仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

  1. メルマガバックナンバー
  2. 49 view

あんな父親にはなりたくないが……

どうもです! 水野です。
このメルマガでも何度か取り上げさせて頂いている、
漫画家の島本和彦先生。
熱血をテーマにしたギャグまんがを書いていらっしゃる方で、
爆笑しながらも、読み終わると、無性にやる気が出てしまう、
実にユニークな作品をたくさん世に送り出しています。


この方、絵だけでは無く、しゃべりも達者な方で、結構
テレビやラジオに出て、昭和の漫画作品の解説などを
されていらっしゃるんです。
これもまた、非常に面白く、しかも洞察も深いため、
私はそちらも大好きで、見られるときは欠かさず見ています。
その、テレビかラジオか忘れてしまいましたが、島本先生が
口にした名言の中で、私がピカイチで面白い! と思ったのが、
次の言葉であります。
その時は、巨人の星を解説していました。
巨人の星とは、主人公の星飛雄馬が、その父、一徹から
スパルタ指導を受けながら、巨人のエースピッチャーに
登りつめていく、というお話です。
昭和のスポ根マンガの代名詞とまでなっている作品ですので、
もし知らないという若い世代の方は、古典をたしなむつもりで、
絶対に一度は読んで下さい。これ命令ですからね!
……で、この一徹という父親、もう、息子を育て鍛える
ためには、情け容赦が無いんですよね。
いちいち事例を挙げていくとキリが無いのですが、
息子を鍛えるために、鬼も裸足で逃げ出すほどの
厳しさで責め立てるのです。
息子の飛雄馬も、根っこでは、父を尊敬し、信頼もして
いるため、そのスパルタ教育を見事受け、最後は見事
巨人の星へと成長して行くのです。
島本先生や、私のような、昭和の世代が色濃い、
熱血体育会系の人にとって、この星一徹は、
ある種の強い憧れを持っているのです。
そんな島本先生が、この星一徹を指して放った名言がこちら。
 「あんな父親は欲しくはないが、あんな父親になりたい!!」
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
     次回の自身力養成講座は、7月20日です。
    来週より、テーマ発表の上募集を開始します!
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
この言葉を聞いたとき、私は大爆笑してしまいました。
しかし、ひとしきり笑い終わって落ち着いてみると、
これは、なかなか考えさせられる言葉です。
自分で求めていないような存在に、自分がなりたがる。
矛盾しまくりで、馬鹿馬鹿しい考え方なのですが、
でも、こういう考えを実行に移している人が、ビジネスの
世界にはたくさんいますよね。
今回の流れで言うなら、
 「上司は厳しくあらねばならない」
と思って、必要以上に厳しい態度で接している人など、
まさにこの
 ★ 誰からも求められていないのに、それになりたがる人
の典型でしょう。
つまり、自分でも求めていないくせに、自分がそういう
人間になりたがる、というのは、本当に愚かなこと
なんですよね。
そんな矛盾を嗤い倒す言葉が、あの
「あんな親父は欲しくはないが、あんな父親になりたい」
という名言となるのです。
なんてことを言うと、
「確かに、そういう人は求められてはいないかもしれないが、
 それでも、今の世の中にとって必要な存在かもしれない
 じゃないか!」
という人もいることでしょう。
確かにその通り。
実際に、飛雄馬は、父一徹がいなければ、あそこまでの選手には
ならなかったと思います。
しかし、それは、単に厳しさがあったからこそ、飛雄馬が
あそこまで大きく育ったのか、というと、全く違います。
もちろん、そこには、父一徹の、「巨人の星になれ!」という
強烈なビジョンがありました。
しかし、そのビジョンを実現するためには、もっと大切な者が
あります。それは、
 ★ お互いの愛情、尊敬・信頼の絆
です。
飛雄馬は、一徹のことを心から愛し、尊敬し、信頼していました。
もちろん、一徹も、飛雄馬のことを、心底愛し、想っていました。
その二人の絆があったからこそ、あれだけ過酷な厳しさにも、
お互いが耐え、お互いが応えていったのでしょう。
なので、もしあなたが、部下から求められてもいないくせに、
厳しい上司になりたい、というのであれば、部下たちに対し、
心からの愛情、敬意、信頼があるかどうか、自分の胸に
手を当てて確認して下さい。
それと同時に、部下からも、愛され、尊敬され、信頼されているか、
絆がきちんと結ばれているのか、きちんと見定めて下さいね。
もし、その絆が弱い状態であるならば、あなたは部下に厳しく
接する前に、もっとやっておくべき事があります。
絆が弱い上に、ここまで言っても、それでもなお、厳しく
接する事を選ぶのであれば、その行為は、ピント外れの
お笑いネタ以外の、なにものでもないですからね。
笑われて馬鹿にされる覚悟でやってくださいね。
いじょー!!!
 
 
今日のメルマガはいかがでしたか?
良かったと思ったらクリックしてください。
   → http://clap.mag2.com/maedroutri?J20150626
  ※コメントも書けますので、もし良かったら感想、
   または、質問やご相談などをぜひ聞かせて下さい。
   質問やご相談は、メルマガ紙上でお答えさせて
   頂きます。
 
 
━━━━━
 ● 各種サービス・教材・セミナーのお知らせ
━━━━━
● 個人セッションサービス移行のお知らせ
2014年9月8日より、株式会社マイルストーンの
水野浩志として、個人セッションをお受けすることは
終了しました。
今後は、私のもうひとつの活動で行っていきます。
詳しくはこちらをご覧下さい。
http://soulmission.jp/
なお、カリキュラム構築等のコンサルティングサービスは
引き続き行っておりますので、ご希望の方は、こちらより
お申し込み下さい。
http://sp.m-stn.com/order/coach/form.php/
● 各種教材販売のお知らせ
自己表現や情報発信力、教材開発のスキルを磨く各種教材は
こちらからお求めになれます。
http://www.mstoneshop.com/
 
 
━━━━━
  ● 編集後記
─────
さすが猫様!
782 名前:おさかなくわえた名無しさん
  投稿日:04/04/17 12:06 ID:bOBUYKjf
 昔実家で飼ってた猫は、子猫産む時父にずっと
 腹をさすらせてた。
 ダンボールで入口だけ開けてタオル敷いた産室を
 作ってやってたんだけど、その入口から手を入れて
 腹をさすれと要求。
 眠くなった父が横に敷いた布団に退避すると、
 産室から這い出て来て「撫でろ!休むな!」
 と耳元で叱責…。
 次の日、無事に子猫は産まれ、父は腰を痛めて会社を休んだ。
 なんかしらんが、和んだ…(‘A’*)
 
 

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


最近の記事