仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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責任と覚悟

おはようございます!
水野です。
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さて今日は、昨日のメルマガに対して頂いた
メッセージについて考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
━━━━━
  ● そこまでの責任は取りきれません!
─────
昨日のメルマガで、海外のブラックジョークをご紹介
するとともに、リーダーの果たすべき役割と、自覚
すべき責任と覚悟について考えてみました。
「笑えないブラックジョークから学ぶこと」
 →http://goo.gl/BX9FW
このメルマガを読んだ、向坂さん(仮名)から、
こんなメッセージをいただきました。
 水野さんのおっしゃっている
 「自ら責任を取る覚悟をする」
 という意味は、理想論としてはわかります。
 しかし、現実問題として、無茶な制約条件や環境の中で、
 おきた事すべての責任を取る、という事など不可能です。
 その不可能な事にまで、責任を取る、と言ってしまうのは、
 逆に無責任といえるのではないでしょうか?
 私は、できない事にまで責任を持つ、という無責任な事は
 言えませんし、そんな事に対して覚悟することなどできません。
 こんな私は、どのように「責任を取る覚悟」をすれば
 良いのでしょうか?
向坂さん、ありがとうございました。
この文章からとても誠実な人柄が伺えますね。
きっと、このメルマガをお読みの方の多くは、誠実な方が
多いと思いますので、香坂さんのような疑問をお持ちの方も
たくさんいらっしゃることでしょう。
ということで、今日はこのことについて考えてみたいと思います。
 
 


─────
  ● 責任と覚悟
─────
今回の向坂さんが指摘された、責任と覚悟について考えるのに
わかりやすい事例で思い浮かぶのは、3月に起きた、東日本
大震災のあとで見られた、東京電力の幹部の方達の行動です。
震災後からの対応について、彼らはかなり叩かれていますよね。
社長が震災直後に入院して、記者会見に出られなかったことに
端を発し、役員報酬の件、従業員を守るとはいえ、自己保身
に走りすぎた対応や、被災地への訪問で見せた態度など、
やることなすこと、全て批判されるようなことばかりに
なってしまっています。
もちろん、これは、マスコミの情報の切り取り方によって
そう見えてしまう、という部分もあるでしょう。
また、予想を超えた災害が起きてしまったがために、
混乱し、対応が悪くなってしまった、ということも
あるかもしれません。
しかし、日本に放射能の恐怖を振りまき、施設近辺に
甚大なる被害を与えたことに対しての責任の取り方と
しては、上記のようなことを割り引いて考えたとしても
残念であると言わざるを得ません。
逆に、他の経営者、特に、一代で企業を大きくした
オーナー経営者の方たちは、驚くほどの行動力で
復興支援をしています。
一番有名な話としては、ソフトバンクの孫正義氏が、
個人資産で100億円を、さらに今後の役員報酬も
全て義援金として寄付する、と発表したこと。
当の東京電力が役員報酬を数十パーセントカットする
ということが、多いの少ないのとやっているときに、
災害の責任者でもない孫さんが、これほどまでのことを
発表したことで、非常に大きな話題を呼びました。
もちろん、この孫さんの行動も、純然たる善意であり、
自分自身のビジネスのメリットを、全く考えていない
訳では無いでしょう。
経営者としては、当然そういうことは考える責任が
ありますからね。
しかし、東京電力幹部の方たちと、孫さんをはじめとする
過大とも言える支援を行った経営者たちと、いったい
何が違ったのか。
それは、
 ■ 責任と覚悟の順番
であると私は思うのです。
ここからは私の憶測である事をご承知おき頂いた
上でお話しさせて頂きますね。
おそらく、東京電力の幹部の方たちは、今回の震災が
起きたとき、まず先に
 ■ どうやって責任を取るか
ということを考えたのではないかと思うのです。
供給する電力、被害が及ぶ地元民への対応、従業員の
生活の保障、その他、自分たちが果たす責任をどうやって
取っていくか、ということについて、きっと一生懸命
考えたのだと思います。
しかし、私が思うに、責任は考えたものの、
 ■ 国民を守り、日本を復興させる
という【覚悟】を決めていなかったのではないか。
少なくとも、記者会見を見る限り、こういった
覚悟を見ることは、私はありませんでした。
逆に、孫さんはどうだったかというと、
 ★ まず真っ先に、日本を復興させるという覚悟を決めた
ように見えるんですよね。
その上で、「自分が何を出来るのだろうか」と言うことを
考え、当然ながら、経営者としての責任も果たしていく
範疇で、自分自身が出来うる、最大限の行為を選択した
のだと思うんですよ。
これらの話から考えるに、責任と覚悟というものは、
とても大切なものなのですが、リーダーを勤める
ものの思考プロセスとしては、
 ★ まず大きな覚悟を決め、それから果たすべき責任を果たす
という順番で考えるのが、重要なのではないかと思うのです。
覚悟を決めないまま、責任を果たそうとすると、中途半端で
たいしたことのない責任しか取れなくなってしまうかもしれません。
しかし、大きな覚悟を決めた上で、その覚悟を胸に、今の自分が
果たせる責任は何か、と問うてみると、きっと、今まででは
予想も付かないことを思いついたり、出来ないと思っていたような
ことが、出来る道筋が見えたりするものなんですよね。
ということで、昨日のメルマガで書いた
 「自ら責任を取る覚悟をする」
という言葉は、正しくいえば、
 ★ 先に覚悟、その上で責任を考え果たしていく
ということになると、私は思うのであります。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
    まず大きな覚悟を決め、それから果たすべき責任を果たす
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
私は、単なる精神論は好きではありません。
気合いだ! 根性だ! だけでは、ビジネスではなかなか
結果は出ないものです。
ですから、具体的な行動を起こすために必要な考え方や
ノウハウも、とても大切で重要なことだと思っています。
しかし、そういった考え方やノウハウも、使う人の精神が
間違った方向を向いていたり、弱かったりすると、上手く
使えず、結果が出ないんですよね。
そして、結果が出ていない人の多くは、考え方やノウハウを
知らないことが理由ではなく、精神面がずれてしまって
いるんですよね。
今回の「まず覚悟が先」というお話も、うまくいくかどうかを
分ける、大きなポイントだと思います。
やはり、自分自身の力で結果をきちんと出している人は、
たいてい覚悟が出来ている人たちなんですよね。
しかし、出来もしないことをどうやって覚悟すればいいのか、
無責任なことを請け負うことになってしまうのではないか、
という疑問を感じる人は、まだいることでしょう。
次回のメルマガでは、その点を考えてみましょう。
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   もし良かったら一言声かけて下さいね。
 
 
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  ● 編集後記
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ネットで見つけた、気持ちはわかるけど……なお話。
625 名前:愛と死の名無しさん[sage]  投稿日:2011/05/30(月) 16:42:16.96
 私の母(40)は、路上教習中
 「ここの制限速度は何キロですか?」
 と聞いたところ、教官に
 「奥さんの年と同じだよ」
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