仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

  1. メルマガバックナンバー
  2. 378 view

あなたは、「鬼滅の刃」の魅力を、こうひと言で語れるか?

今日は、リーダーのポジションにいるものの、
メンバーをその気にさせることに苦労をしている
という人に向けてのお話。

最近、投稿の方はすっかりご無沙汰している
質問SNSのquoraですが、先日、そのオフ会で、
最近そちらで活躍されている方数名と一献
傾けました。

そこで知り合いました、Aiさんという方が、
非常に面白い方でした。

某社で人材育成の仕事をされていらっしゃる
とのことですが、非常に頭が良く、かつ、
ユーモアに富んだ語りが出来る方で、こういう
人が、人材育成に携わっている会社は、人が
伸びるだろうなあ、と思いながら、楽しくお話を
させて頂きました。

そして、家に帰って、Aiさんのquoraの回答を
見ると、やはり、どれもなかなかに素晴らしい
ものだったんですよね。

で、特にこれが素晴らしい! と思ったのが、

【「鬼滅の刃」の魅力を一文で表現できますか?】

という質問に対する回答です。

Aiさんは、

「鬼滅の刃について語る時、聞いてくれる人が
 どんな人か、によって一文を変えてみました」

と前振りした上で、こんな一分を披露されて
いました。

■順風満帆に見えるけど裏で結構努力して
 頑張っているんだろうなって思える人の場合

 幸せになりたいだけなのにうまくいかなくて
 耐えられず鬼になってしまった弱い人間達と、
 その鬼の後悔に寄り添い、受け止め、心を
 浄化して人間の心を思い出させてあげる
 主人公の、赦しと癒しの温かいストーリー。

■家族みんなが仲良くて、それなりに幸せ
 なんだろうなって思える人の場合

 鬼になった妹を人間に戻すためという、
 たった一つの目的のために戦い続ける、
 心優しい主人公の家族愛ストーリー。

■友達と一緒にワイワイするのが好き
 なんだろうなって思える人の場合

 様々な能力を持つ勇敢な仲間たちと共に、
 私利私欲のために人間を鬼にするラスボスを
 倒しにいく鬼退治ストーリー

■部下への対応に悩みがありそうだなって
 思える人の場合

 バラバラな能力・人間性のメンバーでも、
 鬼を生んでいるラスボスを倒すという
 共通の目的をしっかり持つことで、
 最高の力を発揮できるチームワークが
 生まれることを学べるストーリー

■上司への対応に不満を持っていそうだなって
 思える人の場合

 絶対に成し遂げたいと思う目的を持つだけでなく、
 自分の今を知り、さらに伸びるにはどうすれば
 いいかをひたすら考えて真摯に訓練していく
 ことで、周りから認められ、頼られていく
 主人公の成長ストーリー

私、これを読んで、唸ったんですよね。

この能力が、人を育てるリーダーにとって、
ものすごく必要なものなんだよな、と。

この人、それが充分に出来ているな、と。

これが出来るから、人を育てられるリーダーに
なれるんだよな、と。

Aiさんの何がすごいのか。ポイントはふたつあります。

ひとつは、

 ★ 同じひとつの作品を、対象者によって、
   魅力を語り分けようとする意識

です。

私は、リーダー研修をやっていますが、その際に、
お会いするリーダーの方たちに、自分たちの
仕事を、同メンバー達に語っているかを伺う
ことがあります。

一番しょっぱいリーダーは、やることだけを
指示命令する程度。

次に、仕事の目的や背景までを、一度は伝えている
というリーダー。

ここまで出来ている、というリーダーが大半です。

ただ、中には、自分の仕事の魅力ややり甲斐まで
語っている方も、少ないながらいらっしゃいます。

しかし、その方達を見ても、

 ■ リーダー自身から見た、仕事の魅力ややり甲斐

で止まってしまっている人が圧倒的に多い。

そんななかで、ごくわずかのリーダーが、
このAiさんのように、

 ★ メンバー一人ひとりに響くように、
   仕事の魅力ややり甲斐を語り伝える

という事をやっているんですよね。

これは、そういうことが出来るかどうか、という
能力以前に、そこまでの語り分けをしようという
意志がないと、出来ない事です。

そして、多くのリーダーは、そこまでの意志を
明確に持たないから、このような語り分けが
出来ないのです。

なので、まずはメンバーに合わせて、そこまでの
ことを語り分けて伝えようという意志を持つことが、
非常に重要となるのです。

もうひとつ、Aiさんのすごいところを語りたいの
ですが、ここまでで、かなりのボリュームとなって
しまいましたので、続きはまたこの次に。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


最近の記事