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● 私の将来の夢は……
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ゴールデンウィークが終わり、今日から仕事始めとなりました。
私のゴールデンウィークは、とある雑誌に寄稿する原稿を書かなければ
いけないのに、なかなか良いアイデアが浮かばずに、ウンウン唸りながら、
時々、ネットサーフィンで一服、ゲームで一服、お使いで一服、居眠りで
一服、そして、テレビで一服、と、仕事から逃げ回ってばかりいました。
そのときも、パソコンから逃げるように離れ、かみさんが見ていた
テレビを一緒に見ていたんです。
その番組は、おもしろ映像や驚愕の映像を集めたバラエティ番組。
大笑いしたり、おおっ！ と叫び声を上げたりしながら、しばし
原稿のことを忘れて楽しんでおりました。
そんなおもしろ映像の中のひとつに、将来の夢について、
子供にインタビューするというものがありました。
そこで出てきた一人の女の子、小学校１年生くらいだったかな。
その子が、こう答えていました。
「将来の夢？ うーん、『将棋が趣味の薬剤師』になりたい」
もう、かみさんと二人で大笑いしました。
なんでやねん。
何でシンプルに薬剤師じゃないねん。
ていうか、何で将棋が趣味やねん。
思いつくままツッコミ入れながら、大笑いしてたんですが、
ふと我に返ると、この子の考え、実はすごいんじゃないかと
思い直しました。
というより、よく考えたら、いい大人たちが語る自分の
夢よりも、ものすごくしっかりしているんじゃないかな、
とまで思ったんですね。
で、しまいには、これはメルマガのネタになるわ、と、
思わず彼女のコメントをメモしてしまったのであります。
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● あなたの夢は片手オチになっていないか？
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夢を持っている大人たちに向かって、
「あなたの将来の夢は？」
と聞くと、多くの場合、３つのパターンに分かれます。
ひとつ目は、
「曖昧な夢」
というパターン。
「お金持ちになりたい」とか「幸せになりたい」というような、
具体性が感じられないようなものですね。
こういった夢は、自己努力で叶えようと思っても、元々の夢が
曖昧ですから、具体的に何をどうしたらいいのか解らないので、
かなえようがないんですね。
ふたつ目は
「片手オチな夢」
というパターン。
これは、特にビジネスをやっている人たちなどに多いのですが、
ビジネスの成功だけを夢に描いてしまうというもの。
しかし、もし夢が実現したとしたら、それはビジネスが成功
しているだけで、プライベートの部分はどうなっているか
全然解らないんですよね。
そして、実際に仕事の成功だけを夢見て頑張り、
その結果、仕事で成功でき、お金もそれなりに稼げたものの、
家族関係は問題ありすぎ、という状態になってしまっている
人も、少なくありません。
こういった、
■ ビジネスやプライベートの一方の側に偏った夢
というものは、仮にそれが実現したとしても、結果的には、
あまり幸せにならないという可能性が非常に高いということに、
早めに気づくべきでしょう。
ですから、本当に実現して幸せになれる夢というのが、
３つめのパターンで、それは
★ 自分自身のそのときの生活が全て盛り込まれている夢
だなんだと、私は想うんですよね。
実際、自分の夢をきちんと考えている人は、ビジネスだけでなく、
プライベートの楽しみ方、家族関係など、人生において考えられる
あらゆるものを思い描いているようです。
先に出てきた女の子の夢も「将棋が趣味の薬剤師」という
ビジネスとプライベートの趣味が盛り込まれている、非常に
バランスのとれた夢なんですよね。
夢を考えるにあたって、子供ながらに、こういった視点を持っていると
いうことが、もう素晴らしいんじゃないか、と私は思った訳なんです。
まあ、多分その子は深い考えを持ってこういったわけでは
無いと思うんですが、本能的に、自分の夢にそのときの
自分の生活の姿が描けていると言うことがすごいと思うんですよ。
もし、あなたが夢を持っているとしたら、その夢に偏りがないかどうか
改めて見直してみてはいかがでしょう。
ちなみに、私の夢は、仕事の方に偏りすぎていましたよ（汗）
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今日のトーク術・まとめ
自分の夢は偏っていないか、しっかりチェックしよう！
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でも、大人に対して「あなたの夢は何ですか？」と聞いたときに、
一番多い答えは、もうダントツで、
「夢はありません」
というものなんですよね。
どうも、夢を持つのは若いうちだけ、いい大人になったら、
夢なんて青臭いことを言うんじゃない、なんてことを、
かなり本気で思っている人が多いようです。
夢なんか持ってても、そうそうかなうもんじゃないんだから、
そんなモンすっぱり捨てて、現実に生きろよ、なんてことを
まことしやかに語る人なんかもいます。
でも、夢ってヤツは、いくつになっても必要なんじゃないかと、
私は想うんですよねぇ。
そもそも、その夢に、本気で取り組むことが出来たら、
たいていのものは実現できると思いますし。
仮に実現できなかったとしても、実現しようと取り組んでいった
プロセスで、たくさんの学びが得られますし。
もしかしたら、夢が叶わなかったら、それまでの行為が
全て無駄、って考えてしまうから、夢なんか持たない方が良い、
と思うのかもしれませんが、それってそんな考え方だと
思うんですよねぇ……
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● 編集後記
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結局、さんざん悩みながら逃げ回っていた某誌に載せる原稿は、
連休が終わった次の日の今日、ようやく書き上がりました。
毎日メルマガ書いているので、割とサラッとかけるかな、と
気楽に構えていましたが、やっぱり、自分の看板で好き勝手に
書くのとは訳が違いましたね。
それに、結構お堅い雑誌なので、普段のメルマガのノリで
書いて良いものかどうかも悩みまましたし。
でも、悩みに悩んで、結局はいつものメルマガのノリで
書いたんですけどね。
だったら、何日も悩むなよ！→俺（滝汗）