、今自分は
どれくらいのレベルで出来ているか、という事を、自分自身の
感覚でも理解できる人の方が、伸びますよね。
さらにいうなら。
マニュアルによる、数値化・プロセス化というのも、確かに大事な
ことなのですが、感覚が磨けていない人の仕事を数値化・プロセス化
してしまうと非常に迷惑なマニュアルが出来上がったりします。
そして、実際にそういったできの良くないマニュアルが、
企業の中で大手を振って使われているケースが実に沢山
あるようなのです。
そんなマニュアルを頼りにビジネスをしていったら、これはもう
負の連鎖以外の何者でもありません。
ですから、ぜひ、素晴らしい働きぶりをする人をじっくり観察したり、
名著といわれるビジネス書を読むなどして、ビジネスの感覚を磨く、
という事に、是非取り組んでくださいね。
今日のメルマガは役に立ちましたか?
良かったらクリックしてください。
→ http://clap.mag2.com/maedroutri?20090608
※コメントも書けるようです。
なかなかお返事ができませんが、
もし良かったら一言声かけて下さいね。
┌───
┌────
● 参加者の行動を変え、成果を生み出す研修・セミナーの構築手法を学ぶ
★☆★☆ 高品質セミナー作成講座 ★☆★☆
DVD教材はこちら
→ http://sp.m-stn.com/seminar/semsem/?sid=3t
┌───
┌────
● 文章が苦手だった私が、あることに気づいただけで人の心を動かす文章が
書けるようになりました。その『あること』とは・・・
「読み手の心をググッと掴む! 人の心を動かす文章の作り方」
詳しくはこちら
→ http://sp.m-stn.com/seminar/bunsyou/index.php?sid=3t
━━━━━
● 編集後記
─────
昨日は全国的に気持ちよく晴れたようですね。
うちもどこかに出かけたいなあ、と思っていたんですが、
私の方の仕事がちょっと溜まっているために、お仕事。
かみさんは、溜まった洗濯物をごっそり干していたようです。
また、明日から天気が悪くなるとのことで、残念です。
自転車通勤だから、雨降られると面倒なんですよね。
さて、我が家の昨日のネコブログ。
私、嫌われています(泣)
→ http://ameblo.jp/keisukeatumi/day-20090607.html
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
このメルマガは、出来るだけ新鮮な気持ちをお届けしたく、
基本的に毎日書きためをせずに書いております。
新鮮さが売りであるがゆえ、時には体調が万全でないときに
書くこともありますし、時間に追われ、慌てて書くこともあります。
そのせいか、時々文章がおかしかったり、誤字も多いのが玉に瑕の
メルマガでありますが、毎日、その時の想いをタイムリーにお届け
する、というところを一番大事にしたいと考えておりますので、
そのあたりは、どうかご容赦下さいませ。
※※ ご理解のお願いです ※※
最近、教材や商品、セミナーのご紹介の依頼を頂くことが良く
ありますが、基本的には全てお断りしております。
このメルマガで紹介しているのは、面識のある方で、直接
サービスを受けて良かったと思えるものだけをご紹介している
状態であります。
面識のない方からの、依頼を受けてのご紹介は、基本的に
やっておりませんので、その旨ご理解くださいませ。
★☆ 現在、Biz.IDにて週1回連載しています!
→ http://bizmakoto.jp/bizid/mizuno_index.html