おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを。
今月より発売の新教材
「初めてのセミナー入門」
ですが、発売記念特別価格が、今週の土曜日で
終了となります。
この教材は、これからセミナーをやってみたいが、
全くやったことがないのでどうしたらいいか判らない、
という方に向けて、セミナーづくりの考え方や心がまえ、
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音声&テキスト教材です。
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さて今日は、とても実現できないような、高い理想を
掲げる意味について考えてみたいと思います。
では、まいりましょう!
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● 2000回!
─────
以前のメルマガでもお話しした事があるのですが、私のメンターの
一人に、矢矧晴一郎先生という方がいらっしゃいます。
大手企業のコンサルもたくさん手がけており、知識も豊富ですが
知識だけに頼らず、本質的、根源的な思考をされる方でもあり、
また組織だけでなく、個人の能力開発に関しても、大きな実績を
出されている先生です。
5年前に、私は矢矧先生のセミナーを企画しつつ、たくさんの
学びを頂きました。
その中でも、特に印象に残っているもののうちのひとつに、
「どれだけものを深く考えるか」
というエピソードがあります。
あるセミナーの懇親会で、先生を囲んでお話をしているとき、
私は、先生がどのように物事を考えているのかが知りたくて、
こんな質問をしてみたんです。
「先生は、非常に本質的な、また根源的なところまで
物事を考えられますよね。
そこで、是非教えて欲しいんですが、先生はいつも頭の中で
『なぜ』とか『どうして』といったような、思考の深掘りを
どれくらい繰り返して行っているんですか?」
私は、その時のことを、今でも鮮明に思い出します。
先生は、私がその質問をするやいなや、間髪入れず、
「2000回!」
と即答されたんです!!
皆さん、この意味が分かるでしょうか。
「うーん……2000回くらいかな?」
ではなく、即答で
「2000回!」
です。
つまり、先生は、ものを考えるときは、あらかじめ、
「これについては、2000回は深掘りして考えよう」
と決めている、という事なんです。
「カイゼン」で業績を上げたトヨタですら「なぜ」を
5回繰り返そう、という事ですから、そのトヨタの
400倍もあの先生は考えることをあらかじめ決めて
いるという訳なんです。
だからこそ、素晴らしい洞察力と、素晴らしい業績を
挙げていらっしゃるんですよね。
皆さんもぜひ、矢矧先生のこの
★ 2000回考えると、あらかじめ決めておく
ということを、真似して実践して下さいね。
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● 実現不可能な理想を掲げる意味とは
─────
さて、皆さんは、さきほど私が、「真似して実践して下さいね」
という言葉を語ったとき、ご自分の中に、どんな反応が生まれ
たでしょうか。
「うわあ、すごい人はすごいんだなぁ。
よし、自分も2000回考えてみよう!」
と思った人は、とっても素直な人ですよね。
でも、そう反応できる人って、多分それほど多くはないでしょう。
多くの人は、
「うわあ。すごいけど自分は無理!」
と思ってしまうでしょうし、これが普通のリアクションだと
私も思います。
もう少し前向きな人でも、
「なるほど、でも自分は2000回は無理だから、10回くらい
深掘りする事にしてみようかな」
と考えるのが、せいぜいじゃないかと思います。
こういう、無理、または控えめで、と考えてしまう人の背景には
■ 実現不可能な理想を掲げることは意味が無い
という思いが、意識的にしろ、無意識的にしろ、あるのでは
ないか、と私は思うんですよね。
この考え方、一見その通りに見えます。
しかし、それでも私は、実現不可能なことを掲げた方が良い、
と思うんですよ。
なぜなら、
★ 出来ない理想も、実現すると決めると、自分の境界が広がる
からなんです。
実際に、今回の例でいえば、本当に先生が全ての物事に対して
2000回深掘りしながら考えているのか、といえば、多分そんな
事は無いと思うんです。
でも、2000回考えると決めておけば、5回や10回深掘りした程度で
「これで充分考えたな」
などとは、絶対に思いませんよね。
そんなレベルでは安心せず、時間を見つけて、さらに深く思考を
重ねていくことになります。
だから、結果的には、2000回まで深掘りしていなくとも、
かなりのレベルの答えを手に入れる事が出来ます。
これが逆に、無理だから掲げない、とか、出来る範囲で掲げる
という事をやってしまうと、さっきの例でいえば、5回10回で
満足してしまうことにもなりかねません。
高い理想を持っている人は、ここからがスタートだ、と思って
いるところが、高い理想を持っていない人にとって、ゴールと
なってしまう。
そんなことが繰り返されたとしたら、その後の両者の人生に
どれだけの違いが生まれてくるのかは、容易く想像できる
でしょう。
とはいえ、実現不可能な理想だけで日々生活してしまうと、
「まだ出来ない、まだ出来ない……」と出来ない感で自分を
追い詰めてしまい、苦しくなる、という人もいるでしょう。
だからこそ、ちょっと頑張れば達成できるような、実現可能な
目標も、併せて掲げておくのです。
そして、日々の達成感は目標をクリアすることで実感しつつ、
それでもまだまだ理想にはほど遠い、と思いながら、自分を
より高め、より成長させていこうとさらに精進を重ねる。
その成長を、継続的、かつ永続的に生み出していくためにも、
理想は、実現不可能なくらい高いものを掲げましょう!
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今日のトーク術・まとめ
実現不可能な高い理想は、自分を成長させ続けてくれる
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さらに言うならば、年齢が高くなり、育てなければいけない部下や
後輩がいる、という人ほど、実現不可能な高い理想を持った方が
良いでしょう。
以前のメルマガでもお話ししましたが、私のもう一人のメンター
である、福島正伸先生は、人を育てる基本は、
・見本
・信頼
・支援
であり、上から順に実践しなければならない、と言われます。
部下を育て、成長させなければいけない、というのであれば、
この一番上の「見本」とは何かというと、
★ あなた自身がたゆまぬ成長を続けて行く姿を見せる
という事に他なりません。
だからこそ、実現不可能と思えるような高い理想を掲げつつ、
その理想に近づいていくために、日々出来る事に取り組み、
そして、出来ることを増やすためにも、日々成長することを
止めない姿を、見せ続けていかなければいけないのです。
あいつらよりも知識も経験も上だから教えてやれるんだ、
と思って指導に当たっていても、部下や後輩は、あなたから
まともに学ぼうとはしないでしょう。
また、学んだとしても、あなたを師と認めて学ぶのではなく
便利な情報ソースとしてしか学ぶことはないでしょう。
人を育てるということは、今自分が持っている情報や知識を
提供する事ではありません。
「あの人ですら、さらに成長しようとしているんだ!」
という姿を見せ、
★ 自分もあの人のように成長していきたい!
と思ってもらえる様な見本を示す事こそが、人を育てる
人に課された、使命や役割なんですよね。
だからこそ、実現可能な目標を立てて、それをきちんと
達成すると共に、実現不可能な理想も高書く掲げ、そこに
向かって、日々歩んでいく姿を、皆に見せてあげて下さいね。
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● 編集後記
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これは残酷(笑)
54 名前:名も無き被検体774号+[]
投稿日:2012/10/09(火) 11:38:21.62 ID:R7rhE1Me0
生徒「せんせー!お弁当忘れましたー!!」
先生「となりの奴に見せてもらえ」