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頑張ってもうまく行かない人が頑張ってはいけない理由はこれ

こちらのブログでは、ちょいちょい

「頑張ってもうまく行かない人は頑張るな」

と言うことをいっておりますが、それでも

「頑張らないのはダメではないか?」

という思い込みが抜けない人に向けてのお話を、今日はしましょう。

頑張っても上手くいかない人は、一度辞書で「頑張る」を調べてみましょう。

ちなみに、大辞林には、このように書いてありました。

1.あることをなしとげようと、困難に耐えて努力する。
「 - ・って店を持とう」 「負けるな、-・れ」

2.自分の意見を強く押し通す。
我を張る。
「ただ一人反対意見を述べて-・る」

3.ある場所を占めて、動こうとしない。
「入口には守衛が-・っている」

私思うに、頑張って上手くいかない人は、ほぼ全員、1.ではなくて、2.や3.をやっているように見えます。

自分は1.をやっているつもりでも、傍目から見たら、2.や3をやっているとしか見えなくて、結構周りが迷惑しているケースが多いんですよね。

例えば、自分が正しい、と思っているのに、他人がそれを認めてくれないからと言って頑張っている人は、2.の頑張りをしている人になります。

人の数だけ、または、組織やチーム、集団の数だけ、正しさはあります。

あなたの正しさは、その数ある正しさのうちのひとつでしかありません。

その正しさを貫きたいのならば、その集団から離れ、同じ正しさを共有できる集団に移るか、自分の正しさを畑に掲げた集団を自分で作るべきでしょう。

もし、その集団そのものを変えたいのなら、持論の正しさに固執し、周りの人たちを否定することを頑張るのではなく、

「この人のいうことを聞き入れたい!」

と言われるような、影響力や人望を上げることに頑張るべきでしょう。

例えば、出来ない仕事を「やらなければ!」といって握り絞め、人にも言わず、助けも求めず、出来ないまま手放そうとせずに自滅してしまう人は、3.の頑張りをしている人になるでしょう。

こういう頑張りをされると、チームプレイが出来なくなるので、周りは本当に迷惑する。

なので、自分の力量等をきちんとわきまえ、出来ないくせに、その立場や役割に固執することはあきらめること。

もし、あきらめられないのならば、せめて、周りに迷惑をかけている自覚を持ち、周りに協力を仰ぎながら進めていくべきでしょう。

つまり、頑張って上手くいく人は、1.をやっている人なんですよね。

ただし、これには、ひとつ補足が必要で、正確に言うと、

「あることをなしとげようと、困難に耐えて

【求める結果を出すために必要な思考と行動の実践】

に努力する」

ということなんですよ。

つまり、どのように考え、行動すれば、求める結果が出るのかを知っている人だけが、その思考と行動の実践を頑張ることで、結果を出すことが出来る、ってことなんですね。

逆に言えば、どのように考え、行動すれば、求める結果が出るのかを知らない、という人が頑張ってしまうと、自動的に、1.ではなく、2.や3.の頑張りになってしまい、人生をミスリードしてしまうのです。

だから、頑張っても上手くいかない人は、頑張ることを止めること。
頑張ることを止めるとは、

★自分の意見に執着せず、人の考えを素直に受け入れる

★自分のポジションや仕事にしがみつかず、必要とあらば、ポジションチェンジや、仕事そのものを手放す

ということをやるってこと。

そうやって、自分に執着しないで、自分を解放しながら、求める結果を出すために必要な思考と行動とは何なのかを、まずは見極めようとする。

そして、時には、求める結果そのものも手放してしまう。

なぜなら、求める結果に執着していることこそも、「頑張る」ということ、そのものだから。

そうやって、一度、頑張る、ということを止めてしまい、自分を自由にしてしまう。

そして、目の前のことに粛々と取り組みながら、自分の身を、流れのままに任せてみる。

そうしていくうちに、自分が幸せに生きていくための考え方や行動が見えてきて、それをやってみたいな、と思えるようなものに出逢えてきたら、そのときにまた、改めて、頑張ったらいいと思うんですよ。

ということで、頑張っても上手くいかない人は、是非、ここに書いていることと照らし合わせながら、我が身を振り返って下さい。

そして、どうか、求める結果が出せない、今の状態を受け入れて、「頑張ること」に逃げ込まず、一度、頑張ることを止めて、自分を正しい道、結果が出せる道に、導いてあげて下さいね。

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