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いわなくてもわかるだろ! といら立っている人へ

先日、とある友人から、その友人の
人間関係の愚痴を聞くことがありました。

彼曰く、あいつは本当に身勝手な奴で、
周りの気持ちや空気を読まない。

もう、あんな奴と付き合うのはうんざり!
ほんと、付き合いたくないわ。

とのこと。

しかし友人は、その友人と同じコミュニティ
にいるために、関係を断絶する、ということ
は、なかなか難しいとのこと。

だから、なおのこと腹が立つ! と。

まあ、これは相談ではなく、ただの愚痴
なんだろうと思って、あれこれアドバイス
するのもいかがかな、とも思いました。

が、一言だけ確認を、と思って、

「自分がしてほしいことや、やめてほしい
と思っていること、相手に伝えてる?」

と聞くと、

「いったって聞くやつじゃないから!」

とのこと。

なので、ああなるほど、と思い、

「そういうタイプの人間は、言って
あげないとわからないから、きちんと
自分の要求を伝えてみたら?

まあ、なんでこっちがそこまでやらないと
いけないんだ! って思うかもしれない
けれど、わからない相手なんだから、
もう仕方ないよねぇ……」

というところでとどめました。

これ、結構あちこちで見られる人間関係の
問題ですが、

「いわなくてもわかるはず」

というものを持っている人ほど、人との
関係にストレスを感じるものなんですよね。

そして、こういう人ほど、そのストレスの
元凶を、他人においてしまい、

「あの人が私のエネルギーを奪っている!」

と腹を立てるんですよね。

じゃあ、付き合わなければいいのに、
というと、そういうわけにはいかない、と。

だったら、付き合い方を、自分から
変えていかないと、いつまでたっても、
同じストレスを感じ続けることになる
のは、仕方のないことなんですよね。

だから、そのストレスから解放されたい
なら、自分の考え方を変えること。

「いわなくてもわかるべき」

という考えから、

「いわないとわからない人もいる」

と考えを変え、そういう人には、都度都度、
きちんとリクエストを伝える。

「なんでそんな人間のために、そこまで
しなきゃいけないんだ!」

と思った時は、

「別に付き合わない選択だってとれるのに、
付き合う選択を自分がしたんだから、
自業自得だよね」

と考える。

「あいつにエネルギーを奪われた!」

と思った時は、

「ああ、自分が勝手にいらいらして、
自分から、無駄なエネルギーを、
相手に向けて勝手に注いでしまった」

と考え、不毛なエネルギーの浪費をやめる。

こう考えて、自分の思考やエネルギーを
注ぐベクトルを、こまめに変えていき
ましょう。

ほんと、自分の考えを他人に押し付けて、
他人に対してイライラすることほど、
もったいないことはないですからね。

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