おはようございます。
水野です。
本編の前にお知らせを。
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さて今日は、企業理念やビジョンを浸透させる方法について
考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう！
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● 伝えども伝えども伝わらず……
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※ あらかじめお断りしておきますが、企業によっては、企業理念では
なく、社是とかビジョンとかミッションといった形で掲げている
ところもあり、また厳密に言えばそれらはそれぞれ意味が違うもの
ではあるのですが、今回は便宜上全部まとめて企業理念と表現します。
このメルマガは、経営者の方や人材教育に携わる方たちも
結構読んでいらっしゃるようです。
そんな方たちの悩みのひとつとして、
「自社の企業理念が浸透しない」
というものがあるようです。
一生懸命考えて、立派な経営理念を作ったものの、
社員たちが、ろくに覚えてくれない。
朝礼時に理念の唱和などを行っているが、本当に
ちゃんと理解しているのかどうか疑わしい。
そんな悩みを抱えている方たちの悩みを、研修の打ち合わせでも
良く耳にします。
確かに、浸透させる努力は認められるのですが、多くの場合、
伝得ることにエネルギーは使っているようですが、伝えた
後のフォローは、手薄になっているケースが多いようです。
こういうのを見るにつけ、伝えることばかりに一生懸命になっていても、
理念が浸透することはないと、私は思うんですよね。
では、いったいどうしたらいいのでしょうか？
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● 企業理念を浸透させるシンプルな方法
─────
企業理念を浸透させる方法を考える前に、そもそも、
企業理念とはいったい何のためにあるのでしょうか。
そもそも企業とは、社会に対して、何らかの商品やサービスを
提供することにより、その結果として収益を受け取っている
活動をしていますよね。
ということは、企業理念とは
★ 企業が具体的活動を行うに当たっての元となる考え方
といってもいいでしょう。
つまり、普通に考えていくのならば、企業で働く人々が
何らかの行動を選択するときには、必ずその選択した
背景には、企業理念があると言えるわけです。
世間でよく言われている「企業理念の浸透活動」とは、
企業理念を伝えていることばかりに目が行きがちです。
しかし、「浸透」というからには、企業理念を覚えている
だけでなく、
★ 日々の業務活動が、企業理念の元で行われている
ということが実現できている、という状態になって、
初めて「浸透」といえるのではないかと思うのです。
であるなら、企業理念を伝えることばかりにエネルギーを
注ぐのではなく
★ 企業理念を使わせることにもエネルギーを注ぐ
ことが重要なんですよね。
といっても、それをどうすればいいかわからない、という人も
いることでしょう。
でも、実はこれ、そんなに難しいことじゃない。
先ほども言ったとおり、企業は社員たちが具体的な活動を
することで業績を上げているのだから、その活動が、
きちんと理念に沿った形で行われているのかを確認
すればいいわけです。
その具体的な方法は、
★ 業務日報に、理念に沿って活動したかどうかを記録する
というもの。
この理念に従って、今日はどんな行動をしたのか、
その結果どうなったか。
また、理念がわかっていながら、それに沿った活動が
出来なかったとしたら、なぜ出来なかったのか。
毎日の業務日報に加え、簡単でもいいから、企業理念日報を
付け加えるだけで、企業理念の浸透が格段に上がってきます。
そもそも、企業理念は日常的に使われるべきもの。
だったら、日々の活動を記していく日報にこそ、
理念浸透の機能を持たせるべきじゃないでしょうか。
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今日のトーク術・まとめ
企業理念日報で、企業理念を身近なものとして活用する意識を育てよう
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この日報を使う場合、いくつかのポイントがあります。
ひとつは、
★ どんな簡単なことでもいいから、理念に沿って行動したことを書く
ということ。
いままで、企業理念を意識したことないまま毎日働いていた
社員たちに、いきなり企業理念を意識して立派な行動を
することを求めるのも酷な話。
彼らは、いったいどうやって行動すればいいのか、きっと最初は
戸惑うはずです。
ですから、どんなに些細で簡単なことでもいいから、そこから
行動を起こしていく、ということを推奨してあげてください。
ふたつ目のポイントは、
★ 社員全員が日報を書き、全員がその日報を共有する
ということ。
この日報の目的は、上司が部下たちを管理するためのもの
ではありません。
社員たちが、企業理念に基づいて、どんな行動をしているか、
ということがポイントになります。
それを全員が共有することで、
「企業理念を実践するというのはこういうことか」
ということがわかると、企業理念の使い方も各自理解が出来る、
というわけです。
そうやって、企業理念の実践と成果を皆で共有することが出来る
仕組みを作れば、言葉で言い聞かせたり、口先で理念を唱和させる
だけでは出てこない成果が、きっと生まれることでしょう。
企業理念は、インプットするだけでなく、それに基づいたアウトプットも
きちんと評価してあげること。
でもこれは、企業理念だけに限ったことではなく、伝えたいこと
すべてに対して言えることなんですよね。
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● 編集後記
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案の定、メッセージを送ってくれる常連さんからは、
「心配しましたよ！」のコメントがたくさん。
ありがたい話であります。
一応、そうはいっても、なんかあったんじゃないか、と
勘ぐる人たちに向けて、私から言っておくとすると、
本当に隠し事も何もなく、単に
「ネタが思いつかないぃ～！！」
といってうだうだしていただけでありますので、ご心配なきよう。
しかし、待ってくれている人がいるって、いいもんですね。
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