仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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あきらめの勧め

おはようございます!
水野です。
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さて今回は、あきらめる、という事について
考えてみたいと思います。
では、早速参りましょう!
 
 
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  ● 「そんなことできない!」
─────
私は、企業研修ではコミュニケーションをテーマにした
お話をすることが良くあります。
上司や部下に対して、良好な人間関係を築きながら、
部下を育て、上司を活用するにはどうしたら良いか、
といった話をするんです。
話す内容は、小手先でちょろっと使えるテクニックの
ような話はあまりせず、どちらかというと、結構本質的な
考え方ややり方をお話しています。
すると、聴いている受講生の反応のうち、顔が曇る
人が少なくないんですよね。
で、その人たちは大抵、
 「おっしゃることはとてもよく分かります。
  でも、そこまでのことは、私には出来ません。
  もっと簡単で手軽に出来る方法はありませんか?」
と、質問をしてくるんですよね。
そんなとき、私はいつも笑顔でこう答えることにしています。
「残念ながら、私は知りません。
 多分、そんな方法は無いと思いますので、
 さっさとあきらめてしまって下さい」
と。
 
 


━━━━━
  ● あきらめの勧め
─────
話は10年ほど遡って、38歳の頃の私。
当時の私は、36歳の時に企業をしたものの、最初の事業に
失敗してしまい、借金を抱え、一緒に働いていた2人の友人
ともこじれて、最悪の分かれ方をしていました。
そして、再起を図って闇雲にいろんなことに手を付けては
上手くいかずに落ち込んでしまう、という、負のスパイラルに
はまり込んでいました。
昔からコツコツ続けるのが大嫌いで、一発逆転が好き、
という、乱暴な生き方をしていました。
父親からは、20歳の頃から、
「ひとつことに10年頑張ってやっと一人前になれるんだぞ」
といわれ続けていました。
しかし、当時の私にとっては、そんなに時間のかかる、
面倒なことはやってられない、もっと効率的に短期間で
成果を産み出す方法があるはず、と、父の忠告を無視。
そして、短期間で成功する方法を探し回っていました。
それから18年経った38歳に、私はどうしようもないほどの、
人生のどん底を這いずり回っていました。
そんなとき、ふと父のこの言葉を思い出したんです。
  そうか。10年頑張って一人前か。
  あれから18年。
  あのとき、父のいうことを聞いて、ひとつことにコツコツ
  取り組んでいたら、一人前どころか、二人前くらいにまで
  なっていたんだなあ。
そう思うと、今までの18年、なんともったいないことをして
しまったんだろう、と、猛烈に後悔したんです。
しかし、悔やんでいても、このどん底からは抜け出せません。
早く、この状況から這い出さないといけない。
しかし、この焦りの気持こそが、今までの18年を無駄に
してしまった元凶であることも事実です。
ですから、その時私は、
 ★ 時間をかけてコツコツ積み上げるしかない、とあきらめた
んですよね。
  10年頑張って一人前、という事は、48歳になったら、きっと
  どこかの領域で一人前になれる、という事だよな。
  50歳前に、一人前になれるんだったら、まだ自分の人生
  何とかなるかもしれない。
  だったら、10年後に、1冊の本を出版できるくらいになるまで、
  今から自分の出来ることに取り組み、コツコツ積み上げていこう
こう考えた私は、酒とたばことギャンブルにはまり込んでいた
自分自身の生き方から正して行こうと思い、禁煙を足がかりに、
自分の人生を改めて築き直していったのです。
あれから、今年でちょうど10年が経ち、私は今年で48歳になります。
いまだ自分が一人前になっているかどうかは、正直自信はありません。
しかし、
 ★ 10年前に、時間をかけて積み上げるしかないとあきらめたこと
が、今の自分を作ってくれたこと、そして、その今の自分は、
10年前の自分からは、想像できないほどの成長をしている、
ということだけは、間違いなく言えます。
10年がかりで1冊の本を出版しようという夢も、実際には、
1年経たずに出版社からオファーを頂き、現在3冊の本を
上梓しています。
「あなたみたいな人が、他人にものを教えるなんてあり得ない」
と、かみさんに全力で否定されていた私が、講師という仕事を
しています。
そして、セミナーという仕事そのものを拒絶し、私の人間性まで
否定していたうちのかみさんとも、今ではそこそこ仲良くやって
いますし、仕事も応援してくれるようになりました。
これら全てが、あのときにあきらめたおかげなんですよね。
 
 
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           今日のトーク術・まとめ
  変に楽することを求めず、あきらめて時間をかけて積み上げていこう!
  
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「あきらめる」というのは、あまり良い印象ではない言葉の
ように受け取られがちです。
しかし私は「あきらめる」にも2種類あると思うんです。
ひとつは、自分の行動を抑制してしまうあきらめ。
例えば、飲み込みの悪い部下に対して、上司が、
「こいつには何を言っても無駄だ。仕方が無い」
といって、指導育成をあきらめてしまう、というのが
これにあたります。
このあきらめは、何も生み出さないし、両者の関係も
良いものには決してならないでしょう。
今回お勧めしているあきらめは、この逆で、
自分の行動を推進するあきらめです。
先ほどの上司と部下の例でいえば、飲み込みの悪さを
受け入れた上で、
「こいつには、理解するまで教え続けよう。仕方が無い」
と、短期間でどうにかとすることをあきらめて、
行動することを決意するということ。
こちらのあきらめ方は、生産的でもありますし、
接し方さえ間違えなければ、両者の関係が悪くなる
こともないでしょう。
確かに、効率的に物事をこなしていく、というのは、
現代のビジネスパーソンに求められています。
しかし、こと人間関係の構築、人の成長、信頼の獲得
ということについていうならば、必要以上に効率を求めて
しまうと、かえって成果が出なくなることが多いでしょう。
私自身、18年間の人生を無駄にしてきたのは、まさに
この部分に対して、変に効率を求めてしまったからです。
ですから、この部分については、楽をすることは早々に
あきらめてしまい、時間と手間がかかることを受け入れて
いきましょう。
そのほうが、気持も楽になりますし、想像していたよりは
早く求める成果を手に入れられるかもしれませんよ。
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  ● 編集後記
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この先生、かわいい♪
641 :おさかなくわえた名無しさん
  :2011/07/13(水) 14:21:19.99 ID:mObhHDkg
 昔むかし受けた、先生手作りの理科のテスト。
 「あなたは無人島に流れつきました。
  のどがかわきましたが海水は飲めません。
  どうすれば水が飲めますか」
 海水を熱して蒸気を冷やして水にする、
 「蒸留」の手順を書けってことだった。
 けど、その下に、
 「大ヒント!リュックには以下のものが入っています。
  試験管、ビーカー、アルコールランプ、(中略)、
  冷やす氷水」
 「冷やす氷水とやらを飲む」と書いたら
 「ゴメン」というコメントつきで丸だった。

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