おはようございます。
水野です。
さて今日は、最近テレビで目にするようになってきた、
ある芸人さんのすご技について、分析してみたいと思います。
では、早速参りましょう!
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● 謎かけ量産芸人・ねづっち
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最近、ちょいちょいテレビで見るようになってきて、
私が関心を寄せている芸人さんに、Wコロンのねづっちさん
という人がいます。
今一番視聴率を取っている「爆笑!レッドカーペット」や、
人気の深夜番組「アメトーーク!」などにも出てくるように
なりました。
この人のウリは、その場でお題を頂き、即興で謎かけをする、
というもの。
その場で誰かが
「○○と掛けまして」
と振ると、ほんの数秒で
「整いました」
といい、すぐに
「○○と掛けまして□□と解く、その心は~」
というわけです。
まあ、オチを言っても、笑えるリアクションではなく、
「おー」
と感心されてしまうという、実に微妙なおもしろさでは
あるのですが。
しかしながら、お題を出されてから、整うまでの時間の短さは、
目を見張るものがあります。
でも、彼はなぜ、これほどの短期間で、即興の謎かけが
出来るのでしょうか。
その秘密とは……
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● ねづっちから学ぶ、アドリブトークの手法
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以下は、ねづっちさん本人に聞いたわけでもなく
私の勝手な憶測でありますが……
笑いの素人が、謎かけを考える場合、おそらく多くの人は
■ お題をもらったあとに、なんと解くか
という事を、真っ先に考えてしまうのではないでしょうか。
しかし、ねづっちさん始め、笑いのプロが謎かけをやっている
ところを観察していると、どうも
★ オチである「その心は~」から考えている
様に見えるんですね。
つまり、振られたお題に対して、オチをまず決めて
しまうわけです。
その上で、そのオチにつながる様なものを「□□と解く」
に持って来て、謎かけを素早く完成させてしまうわけです。
要訳すると、「Aと掛けてBと解く、その心はC」という
謎かけを考えるとき、
1.AにつながるCのオチをまず決める
2.Cと関連のあるBを決める
という考え方で、謎かけをやっている、というわけです。
普通の人の考え方である
「Aを振られたら、まずBを考え、オチのCをさらに考える」
という思考プロセスと比べて、格段に素早く、謎かけを完成
させることが出来るわけです。
しかし、ねづっちさんの謎かけを解くスピードには、
さらに秘密があります。
それは何かというと、
★ BとCの組み合わせストックを、膨大に持っている
ということ。
彼の謎かけを見ていると、その場で考えている様に見えますが、
実はそうではなく、
★ お題で振られたAのオチに使えるBとCの組み合わせを、
自らのストックから探し出している
という事をやっているように、私には思えるのです。
だから、あれだけ短時間で、振られたお題に対しての
謎かけができあがる、というわけなんですよね。
おもしろさは微妙のねづっちさんではありますが、
彼の謎かけを観察すると、アドリブトークとは、
どういう仕組みになっているのか、その一端が
垣間見えるような気がして、とても勉強になりますね。
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今日のトーク術・まとめ
アドリブトークは、会話の組み立てパターンと、情報のストック量が勝負
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こういったアドリブトークを見て感心する人の中には、
「あれはきっと、発想力が豊かな人なのだ」
と思っていて、とても自分にはまねできないと思ってしまう
人も多いんじゃないかと思います。
でも、実は、アドリブトークとは、上にも書いたとおり、
パターンとストック量で生まれるものであり、決して
発想力でやっているわけではないんですよね。
私自身も、人前で話をする仕事に就いている関係で、
アドリブで話すことも多々あります。
でも、そのときに、発想力に頼ってしゃべることは
まずありません。
頭の中では、いくつかの会話の組み立てパターンを使いながら、
目の前で起きている出来事に対して、自分の中にある情報を
選んでつなぎ合わせて使っている、という感じです。
ですから、程度の差は多少でるかもしれませんが、
ある程度のアドリブトーク力というものは、パターンの
習得と、情報のストックを持ち、それらを使いこなす
訓練をすれば、誰でも身に付けられるものなんですよね。
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聞かせて下さいね。
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● 書籍のご紹介
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上の方で、
「アドリブトーク力は、準備と訓練で身に付けられる」
といっておきながら、その具体的な方法をお話ししないで
なんて不親切だと思ったかもしれません。
が、その方法については、とても短いメルマガの中では
書ききれるものではありません。
ということで、あなたの話す力を大きく伸ばすのに
お役に立つ本をご紹介しましょう。
その本は、友人でもあるアナウンサーの菅原美千子さんが、
最近上梓された
【「共感」で人を動かす】
という本です。
話し方のプロである菅原さんが、いかにして、人の心を動かす
話し方を身に付けるかということを書いた、かなりの力作です。
特に、私が面白いと思ったのは、今回のテーマでもある、
アドリブトークの力を、どうやって身に付けるか、という
事について書かれている章。
菅原さんは、アナウンサーとして、生放送の取材現場でも、
よどみなく状況を伝えなければいけないという、ある意味
究極のアドリブトークをやっていたわけですね。
そんな彼女が説く、アドリブトークの極意は、
非常に参考になると思います。
(ちなみに、菅原さんは私がここで言うアドリブトークを
【会話反射神経】と称しています)
もちろん、それだけでなく、人を動かす話し方の極意を
トータルに指導してくれる、とても良い本に仕上がっています。
なお、本日14日中にアマゾンで購入されると、8つの特典が
つくキャンペーンを行っています。
その中のひとつに、私と菅原さんとの対談音声ファイルも
ありますので、この機会にご購入して頂き、ぜひその対談も
聞いてやって下さいね。
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● 編集後記
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昨日は八王子地方は風が強かったですね。
私の自転車は結構軽いので、今日は何度も突風によって
倒されまくっていました。
事務所で仕事をしている最中に、
「ガシャーン!」
という音が聞こえてきては、寒い中出ていって、
自転車を立て直す、という事を、もう何度もやってました。
もう、サドルは曲がるは、ライトやベルが取れてしまうはで、
自転車ぼろぼろ。
こんな事になるなら、事務所の中に自転車を入れてやればよかった、
と、この編集後記を書いている、今気づきました……遅い!!
さて、昨日の我が家のネコブログ。
そんな二人がいる場所は、私の書斎の椅子の上。座れません……
→ http://ameblo.jp/keisukeatumi/day-20100113.html
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