仕事上の人間関係や働き方の悩みに、効果があるブログです。時々チクリとしますが、読んで実践すれば、心も楽になり、仕事の成果も変わってきます。

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大きなリスクを覚悟しないと大きなリスクに襲われる

おはようございます!
水野です。
本編の前にお知らせを。
昨日の号外メルマガでもお伝えしましたが、
9月2日の日曜日に、
【メルマガ・ブログを書き続ける技術】
というセミナーを開催します。
メルマガやブログに取り組みたい、またはすでに
取り組んでいる人で、書き続けることが出来ずに
悩んでいる人は、きっとお役に立つと思いますので、
是非いらして下さい。
なお、今回は特別な事情で、通常の半額にて
受講出来ます。
その理由と、セミナーの内容はこちらをご覧下さい。
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━━━━━
  ● 仮面ボクサー、寿命を出し惜しみする
─────
私の好きな漫画家、島本和彦先生の、初期の代表作に、
「仮面ボクサー」という作品があります。
ある日突然、ボクシング界が謎の組織に支配され、
能力を高める特殊な装備をしたボクサーたちが、
次々に現れ始めます。
カマキリボクサー、食虫植物ボクサー、恐怖コブラボクサー
といった、怪人ボクサーたちが登場して、今まで活躍していた
ボクサーたちを、次々と、再起不能になるまでに倒していきます。
しかし、ボクシング界を襲う、この戦慄の恐怖に立ち向かう
1人のヒーローが現れました。
彼の名は、「仮面ボクサー」。
彼は、リングに現れる怪人ボクサーたちと戦い、死闘の末に
彼らを倒し、そして、バイクに乗って風のように去って行くのです。
……という事で、もうおわかりの方もいらっしゃると思いますが、
このマンガは、仮面ライダーにボクシングを掛け合わせて作った
ギャグ漫画なのでありまして、実に島本先生らしい笑いに満ちた
作品なのであります。
しかし、島本作品というのは、ギャグだけではなく、時に
はらわたを深くえぐるようなメッセージなどが襲ってくる
こともよくあります。
この「仮面ボクサー」の中にも、そんな話があります。
送り出す怪人ボクサーが、拳三四郎扮する仮面ボクサーに
ことごとくやられてしまい、もう後がなくなった悪の秘密
組織の面々。
最後の手段に、ということで、ヘビー級チャンピオンの
マーク・パイソンをスカウトし、彼に特殊ヘッドギアを
付けさせ、ゴッドボクサーと名付けて、仮面ボクサーこと
拳三四郎と戦わせることにしたのです。
圧倒的な力の差に2回チャレンジするものの、ボロボロに
負けてしまう拳。
しかし、技術者エディの手によって、自らのパンチ力を
パワーアップ出来るヘッドギアが開発され、再度ゴッド
ボクサーと戦うことにしたのです。
これならばいける、と思った拳。
しかし、パンチ力を高めるには、残りの自分の寿命を
年単位で犠牲にする必要があったのです。
現在の残り寿命は70年。マウスピースを一回噛むと
1年寿命が減り、その分パンチにパワーが増します。
エディの試算によると、ゴッドボクサーを倒すには、
30年分の寿命が、つまり30年パンチが必要になるとのこと。
しかしそうなると、残り70年生きられるところを、
40年しかいきられなくなってしまう。
悩む拳。しかしエディに説得され、一度は30年パンチを
打つ覚悟をします。
そして、思い残すことなく試合に取り組むため、試合直前に
好きだった女性、久美子に、自分の正体を明かしました。
拳の予想では、正体をずっと隠したままにした裏切り行為と、
残りの寿命が短い自分に、彼女は愛想を尽かすはずでした。
しかし、久美子の口からかえってきた言葉は
「あなたがゴッドボクサーを倒すために、たとえ何年使っても
 残った人生、あなたと一緒に生きてあげるわ」
という、予想外の言葉だったのです。
さて、あなたがもし、拳三四郎の立場だったら、
いったいどうしますか?
 
 


━━━━━
  ● 大きなリスクを覚悟しないと大きなリスクに襲われる
─────
久美子の突然の告白に、拳の決意は揺らぎます。
せっかくならば、40年と言わず、少しでも長く一緒にいたい。
だから、寿命をあまり使いたくない。
こんな気持ちに囚われながら、彼はリングに上がってしまいました。
そして、彼がやったことはというと、
まずは5年パンチで倒れないか様子を見て、それが無理なら
もうちょっとと7年パンチを繰り出してみて、それでも駄目で
でも、やっぱり少しでも長く生きたいからと、10年パンチを
打って、で、やっぱり相手は倒れない。
エディも久美子も、30年パンチを繰り出せというのですが、
やはり少しでも長く生きたいという気持に負けて、結局
中途半端なパンチを繰り出しては、ゴッドボクサーの返り討ちに
合ってしまう拳。
気がつくと、残りの寿命カウント数は30年になってしまいました。
つまり、このままゴッドボクサーになぶり殺しにされるか、
全ての寿命を使い切って30年パンチを放ち、共に倒れるか。
どちらにしても、もう後がないという状況にまで追い込まれて
しまったのであります……
……いかがでしょうか。
ギャグ漫画だからと言って、笑っていられるでしょうか。
自分も、過去の人生を振り返ってみると、リスクを受け入れて、
全力で取り組まなければいけないときに、そのリスクを
受け入れることが出来ず、中途半端に取り組んでしまい、
結果大きな痛手を被ったことは少なくありません。
お金に関して言えば、出来るだけ安いものを、と思って
買ったものの、見事に「安物買いの銭失い」になって
しまった、という事は多々あります。
また、時間に関しては、出来るだけ時間をかけたくない、
すぐに結果が欲しいから、そういうテクニックは無いだろうか、
という気持で、時間をかけることを避けてしまい、結局
中途半端な気持ちで、中途半端なテクニックしか学べず、
ただただ時間を無駄にしてしまった、という例も、
枚挙にいとまがありません。
何かを成し遂げようとするときは、それに見合うだけの
大きなリスクも必ずついて回ります。
そして、そのリスクを覚悟して受け入れた人でなければ、
大きな事を成し遂げることが出来ないんですよね。
そこを恐れたりケチったりして、お金と時間の無駄な浪費を
してはいないかどうか、ぜひ確認してみて下さいね。
 
 
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……………‥‥
           今日のトーク術・まとめ
   なにかしら事を成す時には、大きなリスクを受け入れよう
‥‥……………━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
さて、少しでも長く生きたいからと寿命の使い惜しみを
して、残りの人生が30年しかなくなってしまった
仮面ボクサーは、その後どうなったでしょうか。
エディからも「俺は知らねえよ。自業自得だ」と
突き放された彼は、崩れ落ちて泣き叫びます。
 「『最初に30年パンチを打っておけばよかった!!』
  拳は泣いた。自分の情けなさに涙が出た。
  残りが30年しか無くなったことよりも、
  ここまでずるずる流された、自分の女々しさに
  気付いて泣いた!!
  そうだ!!
  30年だろうが40年だろうがなんだってんだ……
  男が何かをするときは、常に命懸けじゃあなかったのかっ!?
  おれはくずだっ!!!!!
  ……いや……!!
  まだ俺にもチャンスがある……
  まだ30年が残っているじゃないか。
  取り返しが付かなくなる前に気がついてよかった!!!」
拳は久美子に向き直り、別れを告げます。
そして、残りの30年をパンチ力にインプットするため、
マウスピースをかみ始めました。
 「ひとかみ1年!!
  仮面ボクサーは、いま、生きるはずであった
  30年の命をかみしめていた。
  その30年は、負け犬の30年ではなく……
  男の生き様だった!!
  ……残りの人生、30年インプット完了!!
  拳三四郎!! この一発に悔いはないか!?
  ……ないっ!!!」
そして、拳三四郎は、仮面ボクサーは、その全てを賭けて
最後のパンチをゴッドボクサーに繰り出していくのであります。
さて、その後拳とゴッドボクサーがどうなったのかは、
ここでは伏せておきましょう。
しかし、ここで私が感じ入ったのは、
 ★ 大きなリスクを受け入れると、自らの本気度が極限まで高まる
という事です。
リスクを避けることは大切ですが、受け止めなければいけない
リスクを覚悟して受け止めようとしなければ、決して本気になど
なれないんですよね。
例えば、独立しようとする人が、不安定なリスクを避けるため、
安定した収入が上がるようなビジネスを選ぶ、ということは、
決して悪いことではなく、理にかなった選択と言えるでしょう。
しかし、独立する、ということは、少なくとも、毎月一定の
給料が、働こうが働くまいが入ってくる、という状況には
なりませんし、計画通りに物事が進まないことだって
たくさんあります。
そういうリスクを覚悟して受け止めることをせずに、安定を
求めて行動しようとしてしまうと、本気度が定まらず、
いざというときに迷って覚悟の座らない判断をしてしまい、
状況をより悪化させてしまいかねないんですよね。
しかし、リスクを受け入れる覚悟を決めれば、本気度も高まり、
腹も据わってくるので、選択や行動に迷いがなくなります。
そうすれば、当然ながら、結果もそれに伴って付いてきますので、
結局、リスクを恐れて逃げ回っているときに比べて、素晴らしい
成果が出せるようになるんですよね。
もしあなたがいま、中途半端にリスクから逃げ回っていて、
思うような結果が手に入っていないのであれば、ぜひ、
そのリスクを受け入れる覚悟を決めて、悔いの無い選択や
行動をして下さいね。
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  ● 編集後記
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その職業なら間違えても致し方なし……か?
347 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage]  投稿日:2012/08/24(金) 10:30:37.33 ID:y+PWnzle
 結婚生活30余年、母は朝食メニューの手抜きを極めていた
 サラダが消え、卵が消え、ついにロールパン1ヶとコーヒーのみに
 なったある日、父が叫んだ
 「人はパンのみにて生くるにあらず!」
 ああ父よ、気持ちはわかるが、それはおかずを
 催促する言葉ではない
 そんな彼の職業は、浄土真宗の坊さん

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