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水野浩志の「自身力を高める思考のヒント」
◆────────────────── 日刊発行 #0549 2018/01/04 ─◆
おはようございます! 水野です。
早いところでは、今日から仕事始め、という方も
いらっしゃるかと思います。
正月明けゆえに、仕事のエンジンも、なかなか
係りにくい状態に陥る人もいることでしょう。
でも、もしあなたが上司という立場にあり、
あなたの部下が、やる気の無い働きぶりを
見せていたとしても、絶対に、
「おい! もっとやる気を出せ!!」
などということは、言ってはいけませんよ。
なぜならこの言葉は、基本的には、まったく効果が無い
からです。
逆の立場を考えてみて下さい。
今あなたはやる気が落ちている。
そこに、あなたの上司が
「おい! もっとやる気を出せ!」
と言ってきたとして、あなたはその言葉を聞いて、
やる気に満ちあふれてくるでしょうか?
出ませんよね?
つまり、やる気の無い人間に「やる気を出せ」と言うのは、
金のない人間に「金を出せ!」と言うくらい、まったく無駄な
ことなんですよ。
やる気に限らず、本気、元気、真剣さ、などなど、働く姿勢に
たいして、直接言葉で命令しても、その通りにはならないものです。
なぜなら、これらの姿勢は、上司から言われて出せるものではなく、
■ 部下本人がその気になったときに、初めて出てくるもの
だからです。そう、意識して出すものじゃなくて、必要な
状況が整ったときに、自然と溢れ出てくるものなんです。
なので、上司の仕事は、言葉を使って「やる気を出せ」と
言うのではなく、やる気が出るような状態に部下を持っていく
ために、何をするか、何を言うか、という事を考える、
という事なんですよね。
じゃあ、どんなことをしたら、部下がやる気の出るような
状態に持って行けるか。
答えは非常にシンプルで、真っ先にやるべき事は、
★ 部下の状態を、部下からきちんとヒアリングすること
これに尽きます。
部下の働きぶりが気に入らないとき、上司はついつい、
その状況を何とかしようとしてしまいがちですが、
やるべき事は、まず部下に対して、
★ 部下に対して責め心無くフラット、かつきちんと関心を持って
聴いてあげることが重要なんですよね。
その上で、具体的な対処・対策を考える。
これが、部下から自発的にやる気が出る状態を作って行く
重要な一歩となるのです。
やる気に限らず、部下が思惑から外れるような働き方を
していたときには、いきなり叱咤しようとするのではなく、
「なぜ彼は今こういう状態なのだろうか?」
という、素直な疑問を持つ、という考え方を身に付けて
いくと、部下の言動に感情が振り回されなくなりますし、
結果、部下との関係も良くなるでしょうし、部下のやる気が
出る状態作りをして行くヒントも得られる事でしょう。
というよりもね、部下というものは、上司がきちんと
自分に気持ちを向けて関心を持ってくれた、という事
だけで、結構やる気になってくれたりもしますから、
上記の質問をして、部下の話を聴いてあげるだけでも、
ことが解決する、ってことも結構あるものですよ。
まあ、ダマされたと思ってやってみて下さい(笑)
■□■□■□■□■□ 今日のひと言 ■□■□■□■□■□
やる気が無いと 部下を叱る前に まず聴いてみよう
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● 編集後記
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昨日は、こんな状態で午前3時まで寝られませんでした……