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挫折を忌み嫌う人へ

こんにちは! 水野です。
本編の前にお知らせを。
今月の開催セミナーは以下の通りです。
自身力トレーニング・ベーシック(2月24日 10:00~17:30) 

自身力トレーニング・ベーシック


また、3月の自身力養成講座は3月18日・14:00~17:00開催となります。
テーマは、感情のコントロールについて。
募集開始まで、今しばらくお待ち下さいませ。
 
 
という事で本題を。
現在、私は、コーチ・カウンセラーを養成する講座をやっております。
 
自分としては、プロを目指す以上、こういうあり方と考え方を
持って行くと良いね、という事を考えてカリキュラムを組んで
いるのですが、受講生の皆さんにとっては、これがなかなか
ハードなようで。
で、スクーリングの時などに、仲間内でのデモセッションをしていても、
なかなか上手く行かず、それによって、強烈な挫折感に見舞われてしまう
ようで、それでどんよりと落ち込んでしまう、なんてことも結構ありまして。
なので、スクーリング修了時の懇親会で記念撮影をすると、
みんな、死んだ魚の目のような、顔面蒼白な顔で映って
いるんですよ。
で、私のfacebook内のコミュニティで、その写真が共有され、
そのコメント欄にて、「やられました」「挫折しました」
と書いてくる。
なので、コミュニティの連中からは、
「いったい水野は、この人たちに何をしたんだろうか?」
 
とささやかれてしまっている有様(笑)。
まあ、あれこれチャレンジして挫折し、そんな泣き言をたれつつも、
受講生たちは、色々とこちらの課題に取り組んでくれています。
その取り組みのひとつに、テストセッションをしましょう、
というものがありまして。
一緒に学んでいる身内だけでのデモセッションだと
腕もなかなか磨かれませんので、それ以外の人たちとも
セッションをして、腕を磨いて下さいね、と言うわけです。
でも、いきなり見知らぬ人とセッションするのもハードルが高い、
ということで、まずは、私のコミュニティの人たちに、協力
してもらうこととなりました。
コミュニティのメンバーも、写真で屍になっていた彼らを見て、
どんなセッションをするのか興味津々、という事で、たくさんの
方たちが、このテストセッションに協力してくれることとなりました。
……と、ここまでが話の前振りであります。前振り長過ぎ。すいません。
で、先日、コミュニティの1人である、Tさんが、受講生のMさん
のセッションを受けた感想を頂いたんですね。
それがこちらであります。若干手は加えてありますが、
ほぼセッションを受けた方ご本人の文面であります。
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高知龍馬マラソン4日前
不安不安不安と…笑
ネガティブ要素ばかりを集めてるような状態でした
ちゃんとした、有能な、カッコいい自分でありたい
自分イケテる…って思いたい
なのに、それが叶わない
不名誉な現実は削除したい
ダメな自分を見たくない
そんな気持ちでぐるぐるしていて、セッション開始からの15分は、
うだうだとそんななんとも言えないものを吐き出し続けました
Mさんは、ただ、うんうん聞いてくれてわたしが出したいまま
出させてくれました
15分が過ぎる頃、うだうだぐちぐちばっかり言ってた自分に
やっと気づきました
あー、わたし、しょうがないな~
で、どうするんよ?
そんな風な気持ちになった頃合いで
失敗するの怖いよね~
嫌だよね~
わたしも失敗ばっかりしてるよー
って言ってくれた途端コーチカウンセラー講座の懇親会で
憔悴しきって写ってたMさんの表情が浮かびました
ああ、Mさんはすごいことにチャレンジして、失敗しながら
落ち込みながら、それでもちゃんと自分と向き合って成長
しようとしてるんだ!
わたしは、カッコいいことだけ残して、不都合な削除
失敗を恐れ、忌み嫌い、なかったことにしてきてた
でも、どんなに削除しても、わたしの心には残ってる
失敗したら、次はどうしたら失敗しないか考えて、
やり方を変えてみたらいいんだよねー
さらりとMさんが言った、一見普通のこの言葉が、
スーっとわたしの中に入ってきた
あー、わたし、それしてなかったわ
ダメだと思ったらすぐなかったことにしてたもん
今回、マラソン失敗して、完走できなかっても
その理由を考えて改善すればいいやん
もっと普段から楽しく走ろう!
義務感とか、カッコつけで走ってるから
失敗が受け入れられないんやわ
わたしは失敗してもいい
あー失敗を恐れていたんやなぁ
実際、完走できなくても、誰にも怒られないよ
自分が禁止してるだけやん
敵が見えなくて、怖くて恐れて、わちゃわちゃしてたのが
敵の姿が見えた!
んで、実はなんも怖いもんでなかった
そこで大爆笑!
なーんだ、そうだったのか
で、スッキリ軽くなって、マラソン当日も予想タイムより
1時間も速く、しかも楽しくゴールできたのでした
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ということで、Mさんのセッションは結果も含めて大成功
で、めでたしめでたし、となりました。
でも、注目すべきは、この結果より、Tさんが心変わりを
したきっかけの部分ですよね。
Tさんは、Mさんの口から何気なく出た、
「失敗するの怖いよね~ 嫌だよね~ わたしも失敗ばっかりしてるよー」
のひと言で、気持ちが大きく変わりました。
それは、Mさんが、挫折し、憔悴しきっているにもかかわらず、
それでも一歩を歩んでいこうとしている姿を見たからだ、と、
Tさんは語るわけです。
講師とか、コーチとか、カウンセラーって、言葉だけで
やっている世界と思う人も多いかもしれませんが、実際に、
相手に響く言葉をかけられるかどうかって、こういった普段の
生き方にかかってくるんですよね。
特に、上手く行かずに挫折しながらも、それでもなお、
一歩を踏み出していく姿勢を持っている人の言葉は、
人に力を与えるものなんですよ。
そう考えると、挫折した体験というものは、嫌なものや
排除するもの、忘れさろうとするものではなく、
 ★ 人に役立つ財産としてありがたく受け取るもの
 
なのだろうと思うんですよね。
その上で、
 ★ この挫折した自分の姿を、人に見せる覚悟を決めて一歩を踏み出す
 
ということも、とても重要な事だと思うのです。
そしてこれは、別に講師・コーチ。カウンセラーといった
人たちだけで無く、人に関わり、人を育てるリーダーならば、
持っておいて損は無い考え方だと思うんですよね。
かくいう私も、上手く行かずに挫折するようなことが起きた時は、
もちろん落ち込んだり悲しんだりはしますが、それ以上に、
「よし、じゃあ、この挫折を、どうやって自分の財産にしていこうかな」
という気持ちの方が強いので、いつまでもネガティブな気持ちを
引きずることはなく、次の一歩を踏み出せるようになりました。
その上で、挫折した姿も、いつでも見せられるようにしておいて、
折に触れて、その挫折した姿を、人様に見せるようにしています。
それもみな、私自身の挫折体験が、人の役に立ち、人に力を与えた、
という経験をしているからこそ、出来ることなんですよね。
おそらく、Mさんは今回のTさんが起こしてくれた変化を経験し、
挫折も悪いものじゃ無いな、という気持になってくれている事でしょう。
そして、挫折を必要以上に恐れなくなったとき、人はまた、
大きく変わっていくんでしょうね。
そういう意味では、TさんMさんの今後の成長が、もの凄く
楽しみであります。
併せて、もしあなたが、挫折してくすぶっているのであれば、近い将来、
今回のMさんのような体験が出来る日も来ることでしょうから、いつまでも
くすぶってないで、ここからまた一歩を踏み出していって欲しいと願って
おります。
■□■□■□■□■□■ 今日のひと言 □■□■□■□■□■□
挫折は財産

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
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社会人になってから、独立するまでの私の足跡を
『私のサラリーマン物語』にまとめました。
→ https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/1264594.html
また、独立したものの、最初の事業に失敗し、そこからはい上がったのち、
紆余曲折をしてきた人生を、『私の成長物語』としてまとめてみました。
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2012年に起きた、自分の人生にとっての大きな転機となった
2日間の出来事を綴った「独白シリーズ」はこちらです。
人生に行き詰まっている人には、励みになるかも。
 → https://mizunohiroshi.m-stn.com/archives/1832670.html
 
 
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  ● 編集後記
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これは同情に値する……(泣)
279 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage]   投稿日:2018/02/20(火) 23:59:10.60 ID:hoiaNUc7
娘(ママ大好き)にされた衝撃なこと。
この間俺が風邪でダウンしたとき。
寝室で横になってたら、嫁の監視をすり抜けて長女が部屋に入ってきた。
長女「ママもお熱ある」
やばい、うつっちゃったのかなぁ、なんて考えてたら
長女「パパごめんね」
と俺の冷えピタ剥がして、持っていかれた。
泣いた。

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