企業研修などで、リーダー層の方たちの
お話を聞いていると、けっこうな数の
方たちが、メンバーを育てることに悩ん
だり、疲れたりしていらっしゃるようです。
まあ、確かに、人を育てると言うことは、
簡単なことではありませんから、そうなって
しまうのは、解らないでもありません。
しかし私は、リーダーは、人を育てる事に、
エネルギーを奪われてはいけない、と考えて
います。
なぜなら、リーダーに与えられた基本的な
役割は、
「チームで、目指す・求められる成果を
生み出すこと」
であり、人の育成は、その役割を果たして
行くための、たくさんある仕事のうちの
ひとつでしかないからです。
チームで成果を出していくためには、
たくさんのエネルギーを使います。
チームメンバーを育てること以外にも、
ビジネスの戦略・戦術を考えたり、
仕組み作りに取り組んだり、組織の
リーダーであれば、他部署との連携や
社内調整などを行う必要も出てきます。
また、経営者であれば、今後の事業展開
のための思索や活動などにも取り組む
必要があります。
そういった、多岐にわたる仕事をする
リーダーにとって、活動の元となる、
自分自身の時間とエネルギーは、非常に
貴重なものなんですよね。
その貴重な時間とエネルギーを、メンバーに
奪われてしまっている、というリーダーが
少なくないのです。
なので、もしあなたがリーダーの立場に
いて、この私の話に思い当たるところが
あるようでしたら、ぜひ、あなたの大切な
時間とエネルギーを、メンバーに奪われ
ないようにして下さい。
といっても、誤解しないで頂きたいの
ですが、私は、
「メンバーなど育てなくてもいい」
と言っているわけではありません。
やはり、組織は人で動いていますから、
チームメンバーを育てる、ということは、
必要かつ重要な事です。
だから、
■ 人の育成に、無駄に時間と
エネルギーを奪われる
のではなく、
★人の育成に、有効な形で時間と
エネルギーを注ぐ
ようにしていかなければいけないのです。
では、どうしたら、時間とエネルギーを
奪われることから脱し、有益に時間と
エネルギーを注げるようになるのか。
それは、
★ 今その人に必要な成長要因は何かを
見極め、それを適切な形で提供する
ということなんですよね。
人の育成に時間とエネルギーを奪われて
疲弊している人たちに共通している過ちは、
■ 今その人に伝えても・与えても、
効果が無いことをやり、成果が
出ず、失望している
ということなんですよね。
人の成長には、それなりのステージが
あります。
そのステップを踏んで行けば、ステージに
成長して行くのですが、そのステージを無視
して、その人にとって今は必要の無いもの、
届かないものを押しつけても、お互いが
疲弊するだけなんですよね。
例えて言うなら、生まれたばかりの
赤ちゃんに、元気になってくれと、
厚切りステーキを与え、全然食べて
くれなくて途方に暮れる、なんていう
ことを、結構皆さんやっちゃってるん
ですよ。
赤ちゃんの時には、赤ちゃんがきちんと
消化吸収できるものを提供しなければ、
ちゃんと育たないわけです。
人の成長を、その人の意識と行動を変えて
行くこと、と定義するならば、その意識と
行動の変化にもまた、それなりのステージが
あり、それを理解することで、最小限の
時間とエネルギーで、人を育てる事が
出来るようになります。
私自身、元々は禁煙セミナーからスタート
し、その後、一貫して、人の意識と行動を
変える、ということをテーマにした活動を
し続けていました。
最初は、思うように変化を生み出すことが
出来なくて、それに心奪われ、時間とエネ
ルギーを奪われていました。
しかし、試行錯誤を繰り返して行き、
結果、人の意識と行動は、5つの
ステージを経て変わっていく、
ということがわかってきました。
そして、そのステージごとに、必要な
アドバイス、環境、メッセージなどを
提供する事で、無駄に時間やエネルギーを
奪われることなく、人の成長を引き起こす
ことが出来るようになりました。
もちろん、時間とエネルギーは使って
いないか、と聞かれたら、それなりには
使っています。
ただ、それは、相手に奪われている、
という感覚では無く、
★ 適切な時間とエネルギーを、
自分から相手に注いでいる
という感覚なんですよね。
で、この感覚こそが、人を育てる際に、
もの凄く大切なことになるんです。
なぜなら、相手に時間とエネルギーを
奪われている、と感じているときの、
こちらの心情は、
★ 自分は被害者であり、
相手は加害者であり悪者
という状態になっているから。
ある意味、憎しみを抱きながら相手を
育てる事になってしまいます。
しかし、そんな心情を持ったまま、
相手を満足に育てることは、非常に
難しいでしょう。
ところが、時間とエネルギーを注ぐ、
という意識を持つと、被害者意識
ではなく、
★ 相手に対して愛情を注ぐ
という意識に変わってきます。
相手の成長ステージを無視して、
無駄な時間とエネルギーを使い、
成果が出ないからとイライラして、
相手に時間とエネルギーを奪われた、
と被害者意識を持って恨みながら
関わるか。
それとも、
相手の成長ステージを理解し、その
ステージにあった、成長する可能性が
高い、適切な関わり方に、愛情を持って
時間とエネルギーを注ぐか。
どちらが、人がより成長するかは、
一目瞭然でしょう。
では、その5つの成長ステージとは何か?
その各ステージにおいて、どのような関わり
方をすれば良いのか?
それも、過去のメルマガで、形を変えて
色々とお伝えしていきましたので、ぜひ
バックナンバーをお読み頂ければと思い
ます。
が、やはり、けっこうなボリュームに
なるのと、ある程度の時間を掛けて、
フレームワークからきちんとお伝え
しないと、なかなか分からない話でも
あり、メルマガで全容を伝えるにも
限界があります。
ということで、きちんとした時間で、
講義と質疑応答を行うセミナーにして
お伝えするのが、今週開催される、
「リーダーシップコミュニケション講座」
であります。
企業研修で、研修の満足度が97%越えを
している内容のものから、一番のキモ
となる部分を抜粋してお伝えするものです。
この研修、強制参加型のもので、受講者は
主体的ではなく、受身的、人によっては、
否定的な気持ちで受講することも不思議
ではない、というもの。
そんな研修でも、これだけの満足度の
数字を出し、実際に参加者の意識と行動も
変わっているがゆえ、リピートも続く。
そういう現象を引き起こしているのもまた、
上に書いた、成長のステージを理解した上で
★ 彼らの意識と行動の変化を
きちんと設計している
からなんですよね。
ということで、このセミナーは、人を
育てる立場にいるリーダーの方の中でも、
特に以下のような方にお役に立つ内容と
なっています。
・上手く指導出来ない部下を抱えている
・もうひとステージ成長させたい部下がいる
・人の意志と行動を変える仕組みを知りたい
これらの組織リーダーの方に加え、直接
部下育成に当たっている経営者の方や、
自らの専門性でクライアントを育てる
立場にいるコンサルタントの方などにも、
お勧めできます。
セミナーは,3時間で、前半は
・人の意識と行動が変わる仕組みとは?
・人の意識と行動を変えるために
知っておきたい5つのステージ
・相手の意識改革/行動変容を起こす
ための、コミュニケーション方法
について、講義形式でお話します。
また、後半は、皆さんの質問やリアルな
悩みに対して、ディスカッションを通じ
ながら、具体的にお答えします。
講義、プラス、グループカウンセリング、
ということで、研修ならば1日40万円、
個別のカウンセリングならば、1時間
3万円を頂いている内容のものを、
今回のセミナーでは提供させて頂きます。
また、最後に、今回の学びを、「知る」
という知識レベルにとどめるだけでなく、
「使える」レベルになれるような、
トレーニンググループや、コンサル
ティングのご案内も、併せてさせて
頂きます。
そのため、上記のように、それなりの金額
似なる参加費を、今回は、私のサービスを
紹介させて頂く、ということで、参加費は、
グッと抑えて、2,000円とさせて頂くことに
しました。
なので、人を育てる立場にいる方で、
課題や悩みをお持ちの方は、是非この
機会に、解決の糸口を見つけに来て下さい。
ということで、こちらのセミナー、参加
されたい方は、日程を確認の上、以下の
リンクより、お申込みの手続きをお願い
致します。
ライブセミナー(新宿)
4月24日(水)14:00~17:00 開催終了
4月25日(木)18:30~21:30 開催終了
ZOOMによるオンラインセミナー
4月27日(土)10:00~13:00 募集終了
ということで、本日は、セミナーの告知が
メインでありましたが、是非、メンバーに
時間とエネルギーを奪われるリーダーは、
メンバーに時間とエネルギーを注ぐ、という
考え方にシフトしていけるよう、
リーダーになる、という考え方がある、
ということだけでも、押さえておいて下さい。