今回は、物事に振り回されてしまいがちなメンバーに対して、どう対処すればいいか悩んでいる、リーダーの方に向けてのお話。
毎回、本編以上に頭を悩ませている編集後記のネタ探しですが(笑)。
今日も今日とてネタ探しをしていたところ、とてもいいお話を見つけたので、皆さんと是非共有したく思います。
以下、お読み下さい。
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
668 名前:名無しさん@おーぷん[sage]
投稿日:2019/03/28(木)11:20:09
ID:BFq
何だか懐かしくなったので流れ豚切りで書き込み。
二十年以上前の話。
長男がイヤイヤ期真っ盛りの頃、とにかく疲弊してた。
とりあえず何でも嫌、ママ嫌い!の言葉、夜泣き etc……
よくあることだけど、主人が激務の中、ほぼワンオペの育児でいっぱいいっぱいだった
主人も可能な限り手伝ってくれてたけど、それもすごく申し訳なかった。
家事も育児もできない自分はなんて情けない嫁なんだろう、って。
睡眠時間が短いこともあってイライラとそれを押さえる狭間にいて、子供に手を上げることだけはしないようにと、毎日自分を押さえつけるようにして生きてた
何に対しても面白みを感じられなくなって、家の中に取り残されてるような閉塞感で、多分限界だったんだと思う
見かねて主人が、私に断って遠方に住む義母を呼んでくれた
(私両親はどちらも死別、義母とは良好な関係)
義母は早朝に自宅を出て、午前中にうちへ来てくれた
私に気を遣いながらも家事を全て請け負ってくれて、寝させてくれた
まとまった睡眠なんていつぶりだろうと思いながら、少しだけ寝ようと思ったら、夕方まで爆睡してしまった
慌ててリビングへ行ったら、
「顔色が少し戻ったわね、よかったわ」
って言ってくれた。
私の分のご飯を作ってくれてた。
久しぶりの暖かいご飯に涙が出た。
ご飯を食べ終わってしばらくして、長男はイヤイヤモードに入ってギャン泣きし始めた。
またか……と少し重い気分になったとき、義母が
「このビチビチマグロ具合、あの子(主人)とそっくり! きっと遺伝よ!」
って笑ってた。
こう、なんていうかその言葉にパーッと視界が開けたのね。
この陸に揚げられた魚状態は普通のことで、私が何か間違ってたわけじゃないのかーって。
上手く言葉にできないけど、おかしかったのと安心したのとで、泣き笑いしてしまった。
義母は
「やっと笑ったね、大丈夫だからね。
私もあの子(長男)も、あなたの味方だからね」
って言ってくれて、もうそこからは目が腫れるまで泣き続けた
そこからは、憑き物が落ちたように重くて暗い気持ちもどこかへ消えてしまった。
長男がビチビチマグロ状態になっても、義母の言葉を思い出して笑いながら余裕を持って対応できるようになった。
先日義母と温泉旅行へいったときにこの話になって、懐かしくなったので。
昔の話失礼。
とにかくパワフルで明るくて優しい義母を自慢したかった。
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=
いかがでしたでしょうか。
このエピソードを読んで、私が改めて実感したのは、
★ その上で、環境が同じでも、捉え方を変えれば心持ちは大きく変わる
ということでした。
子供のイヤイヤ行為で、この人は疲弊しきっていました。
しかし、お義母さんの、
「このビチビチマグロ具合、あの子(主人)とそっくり! きっと遺伝よ!」
というひと言で、イヤイヤ行為の捉え方がガラッと変わり、以降、子供に心を疲弊させられることはなくなりました。
これはまさに、考え方、捉え方を変えれば、同じ環境でも心持ちが変わってくる、ということですよね。
リーダーとなるような方たちは、おそらくこういう考え方が出来ることでしょう。
しかし、まだビジネス経験の浅いメンバーには、自分1人で考え方を変えるのは、難しいかもしれません。
そんなときに、リーダーが、その捉え方を変えるヒントを与えることが出来たら、そのメンバーの働きぶりが変わってくることも、充分あり得ますよね。
だからといって、
「こう考えたらいいよ」
とアドバイスをしたとしても、それをすぐに受け入れられる人ばかりではないでしょう。
今回のエピソードから見るに、この人がそういった捉え方、考え方を変えられたのも、
★ 心身を、先ずは充分に休ませる
ということを、お義母さんがきちんとしてくれたからでしょう。
心身が疲弊している人間は、先ずはきちんと休ませること。
体を休ませ、心を癒やしてやり、先ずは心身を健康な状態にする。
これがまず出来ていないと、ものごとの捉え方、考え方を変えることは、絶対に出来ません。
だから、もし物事に振り回されがちなメンバーがいたら、その人の考え方を変えようとする前に、まず、
★ 心身が健全な状態か?
ということを、先ずは確認しましょう。
その上で、健全な状態でなければ、真っ先にやることは、休息と癒やしです。
そして、健全な状態にした上で、指導、教育をしていくと、効果が格段に上がることでしょう。
そして、それがきちんと出来るリーダーになるためには、先ずはリーダーであるあなた自身が、【心身が健全な状態】でなければ
いけません。
そのためにも、メンバーよりも先に、先ずはあなた自身の心身を確認し、不健全な状態であれば、しっかり休み、心を癒やして下さい。
リーダー自身が健全でいることは、リーダーにとって、一番緊急活重要な仕事であると自覚しておきましょう。
なぜなら、あなたの健全性が、チームの健全性に直接影響するからです。
メンバーが動揺してしまうような出来事が起きているのも、ひょっとすると、あなた自身の心身が健全ではないからかもしれませんしね。
だから、メンバーの前に、先ずはあなた自身が健全でいることを心掛けましょう。