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あなたは客観的にものを見ることが出来るか?

おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを。
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さて今回は、先日のメルマガに寄せて頂いた感想やご意見を
読んで思ったことについてお話したいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
 ● 客観的に見ても女性に問題がある!!
─────
先日、ある男女のコミュニケーションがすれ違う様を
ご紹介しました。
【相手の気持ちを汲むということ】
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このメルマガは、結構反応がよく、多くの方たちから
メッセージを頂きました。
面白いことに、というか、当然というか、メッセージを
寄せて下さった方は、皆さん男性。
自分もこの男性のようなコミュニケーションをしていた、
と反省する方や、自分が40年以上モテなかった原因が
分かった! と、人生に開眼した方など、反省と自己改善の
弁を語る方たちがほとんどでした。
しかし、
 「それでも女性が悪い!」
と主張する方も、一部いらっしゃいました。
まあ、確かにコミュニケーションがうまくいかない、
というのは、片方だけに落ち度がある訳ではありま
せんから、女性にも問題はもちろんあるでしょう。
しかし、ある方のメッセージを読んで、ちょっと
引っかかったんです。
その方からのメッセージには、こう書かれていました。
「この二人の会話を客観的に見ても、明らかに女性に問題がある」
さて、この二人の男女の会話を客観的に見たとしたら、
男性と女性、どちらに問題があるでしょうか。
その答えによって、あなたが客観的にものを見ることが
出来ているかどうかが分かります。
 
さあ、あなたの考える正解は、果たしてどちら?
 
 


━━━━━
 ● あなたは客観的にものを見ることが出来るか?
─────
正解を発表する前に、そもそも客観的とはどういう意味でしょう。
大辞林によると、
 個々の主観の恣意(しい)を離れて、普遍妥当性をもっているさま。
 ⇔主観的
と書かれています。
さらにもうひとつ、問題とはいったいどういう意味かも調べますと、
いくつかあるのですが、ここで使われている意味は、
 面倒な事件。厄介な事。ごたごた。
となるでしょう。
さて、話を戻して、先ほどの質問、
「客観的に見て、男性・女性、どちらに問題があるか?」
という事ですが、勘の良い読者の方だったら、この質問自体が
そもそもおかしい、という事に気付かれたことでしょう。
どういう意味かと言いますと、
 ★ 本当に主観の恣意を離れたら、厄介なことなど無い
からです。
つまり、何かに対して問題があると感じている、ということは、
客観的ではなく、極めて主観的な状態にあるということを、
図らずも証明していることになってしまうんですよね。
今回メッセージを寄せて下さった方も、ご自身は
「客観的」と思っているかもしれませんが、実は
バリバリ主観的にものを見て判断してしまって
いる状態である訳です。
しかも、問題は、
 ■ 自分自身がそれに気付いていない
ということ。
だから、客観的立場に立って自分が正しいことを
行っている、と思い込んでしまっていながら、
極めて主観的で独善的な状態になっているのです。
この状態で、考え方の違う他人とコミュニケーションを
取ってしまったら、とんでもないくらいかみ合わないことに
なってしまうでしょう。
客観的にものを見る、という事は、事実をありのままに
受けとめ、どちらに問題があるか、どちらが正しいか、
といった評価は一切下さない、ということです。
ビジネスパーソンには、この「客観的な視点でものを見る」
力が求められるケースが多々あります。
その時には、このお話を思い出し、主観の混じった視点ではなく、
正しい客観的なものの見方をするように気をつけて下さいね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
  客観的な視点に立つときには、問題や是非を判断する意識を持たない
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
ビジネスとは、人間関係の中で結果を出していくことが
求められます。
その際に必要な視点は、客観的視点と主観的視点であると
考えられているようですが、より正確に言うと、次の3つに
なります。
 1.客観的視点
 2.自己主観的視点
 3.他者主観的視点
ですから、出来事を受けて、適切な意思決定をする際には、
まず一切の評価や判断をせず、客観的視点で出来事を受けとめ
る事に努めます。
その上で、その出来事や、今後の意思決定に関わる人たちの
視点(←他者主観的視点)に立ってものを見たり、自分なら
どう思うか(←自己主観的視点)を考えたりしながら、
最終的に意思決定をする、というのが、適切なプロセスと
言えるでしょう。
しかし、私自身も含め、多くの人は、何らかの出来事に
出会ってしまうと、すぐに感情が動いてしまい、問題を
感じたり、是非を問うてしまいがちです。
そういう人にとって正しい意味で「客観的視点」でものを
見るということはかなり訓練を積まないと、なかなか
出来ないでしょう。
だからこそ、少なくとも、客観的視点でものを見ようと
しているときには、常に
「今、自分は正しく客観的にものを見ているか?」
という問いかけをする習慣を身につけておきたいところ。
その時に、問題や是非を判断している自分に気付けたら、
今の自分の身方が客観的ではなく、主観的だということが
分かりますよね。
そんなときは、
「問題提起や是非の判断は、あとでいくらでも出来るんだ」
と自分に言い聞かせ、まずは出来事をあるがままに
受けとめてみることに集中しましょう。
そう心がけていけば、感情的に変な判断をせず、
適切な判断が出来るようになっていくことでしょう。
今日のメルマガはいかがでしたか?
良かったと思ったらクリックしてください。
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  ※コメントも書けるようです。
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