仕事をしていると、たまに、上司とか、お客様とか、取引先に怒られる、というシチュエーションにぶつかることがあります。
そんなとき、あなたは、その相手の怒りの言葉に対して、どう捉えながら対処しているでしょうか。
私が思うに、怒りの言葉の捉え方には、大きくふたパターンあるように思います。ひとつが、
■ 怒りによって、自分が否定されている
という捉え方です。
こう考えてしまった時は、怒りの原因となった問題が解決するより、さらに問題が悪化してしまうことが少なくありません。
なぜなら、その怒りによって、自分が否定されているように捉えてしまうと、罪悪感や自己否定意識を生み出してしまうから。
そうなると、ことに対処するだけのエネルギーも生まれませんし、思考力だって、上手く働かなくなるでしょう。
なにせ、自分はダメなヤツなんだ、って思ってしまうのだから。
また、逆に、自分に非は無い、と考えていた場合には、相手の怒りに対して、自己防衛に走ってしまいがちになります。
相手が怒っているときに、自分は悪くない、あなたが間違ってる、などという対応をしてしまったら、問題はこじれる一方ですよね。
なので、私がお勧めするのは、もう人パターンの考え方であります。それは、
★ 何かに怒っている人が、私に怒りをぶつけている
という考え方です。こう考えられると、
・この人は、なぜ怒っているのだろうか?
・私に、何を解ってひいと思っているのだろうか?
・その上で、私は何をしたらいいのだろうか?
という疑問が芽生え、その疑問を解消するために、その人の怒りと向かい合う事になります。
だから、傷つくこともないし、当然のことながら、自己否定された、とか、自己嫌悪に陥る、なんてことも考えないのです。
その結果、その人の怒りに対して、冷静に対処できるし、問題解決も早くなります。
もちろん、その時に、自分に何らかの誤りや非があればそれはそれで受け入れて是正していく必要がありますが、こういう考え方が出来ていると、個別に反省・改善をする事はあっても、自己否定にはなりませんよね。
ということで、もしあなたが、
■ 怒られる=自分を否定され攻撃されに行く
と考えてしまいがちであるならば、これからは、
★ 怒られる=怒っている人の理由を聴きに行く
と考えて、不用意に自分が否定されたり攻撃されたと考えないように対処していきましょう。
今日のまとめ
★ 怒っている人は自分を否定・攻撃しているのではないので、自分を責めず、怒りの理由を聞きに行くつもりで怒られにいこう