仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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相手を受け入れ認めれば、本当に人は変わるのか?

おはようございます。
水野です。
本編の前にお知らせを。
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さて今日は、研修などでよく質問されることについて
考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● 「うみの気持ち」で接しても、部下が変わってくれません
─────
企業研修などで、部下をお持ちの方達が受講者のとき、
コミュニケーション手法の話をすることがあります。
よくお話しするのは、「【うみ】の気持ちで部下と話そう」
ということ。
【うみ】とは
 う……部下の言葉や考えをきちんと受け入れる
 み……部下の能力や成果ををきちんと認める
ということを指しております。
このとき、重要なことは、
「この段階で、あなたの批判や批評を交えない」
ということ。
 「彼はこういう風に考えているんだ」
 「彼はここまでの能力があり、これだけの成果を出したんだ」
といったように、相手の考えや発言を否定したり、
能力や成果のレベルの善し悪しに言及したりせず、
とにかく、今あるがままの相手を受け入れ、認める。
これがきちんと出来た上で、初めて次のステップとして、
褒めたり叱ったり、間違いを教えたり正したり、といった
ような指導ができる。
こんな話をしているんです。
このあたり、事例付きで詳しくお話しした記事がこちらに
ありますので、興味ある方はお読み下さい。
「ほめても叱っても部下は育たない」
 → http://goo.gl/mIYt6
まあ、こういった話は、コミュニケーションについて
多少なりとも学んだ方なら、誰もが知っていることで、
私だけがことさら特別に言っている話ではありません。
そのせいか、受講者の方の中には、このことを知っていて、
なおかつ、実践もしている方がいらっしゃることも
珍しくはありません。
ところが、そういう方も、これを実践して、部下指導に
効果を出しているかというと、そうでもないみたいでして。
先日も、この話をさせて頂いたところ、ある受講者がやってきて、
 「先生のおっしゃることはやっているんですが、それでも
  部下がちっとも変わってくれないんですよ」
と話しかけてきました。
理屈は分かるんだけど、本当にこんなことやってて効果が
あるんだろうか、と疑っていることが、ありありと伝わって
きます。
こういう人が、一人や二人ではないんですよね。
ということで、
「分かっているし、やっているのに、相手が変わってくれない!」
と悩んでいる方のために、私自身が経験してきたことについて
お話ししたいと思います。
 
 


━━━━━
  ● 相手を受け入れ、認めれば、本当に人は変わるのか?
─────
私も昔は、自分の話を聞いてくれず、言うことを聞いてくれない
人たちのことについて、悩んでいました。
そのために、コーチングといったコミュニケーションスキルも
学びましたし、心理学にも手を出してみました。
そして、そこで描かれていたことを実践してみるのですが、
びっくりするほど、相手が思い通りに変わってくれないのです。
 「なんだ? 一体どういうことなんだ?」
 「本に書いてあること何て、全然役に立たないじゃないか!」
私は、腹を立てながらも、色々とテクニックを学んでは試し、
うまくいかなくて新しいテクニックを探す、といったことを
繰り返していました。
そんな不毛なことをやりつつ、勢い余って2000年に独立したん
ですが、結局一緒に働いていたメンバーも自分の思い通りに
働いてくれず、結果的には、その事業は潰れてしまい、メンバー
からは三行半を突きつけられてしまいました。
その結果、借金こさえてどん底状態になったとき、心を
入れ替えて生きていくことを決め、禁煙することから
生活の立て直しを図りました。
そして、無事禁煙に成功したことを足がかりに、新しい仕事
として、お金が無くても始められるということで、禁煙を
テーマとしたセミナーを始めることにしたんです。
ところが、とんでもない伏兵がいました。
うちのかみさんです。
かみさんは、セミナーの仕事を始めるのは大反対でした。
どうも、彼女の親戚筋では、セミナーとは人をだます詐欺の
ようなものだと思われているようで、私もそういうことを
始めると思われてしまったんですよね。
そうでなくても、今までの生き方や事業の失敗をみていて、
「こいつはろくなヤツじゃない」
というレッテルを貼られ、実際離婚寸前の所まで
気持ちが離れていたような状況でした。
そんな中で、起死回生と思って取り組もうとしている事業を
全否定されている状態を想像して下さい。
これが以前の私だったら、全力で説得に当たるでしょう。
 「俺は良いことをやろうとしているんだ!
  しかも、借金こさえている状態で、元手がかからずに
  仕事をするにはもってこいじゃないか!
  なのに、何でお前は足を引っ張ろうとするんだ!!」
胸ぐら掴んで、怒鳴り散らしながら、自分の考えがいかに
正しく、まともであるかを、相手が認めるまで叫び続けた
ことでしょう。
しかし、心を入れ替えて生きると決めた以上、そんなことは
出来ません。
自分の意見より、まずは相手の考えを受け入れ、否定されて
いることを、しっかりと認めなければいけないと思ったんです。
そうやって、かみさんのことを「うみの気持ち」になって
考えて見ると、そりゃあ反対するのももっともだな、
と思わざるを得なかったんですよね。
そしてそれは、全部自分がまいた種であり、そんな私が
いくら言葉を費やしたとしても、決して納得などして
くれないということが、いやというほど分かったんです。
だから、言葉で説得することはやめよう。
その代わり、禁煙の方法をまずは形にして、それをメルマガで
伝えてみよう。
その結果、禁煙出来た人が出てきてくれたら、詐欺師じゃなく
人の役に立つことをしていると認めてくれるんじゃないか。
ということで、私は自分の言葉で説得することをやめ、
人に喜ばれる実績作りに力を注ぐことにし、メルマガを通じて
禁煙のやり方を伝えていくことにしたのです。
その努力の甲斐あって、減煙・禁煙ができた、という人たち
が現れ始めました。
その頂いた声については、かみさんの機嫌が良いときに
みてもらったりもしていました。
もちろん、信頼を失っている私に対して、多少の実績が
出たとしても、かみさんは心を許すはずありません。
最初のうちは、鼻も引っかけてくれませんでした。
長年疑い、振り回されてきた経緯があるのだから、
当然のことです。
だから、その否定も受け入れ、認めるしかなく、そうすると、
かみさんの気持ちは無理からぬものがあるな、と思わざるを
得ませんでした。
ということで、腹を立てることなく、かみさんの評価を粛々と
受け入れ、認めながら、今自分が出来ることに取り組み、
その行動と成果を、かみさんに示し続けていきました。
そんな状態が半年以上続いたでしょうか。
あるとき、かみさんが
「お父ちゃんは本当に変わってきたんだね」
といってくれるようになり、その後、セミナーなどを
本格的に始めるようになってからも、アンケートに
目を通してくれたり、セミナーを撮影したビデオを
一緒にみてくれてフィードバックをしてくれたり、
といったように、あれだけ否定していたことがウソのように
協力してくれるようになりました。
そして、1年を過ぎた頃、私のセミナーという仕事に対して、
「お父ちゃんは人のためになる良い仕事をしているんだね」
と、初めて肯定的な言葉をかけてくれたのです。
このとき、私は、
 ★ 「うみの気持ち」で接していけば、本当に人は変わるんだな
と実感したのでありました。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
  「うみの気持ち」で接していけば人は変わる、というのは真実
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
さて、ここまでの私の体験談について、もう少し重要な部分を
補足しておきましょう。
先ほどの話を単純にあらすじで語ってしまえば、
 ■ 水野の考えと行動が変わったあとで、かみさんが変わった
ということになりますよね。
もちろんこれは、客観的視点で見る限りは正しい。
しかし、私の内面から言わせて頂くと、
 ★ かみさんを受け入れ認めた瞬間に、かみさんが変わった
というのが、本当のところなんですよね。
どういうことかというと、かみさんを受け入れ、認める前は
 ● 何を言っても反対する、口やかましくて非協力的な敵
という存在だったんです。
でも、心を入れ替え、徹底的に受け入れ認めたとき、かみさんは
 ● わがままで駄目な男に振り回される、かわいそうな被害者
だと思うようになったんですよね。
ここでもう、相手のとらえ方が全く変わってしまうんですよね。
だから、申し訳ないことをしたかみさんに対して、自分は
どう接していくか、ということを考えて行動した結果、
私自身の行動が大きく変わっていったのです。
そしてかみさんは、自分の不満や怒りを理解し、自身を変えていく
そんな私の姿を見ることで、ようやく心の壁も取れて、言動も
変わってくれたんですよね。
つまり「うみの気持ち」で接していけば人は変わる、という
本当の意味は、
 ★ 相手に対しての認識が変われば、その瞬間に相手が変わる
ということがまずあり、その上で、相手を心から受け入れ認めた
ことが分かる様な行動を取ることによって、初めて相手も心理的な
壁を取り払ってくれ、結果的に今までとは違う行動を取ってくれる
様になる、ということなんだと、私は思うんです。
ですから、まず相手を受け入れ認めた段階で、相手に対して
大きな心境の変化が生まれない場合は、まだあなたは
「うみの気持ち」を実践しきれていないのかもしれません。。
そんな時は、もっと徹底的に気持ちをフラットにし、相手を
批判する気持ちを脇に置いて、相手のことを受け入れ、認める
ことに取り組んで下さい。
間違っても、以前の馬鹿な私のように、ちょっとやって
うまくいかないからといって、この考え方そのものを
「使えない!」といって否定しないで下さいね。
そんなことをしてしまうと、のちのち、さらにあなたを
苦しめることになりますからね。
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