生き方や考え方の変化を求められたとき、
恐れを抱いたり、変化を拒絶する人は
少なくありません。
例えば、他人に厳しい接し方をする人に
対して、優しい接し方をするよう求めると、
「この厳しさを手放してしまったらむやみ
やたらに人を甘やかしてしまう人間に
なってしまうから嫌だ!」
なんて拒絶される人は、研修やセミナー
などを通じて、沢山みてきました。
かく言う私自身も、昔は、そういう考え方
を持っていて、自分が大事だと思っていた
言動や振る舞い、考え方を変えることを、
拒んでいた時期がありました。
ただ、40歳の頃に自分を変える必要に
迫られ、自分の意識と行動を変える
事に取り組み続けて15年。
今思うのは、
「人の変化とは、AからBに変わるのでは
なく、AもBも出来る人になること」
なのだなあ、と。
以前は、優しい接し方をしたら、厳しく
接して幾代さを失ってしまうのではないか、
という恐れが、無意識の内にあったよう
なんですよね。
でも、厳しい接し方に執着することをやめ
優しく接することに取り組んでみたところ、
結果的には、厳しく接することも、優しく
接することも、両方できるようになった。
ああ、自分の考え方を変えるというのは、
こういうことなんだ、と理解したので
あります。
なので、結果として、私の感覚的には、
以前より、とるべき考え方や行動の幅が
広がって、より自由で身軽になっている
ように感じます。
今回のコロナ騒動で、多くの人が、生き方や
考え方を変えることを、結果的に強いられて
います。
そして、それに恐れや苦しみを感じている
人も、少なくないようです。
でも、こんな時だからこそ、私は、自分を
変える、イコール、自分の選択肢を広げ、
自由な思考と行動を手に入れるチャンス
だと思って、前向きに、自分自身を変化
させていくと良いと思います。
もっと身軽に、もっと自由に。
自分を変えるって、そういうことなんだと
思うんですよね。