今回は、何度言っても分からない人への原因と対処法、ふたつ目のお話です。
前回のブログはこちら
今回は、
解らない=出来ない・やらない
ということとしてお話します。
その原因は何かというと、
2.そもそも言って出来る人ではない
ということ。
人間、やはり、向き不向きがありますので
普通だったら、言えば分かって出来るはず、
ということが、出来ない人も、世の中には
たくさんいます。
なので、昨日のメルマガで伝えた、
コミュニケーションの工夫をしても、
成果が出ない、要するに、言っても
出来ない状態が続くようならば、
言えば解るはず、という考えを
やめましょう。
例えば、私自身の情けない話ですが、
日常生活で、扉を静かに閉める、
という事が出来なかったんですよ。。
かみさんからは、再三、もっと静かに
扉を閉めるように、といわれ続けて
いました。
うちの今の扉は、ちょうつがいの動きが
いいのと、木枠の中にガラスが入って
いる造りになっているのとで、軽い力で
扉を閉めても、大きな音でバタンと閉まる
んですよね。
だから、最後までゆっくりと、ドアノブを
持って静かにしめないと、大きな音が出て
しまうのです。
私も、大きな音を立てるのは本意ではない
ので、もちろん、気をつけられるときは
気をつけていました。
しかし、普段はしょっちゅう、考え事を
していて、そういうときには、扉を最後
まで気をつけて静かに占める事は、すっかり
忘れてしまって、しょっちゅう怒られて
いました。
元々、ADHDのけがある私ですから、
自分の内に意識が向いてしまうと、他の
こと二木が廻らなくなってしまうんです
よね。
そんな私に対して、昨日のような
アプローチ方法をとったとしても、
おそらく、静かに扉を閉められる
ようにはならないと思います。
では、こういう、言っても出来ない人に
対しては、どうしたらいいか?
それは、もう、
★ 仕組みで対処する
しか方法はありません。
言葉で理解させ、その人の努力によって
何とかしようとは思わないことです。
ということで、かみさんと私が取った
行動は、扉の目につくところに、
「静かに閉める」
という張り紙を貼る、ということでした。
いくら考え事をしていたとしても、
目をつぶってドアを開け閉めするわけでは
ないから、目線の高さに張り紙を貼って
おけば、嫌でも目につくはず。
これは、結構効果的でした。
この張り紙を見ることで、バタンと
扉を閉める回数は、激減しました。
しかし、まだゼロにはなりませんでした。
やはり、考え事が深くなると、張り紙にも
目が行かなくなってしまう事がよく起き
ましたから。
なので、勢いよく扉が閉まらないような
緩衝剤を買ってきて、それを扉に取り
付けることで、要約、我が家の扉騒音問題は
解決したのでありました。
私は、他にも、注意力散漫ゆえに、ものを
すぐになくしてしまう人間なのですが、
そうならないよう、スマホや傘、財布など
貴重品や無くしやすいものについては、
注意して無くさないようにする、という
意識的努力はせず、ストラップを付けて
肌身離さずに持ち歩く、という仕組みで
対処するようにしています。
まあ、私の場合は、かなり病的なところも
ありますが、普通の人でも、意識して事に
当たる、という努力で対処することは、
精神エネルギーを非常に使いますから、
できるだけ、考えたり気をつけなくても
大丈夫なような仕組みを作る、という
ことは、大切な考え方だと思います。
ということで、言っても出来ない人には、
本人の努力でなんとかさせようとせず、
その人でも出来る仕組みを、一緒に考え
ていきましょう。
それは、言っても出来ない人だけのため
でなく、仕事の取り組み方そのものを、
見直せるいい機会になると思いますよ。
ということで、次回のブログでは、3番目の下人と対処法についてお話します。
次回のブログはこちらです。
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