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良いものを作っているのに売れない人へ

おはようございます。
水野です。
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さて今日は、ある映画化されたテレビドラマの裏話を
ご紹介したいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 私の人生を変えてくれた番組が……
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先日、ちらっと編集後記で書きましたが、アメリカの
テレビドラマ「フライング・コップ」が、DVDになって
発売されました。
実は、このドラマ、私が映像制作の道に進んだきっかけに
なったと行ってもいい、思い出深い作品なのであります。
と言うからには、さぞ感動的で素晴らしいドラマかと思われる
人もいるかもしれませんが、さにあらず。
刑事物のドラマという形にはなっていますが、その内容は、
実にばかばかしく、ナンセンスなギャグドラマなのであります。
本当に、「くだらない」の一言で片付けてしまうのもいいと
思うんですが、くだらないことに、ここまで徹底して取り組む
作品を見たことがなかったので、本当に新鮮な驚きだったん
ですよね。
でも、このドラマ、実はあまり有名ではありません。
多分、見たことある人もほとんどいないんじゃないかな。
でも、きっと、「裸のガンを持つ男」と言う映画タイトルを
出したら、知ってる、または見たことある、と言う人も
出てくるんじゃないでしょうか。
実は、この「フライング・コップ」というのは、この映画の
原案とも言われているものであり、実は「裸のガン」で使われた
ギャグのほとんどは「フライング・コップ」の中ですでに
完成されていたものばかりです。
「裸のガン~」は、大ヒットを飛ばし、合計3作品が公開され、
主役のレスリー・ニールセンは、この映画で一躍有名になりました。
また、日本では、堂本剛さんが主演のテレビコメディドラマ
「33分探偵」が、ほぼこのドラマやギャグの枠組みをなぞって
作られていました。
このドラマも、深夜の割にかなりの視聴率を獲り、パート2も
作られていましたね。
更に言うなら、この番組、テレビ界のアカデミー賞とも言われる
エミー賞で、コメディ・シリーズ部門で最優秀主演男優賞と
最優秀脚本賞にもノミネートされるほどのクオリティでした。
ということで、人気映画や番組の元となった「フライング・コップ」
は、さぞ人気番組だったのだろう、と、普通なら思いますよね。
でも、実はこのドラマ、不人気ということで、6回で打ちきりに
なってしまったんです。
なぜ打ちきりになってしまったのか、そして、打ち切りになったのに、
なぜ映画ではヒットしたのか。
その理由を、レスリーニールセンは、こう語ってくれました。
 
 


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  ● 良いものを作っているのに売れない人へ
─────
良いものならば世間に受け入れられる、と考えている人は
結構多いんじゃないかと思います。
もちろん、これは基本的には正しいのですが、実際は
どうかというと、いいものでも世間に受け入れられない
ものって、結構ありますよね。
私自身も、自分でビジネスをしておりますが、私の場合、
商品自体も自分で作っていますので、どうしても質の
いいものに拘って作りたいと思うわけです。
しかし、そうやって質を高くしたものが、必ずしも売れるか、
そして万人に満足されるか、といったら、必ずしもそうでは
ないわけです。
当然ながら、品質以外の所も、売れるか、受け入れられるか
という事については、非常に重要になるわけですよね。
今回の「フライング・コップ」も、ばかばかしいとはいえ、
番組そのものの完成度は極めて高かった。
私なんか、初めてビデオで見たときに、速攻でダビングして、
もう何十回も繰り返し見ては、腹を抱えて笑っていましたから。
それくらい、密度の濃い、そして目が離せないような、細かく緻密で、
かなり計算され尽くされたギャグのてんこ盛りだったわけです。
しかし、全6回で終わったのは、まさに、このクオリティの
高さが原因でした。
というのも、お茶の間では、片手間にテレビを見る人も多く、
これだけ高密度のギャグが盛り込まれても、全部をきちんと
見るわけでもなく、それゆえによく分からないドラマ、と
いう認識をされてしまったそうなんですよね。
ということで、このドラマ、あえなく6回で終わって
しまったのですが、この話で思うに、いいものを作ろうと
するだけでなく、
 ★ お客様をリアルにイメージして、それに沿うものを作る
という考え方も、とても重要なんですよね。
でも、私もそうなんですが、物作りに拘る人は、ついつい
 ■ 作り手の都合や考えを、お客様に押しつける
事をやってしまいがち。
気をつけたいものです。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
  良いものだけでなく、お客様に求められるものを作る視点も持とう
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ということで、この「フライング・コップ」、打ち切りになって
しまったのですが、主演のレスリー・ニールセンが、せっかく
これだけの完成度の高い作品を、これで終わりにさせるのも
もったいない、という思いに駆られ、何とか新たな作品が
作れないかと考えたそうです。
その時、ながら族でテレビを見る人達に受けが悪かったのなら、
逆に、一心不乱に画面を見つめ続けるような人には受けるだろう、
と思ったらしく、だったらこれを映画化にしてみたら、と思い
ついたそうです。
視聴率こそ取れなかったものの、テレビのアカデミー賞と
言われているエミー賞では、主演男優賞や監督賞にノミネート
されるほどの評価は受けていました。
ということで、なんとかパラマウント配給で映画化することが出来
狙い通りに観客に大受け、そして、世界的な大ヒットを飛ばす
事になったわけです。
このお話は、お客様を知り、それに合わせることも大切ですが、
自分の商品を求めてくれる客様を見つけ出し、その人達に売る
ことも出来る、ということを教えてくれます。
もしあなたがご自身で商品を作るビジネスに取り組まれているなら、
このお話を是非参考にして下さいね。
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  ● 編集後記
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昨日は、福島先生の講演会に行ってきました。
ここ一連のメルマガでもご紹介した通り、自身の未熟さに気落ちして
いましたが、話を聞いて、自分を磨くヒントをたくさん頂きました。
また今日から、気持を仕切り直していきたいと思います。
福島先生、ありがとうございました!
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