おはようございます! 水野です。
以前の私は、人の気持ちを汲むのが、本当に出来なくて、
ずいぶん周りをイライラさせ。
「気遣いが足りない!」
とよく怒られていました。
自分としては、人のことを全く気遣うことなく、
傍若無人に振る舞っているつもりはないんです。
むしろ、自分なりには一所懸命に相手の気持ちを
汲もうとし、気を遣って行動していたつもりなんです。
しかし、たいていの場合、その行動が裏目に出てしまい、
返って人をイライラさせてしまうんですよね。
で、叱られてしまい、落ち込み、今度こそ気をつけようと
心に誓って、今までの失敗を取り戻そうとするものの、
焦りの気持ちが強くて、また望まれない行動を取って
しまい、叱られてしまって……という悪循環を、延々と
繰り返していました。
こうなってしまった理由は幼少期の頃の育ち方に
原因がある、ということは分かっていました。
幼稚園に上がったときから自分専用の部屋を与えられ、
その頃から、1人で夜は寝ることになったんです。
でも、幼い子供ですから、1人で寝る、というのは
寂しいもので、最初は両親と一緒に寝たいと言った
んです。
でも、親は、私に自立心を持たせたい、という考えがあり、
それを許してはくれず、結局毎晩1人で寝ていました。
そんな生活をするうち、家族で一緒にいるより1人でいる方が
気が楽だし、一人遊びも覚えたので、基本的には家ではずっと
部屋にこもって、あまり家族とも接することなく過ごして
いったんですよね。
さらには、多動症の傾向も強かったせいで、学校でも
あまり協調性など持てず、自分の思うままに行動して
しまうため、周りに自分をあわせる事が出来ませんでした。
そんな育ち方をしたせいで、共同生活が苦手で、一人で
いることが好きな人間として、ずっと生きてきたんですよね。
だから、人の気持ちを汲んだり、気配りをする、ということが
非常に苦手だったんです。
しかし、社会に出てしまうと、
「苦手だから出来ません」
と言うことは通用しませんし、
「小さい頃からの育ち方に問題があって……」
なんてことを言っても、周りが許してくれたりなどは
しないんですよね。
特に、独立をしてからは、相手の気持ちを汲んで行動できない、
ということは致命的であり、なんとかして事態の改善を
計る必要がありました。
そこで私は、人の気持ちを汲んで気配りが出来る人間となるための
訓練として、何か人に対して行動を起こそうと思ったとき、
★ これが相手の望む行動ではないかもしれないと考え、
他の行動をいくつか考える
という事をやりました。
自分としては、相手に対してよかれと思ったことを、自分なりに
考えて行動しているわけでです。
それでも怒られるのであれば、一番最初に思いついた行動は、
相手に喜ばれず、不愉快にさせる可能性が高いわけですから
いきなりその行動を取る事は止めよう。
そして、その代わりとなる行動をいくつか考えて、どれを
選ぶか検討するのです。
もちろん、代わりの行動を考えた場合、なせそういう行動を
取った方が良いのか? という事を考えるわけですから、
その時に、
★ 相手の気持ちがどうなのか、という仮説をたくさん考える
ことになります。
そうやって、自分なりにいくつもの仮説と、それに対応する
行動をしていくことをやっていくことで、相手の気持ちを
汲み取る訓練をしていくのです。
まあ、そうやって行動したとしても、最初のうちはピント外れな
行動を取ってしまい、怒られてしまうでしょう。
でも、たったひとつの行動しか考えずに行動していたときと
違って、色々と仮説を立てて行動した場合は、怒られたと
しても、その理由と正解の行動を察することは、いままで
よりも出来るようになります。
また、もし出来るようであれば、自分の仮説も含めて相手に
伝えた上で、どうしたらよかったのかを聞く、という事も
是非やってみて下さい。
いきなり言ったら面食らうと思いますので、事情を説明し、
これ以上イライラさせないための協力を仰いだうえで、
質問するのです。
そうやって、いきなり行動する前に、いくつかの仮説と行動を
考えたうえで行動し、上手くいかなかった場合、それを検証する。
私は、こういうことを続けて来たことで、まあ人並みの端っこ
くらいまでは、人の気持ちを汲み、気配りが出来るような
人間になっていったんですよね。
自分は人の気持ちが汲めない、自分は気配りが足りない、
と悩んでいる人は、もうその段階で、必要最低限の
気持ちを汲む力、気配りをする力があります。
あとは、その力を高める訓練をするだけで、人の気持ちを
汲み、気配りが出来る人になることが出来ます。
楽な訓練ではありませんが、取り組んだ暁に手に入れられる
力と、その力を発揮することで生まれる、人と人の絆の強さや
得られる信頼の大きさを知ったら、その苦労はたいしたものでは
無い、という事を、元・気配り全くダメ人間の私が保証して
おきましょう。
逆に、もしあなたの身近に、人の気持ちを汲むことや気配り
が出来なくて悩んでいる人がいたとしたら、その人に対して、
「もっと人の気持ちを汲め!」
「もっと気配りできるようになれ!」
と言っても、全く無駄である、という事を、是非知って
おいて下さい。
彼は、彼なりに、精一杯そうしようとしていて、出来ない
人なんですから。
ですから、そういう人には、きっと人と接する人生経験が
相当足りなかったんだな、と理解してあげた上で、
責めるようなことを言うのではなく、
★ その都度、その人の言動に対して、自分がどう感じたのかを伝える
事をやってあげて下さい。
こちらの気持ちを汲めないのだから、こちらから、気持ちをきちんと
伝えて、こうして欲しいというリクエストがあったら、それも伝える
のです。
「そんなこと言わなきゃ分かんないのかよ!」
と思うかもしれませんが、言わないと分からない人間なんですよ、
そういう人は。
でも、言ってくれれば分かる人でもあるんです。
まだ、訓練が足りないだけなんですよ。
だから、「それくらい分かれ!」と言って、無意味にしかり飛ばし
ながら、ストレスを増やしていくよりも、自分の気持と行動の
リクエストを何度も伝えて行くことで、人の気持ちというものに、
数多く触れさせてあげて下さい。
その上で、このメルマガに書いてあるような訓練方法を紹介
してあげて、本人にも、具体的な努力をさせてあげましょう。
そうすれば、多少時間はかかるとは思いますが、必ずやその人は
人の気持ちを汲める人間へと成長し、それに連れて、あなたの
ストレスも、消えていくことでしょう。
私もまだまだ訓練途中。
同じ悩みを抱えている方と一緒に、これからも人の気持ちが
より深く汲める人間となれるよう、共に精進していきます!!
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中小企業のための自律分散協調型組織・実践講座
http://www.belicoun.co.jp/seminar/
※ 対象は、中小企業の経営者の方たち向けとなっています
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● 編集後記
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歳とってくると、女子が食べてるスイーツを食べたくなるんだよなぁ……
19 :風と木の名無しさん:2010/09/22(水) 20:58:57 ID:I4l40num0
喫茶店でご飯食べてたら、
高校生ぐらいの女の子とそのお父さんらしき二人連れが
入ってき隣に座った
聞くともなしに会話が耳に入ってきてしまったんだが、
お父さんは食後にイチゴパンケーキが食べたいご様子
でも恥ずかしいらしい
そしたら娘さんが
「じゃあ私がそれ頼むから、パパはコーヒー頼んで。
来たらこっそり交換すればいいじゃない」
と提案
なんだよあの親子可愛いな!