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困難なことに出会ったときは

おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを。
4月21日に、これからセミナーをビジネスとして取り組みたい、
という方たち向けのセミナーを開催します。
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さて今回は、あるホットドッグ屋さんの変貌に
考えてみたいとおもいます。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● ソニー18箇条
─────
先日、ネットで調べ物をしていたときに、偶然、
「ソニーの18箇条」というものを見つけました。
まずはそれをご紹介しましょう。
第1条:客の欲しがっているものではなく
    客のためになるものをつくれ
第2条:客の目線ではなく自分の目線でモノをつくれ
第3条:サイズやコストは可能性で決めるな。
    必要性・必然性で決めろ
第4条:市場は成熟しているかもしれないが
    商品は成熟などしていない
第5条:できない理由はできることの証拠だ。
    できない理由を解決すればよい
第6条:よいものを安く、より新しいものを早く
第7条:商品の弱点を解決すると新しい市場が生まれ、
    利点を改良すると今ある市場が広がる
第8条:絞った知恵の量だけ付加価値が得られる
第9条:企画の知恵に勝るコストダウンはない
第10条:後発での失敗は再起不能と思え
第11条:ものが売れないのは高いか悪いのかのどちらかだ
第12条:新しい種(商品)は育つ畑に蒔け
第13条:他社の動きを気にし始めるのは負けの始まりだ
第14条:可能と困難は可能のうち
第15条:無謀はいけないが多少の無理はさせろ。
    無理を通せば、発想が変わる
第16条:新しい技術は、必ず次の技術によって置き換わる
    宿命を持っている。それをまた自分の手でやってこそ
    技術屋冥利に尽きる。
    自分がやらなければ他社がやるだけのこと。
    商品のコストもまったく同じ
第17条:市場は調査するものではなく創造するものだ。
    世界初の商品を出すのに、調査のしようがないし、
    調査してもあてにならない
第18条:不幸にして意気地のない上司についたときは
    新しいアイデアは上司に黙って、まず、ものをつくれ
 
 


━━━━━
  ● 困難なことに出会ったときは
─────
この18箇条は、ウォークマンを世に送り出し、その後
ウォークマンシリーズを一貫して手がけ、副社長にまで
なった、大曽根幸三さんが、開発部隊のメンバーに対して
作ったものなのだそうです。
全盛期時代のソニーは、今のアップルにも引けを取らない
くらい、とても先進的な会社で、時代を切り拓いていく
商品を次々に発表してきました。
ウォークマンシリーズも、まさにそのような商品で、
当時学生だった私は、買えもしないのに、新製品が
出るたびに、心が躍り、ワクワクしながらカタログを
眺めていたものでした。
そんな素晴らしい商品を開発することが出来た背景には、
この18箇条を、部隊を率いる大曽根さんが、メンバー達に
根気強く伝え続けて来たからこそなのでしょうね。
そして、これらの言葉は、技術者だけでなく、時代の大きな
転換期を迎えている私たちにとっても、重要であり、なおかつ
役に立つメッセージなのではないかと思います。
私も、我が身を振り返りつつ、一箇条ごとに、かみしめるように
この言葉を味わっています。
そんな18個の言葉のうち、特に響いたのは、第14条の
 「可能と困難は可能のうち」
というものでした。
世の中には、シンプルに言ってしまえば、可能なことと
不可能なことのふたつしかありません。
しかし、多くの人は、このふたつのこと以外に
「困難なこと」と言う概念を持ち込みます。
そして、可能か不可能かに言及せず、
「非常に難しい」
といった事を言う訳ですね。
この「困難」という言葉を使う人の気持ちを想像するに、
不可能とは言い切らないものの、可能であると断言する
ことに躊躇をしている、という状態なのでしょう。
では、この状態で物事に取り組むと、いったいどういった
ことになるか
おそらく、やり切る覚悟が定まっていないために、
及び腰でことに取り組む事になりますから、まあ
大抵の場合は、上手くいかないでしょう。
そして、上手くいかなかったときに、
「やっぱり困難だったからなぁ」
と、他人や自分に言い訳をしてしまう。
そうならないためにも、大曽根さんは「困難」という
言葉が出てきたときは、潔く「可能なこと」にくくり分けし、
実現してやるという覚悟を決め、腹をくくって物事に
取り組め、と言っているんだそうです。
私も最近、「困難だ」と思って腰が引けてしまうようなことが
何度かありましたが、この言葉を知って、反省しきりであります……
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
「困難なこと」と思ったら「可能なこと」と考えを切り替え、覚悟を決めよう
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
面白いことに、人間の脳は、前提条件が変わると、
同じ事象でも、見えてくることが全く変わってきます。
今回の話で言えば、取り組まなければいけないことに対して、
「困難だ」という前提でものを見ると、出来ない理由ばかりが
目についてしまい、ますます困難度が増していき、取り組みにくく
なってしまいます。
しかし、「可能なこと」という前提で同じものを見ると、
不思議なことに、難しいと思えたことの中にも、出来る
ことがいくつか見つかってくるんですよね。
その上で、出来るまでやりきるだけの覚悟をしておけば、
途中多少の失敗やトラブルが起きたとしても、それにめげずに
結果を出すまでやり切ることが出来るのでしょう。
自分が持っている能力を超えることは、もちろん出来ません。
しかし、その能力を最大限に活かす事が出来るか、それとも、
不完全な力しか発揮できないか、その命運を握るのは、
 ★ 出来ると信じ、やると覚悟するかどうか
にかかっていると言っても良いでしょう。
ですから、大曽根さんの教えに倣い、「出来るかどうか分からない」
という宙ぶらりんな気持は早めに捨ててしまいましょう!
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  ● 編集後記
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美しい返しだ!
501 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage]   2012/04/01(日) 10:05:46.59 ID: Be:
 彦星まで17光年離れてるから、願いが叶うまでに
 最短で34年かかるんだって、って兄に言ったら、
 「のぞみはひかりよりも速いんだよ」
 って返された。

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